うーん、フリーのSEとはいえ、ぷー太郎に近いようなウィリアムのいたずらが、この業界を代表するような、雲の上の人である、ソフトイーサ株式会社の登社長のブログにたいして、ツッコミを入れることは、不謹慎きわまりないことかもしれないけど。。。
まあ、本人は見てないだろうから、いいか(いいんかい??)ということで。。。。
登社長のブログの記事技術者と作業員の中で、こんな文がでてきます。
ここで、コンピュータに関する分野で、『1. 本当の意味での技術者』対『2. 作業員的な技術者』の人数比は、たぶん20年前とかであれば、前者のほうが比較的多かったのだと思う。そんな大昔は、1. のような能力を持った人たちでなければ、わざわざコンピュータに関する職業に手を出そうとは思わなかったからだと思う。以前は、コンピュータに関する仕事は極めて人気が低く、開発者というのはとくに偏見の目で大衆から見られていたに違いない。
ちょうど20年ではないのだけれど、80年代後半というくらいなら、ウィリアムのいたずらは、そのころ、この業界でバイトしてました(大学に行きながら)。
で、そのころは、上記の分類を参考にかくと、こんな感じです。
(あ).技術者というよりは、研究者に近い人、コンピューターの技術的な問題を、コンピューターの技術で解決することによって、仕事を得てる人
(い)2.SEさん。コンピューターの技術的な問題を、いろんな技術や知識(コンピュータに限らない)を使って解決し、仕事を得る人
(う)3.SEさんに使われる人たち(プログラマ、コーダー、オペレーターその他おおぜい)
この違い、『1. 本当の意味での技術者』対『2. 作業員的な技術者』との違いとわかりにくいので、上記ブログにある
現に存在する問題を解決する通信プロトコルを設計したり、これまでに無い斬新で革新的な通信システムを開発したりすることができるかといえば、絶対にそのようなことは無い。
という文脈を使って説明してみます。
たとえば、CORBA使って、サーバー側のプログラム呼び出すと、遅いですよね。そのとき、
■■(あ).技術者?研究者?の人
CORBAを早くする、これまでに無い斬新で革新的な方法を研究する
■■(い).SEさん
別にCORBAじゃなくっていいじゃん。ソケットで通信しちゃってさあ、リフレクション使ってクラス呼び出して、引数はシリアライズ使って渡して。。。とかいって、いままでの簡単な知識を組み合わせて、仕様を満たす。通信プロトコルを設計してるわけでなければ、斬新でも、革新的でもないが、問題は解決している。
■■(う).その他の人
2の人たちのお手伝い。
で、「1.本当の意味の技術者」というのは、(あ)の人たちのことを指していると思いますが((い)の人たちは、理系の人とは限らないというか、理系では、踏み込めない部分が、実はある。)この人たちは、多かったかどうか???
