博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『清平楽』その11

2020年06月14日 | 中国歴史ドラマ
『清平楽』第51~55話まで見ました。

以前から夏竦・賈玉蘭一派の動きを追っていた張茂則は、彼らが西夏産の塩を密売していた件で追い詰めようとしますが、決定的な証拠は得られず、結局夏竦が地方に左遷される程度で片が付きます。一方、四公主急逝の件では張妼晗の教坊時代の同僚でその侍女となっていた許蘭苕を罠に掛け、その死因がやはり花粉に関わるものであったことと、彼女の関与を示す証言を取りつけます。


許蘭苕はまた仁宗のお手つきとなり、その子を宿していましたが、四公主の死の真相を知った賈玉蘭は彼女をお腹の子ごと毒殺し、自らも服毒して張妼晗に詫びます。四公主の花粉アレルギー発症が許蘭苕の仕業と知りながら、それを見て見ぬ振りをして更なる惨劇を招いたことに責任を感じていたのです。彼女の遺体は張茂則のはからいにより、長年の恋人であった夏竦のもとへ。

賈玉蘭の死によって一人になってしまった張妼晗。仁宗は彼女を哀れみ、いずれも死没したといっても三人の子を産んだ功績があるということで、彼女の妃への昇格を決定。しかしそれで満足するようなタマでもなく、仁宗の前で「貴妃への昇格ありがとうございます」と礼を言い、本当に妃から更に貴妃への昇格が実現してしまいます。そして御禁制の定州窯の磁器を贈答品として受け取ったり、伯母に頼み込まれたということで伯父の昇格を仁宗におねだりしたりとやりたい放題。これまでは単に仁宗の愛を独占したいだけのわがままっ子だった張妼晗が、後宮物のベタな悪役のようになってきました…… 


その頃、契丹の太子耶律洪基(後の道宗)が身分を隠して宋にやって来ているという情報をキャッチした仁宗は、曹丹姝や欧陽修らとともに、やはりお忍びという形で出迎えて君子の交わりを結びます。


その晩、張妼晗のおねだりに負けてとうとうその伯父張堯佐を宣徽使に任じますが、「外戚ということしか取り柄のないようなやつにそんな高位を与えるなんてとんでもない!」と群臣が猛烈な反対運動をおこします。その先頭に立ったのが包拯。包青天こと包拯がいつ出てくるのかと楽しみにしていたのですが、こういうシチュエーションでで登場ですw 仁宗も彼の熱の入った抗議に困惑というか辟易してます (^_^;)

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