研究所や研究員が20年前より、ふえたたのかなあ?あんまり、気づかないです。
20年前と大きく違うのは(い)の人が極端に減ったことです。
人の数も減ったけど、仕事も減ったというか、システム開発業界から抹殺されたというのが、ただしい表現かな?と
まず、人の数が減った理由として、この(い)を担うはずの人が、
1、うつ病や自律神経失調症などで、業界をはなれた
2、営業にまわされた
3、マネージャー、会社重役、社長になった
→これらの人は、多くは、人集めと金勘定と、伝言係で、開発に直接はたずさわっていない
4、フリーになった
5.転職した
などで、いなくなりはじめたところへもってきて
6.早期退職&リストラ
によって、会社から「いらない」と言われ、人数がへってきました。
で、いらないとされた理由なんですが、それは、この業界全体が、営業のためのテーマをつくり、それにそった開発しか、できなくなったからだとおもいます。
たとえば、上記の例でいうと、CORBAがブームだったときは、CORBAがらみにしないと、営業がとれないので、たとえ、ソケットで直接通信したほうがはやくてもCORBAなのです。
Strutsがはやれば、それ、サーブレットでもいいじゃん!と思ってもStrutsなのです。
創意工夫しちゃだめなのです。売れないから(^^;)
このような状態では、技術的なヒーローの(=営業に貢献しそう)(あ)の研究者と、(う)の人たちしか要りません。
ただ、市場は小さくなります。で、その結果なのですが。。。
運良くコンピュータ業界はまだ儲かっているので、他の同様の職業(たとえば工事作業員とか)と比べると、報酬は割高である。
そ、そうなのですか?私のまわりは、サービス残業&年棒制で、ひどい人になると、時給になおすと、マクドナルド以下という人もいるみたいですが。。。私のまわりだけ(^^;)
最近は、儲かっているより、引き合いバブルっていう話もありますが(日経ソリューションビジネスの4月30日号の特集)
これは結局、(い)のシステムを見切って仕切る人がいないから、バグの多発になっている部分があると思います(システム全体を見切らないと、矛盾は、どうしても起こる)
じゃあ、今後どうなるか?という予想にかんしては、また景気が悪くなり、(い)の人は、更なるリストラで減り((う)の人は、首になると再就職が大変なので、やめない。やめるのは、(い)の人)、結局、この業界は、いまのまま進むと思いますね。(あ)の研究者さんたちが、神学論争を起こすような気配もあるが(つまり、方法論はなになにがいい、ツールはなになにじゃなきゃだめ!ということを、盛んに言い出す)。。
で、(い)の人たちは、違う分野をめざすんじゃないか?それが、ホリエモンの進出しようとしている分野、
1.放送
2.通信(とくにスカイプのような、P2P)
3.金融
なのだとおもう。特に、今後、金融が有望なんであろう(SEが個人投資家となり、自由に売買手法を発想していく)。
ただ、最近、ライブドアといえば、乙部さん、乙部さんといえば、この記事でわかるとおり、メガネっこということで、今後、システム系にかわり、萌えとメガネっ子が、日本の産業を作っていくかもしれない。。。
ウィリアムのいたずららしい結論だが、登社長がみたとしたら、本気で怒られそうな結論だ。
まあ、本人は見てないだろうから、いいか(いいんかい??)ということで。。。。
登社長のブログの記事技術者と作業員の中で、こんな文がでてきます。
ここで、コンピュータに関する分野で、『1. 本当の意味での技術者』対『2. 作業員的な技術者』の人数比は、たぶん20年前とかであれば、前者のほうが比較的多かったのだと思う。そんな大昔は、1. のような能力を持った人たちでなければ、わざわざコンピュータに関する職業に手を出そうとは思わなかったからだと思う。以前は、コンピュータに関する仕事は極めて人気が低く、開発者というのはとくに偏見の目で大衆から見られていたに違いない。
ちょうど20年ではないのだけれど、80年代後半というくらいなら、ウィリアムのいたずらは、そのころ、この業界でバイトしてました(大学に行きながら)。
で、そのころは、上記の分類を参考にかくと、こんな感じです。
(あ).技術者というよりは、研究者に近い人、コンピューターの技術的な問題を、コンピューターの技術で解決することによって、仕事を得てる人
(い)2.SEさん。コンピューターの技術的な問題を、いろんな技術や知識(コンピュータに限らない)を使って解決し、仕事を得る人
(う)3.SEさんに使われる人たち(プログラマ、コーダー、オペレーターその他おおぜい)
この違い、『1. 本当の意味での技術者』対『2. 作業員的な技術者』との違いとわかりにくいので、上記ブログにある
現に存在する問題を解決する通信プロトコルを設計したり、これまでに無い斬新で革新的な通信システムを開発したりすることができるかといえば、絶対にそのようなことは無い。
という文脈を使って説明してみます。
たとえば、CORBA使って、サーバー側のプログラム呼び出すと、遅いですよね。そのとき、
■■(あ).技術者?研究者?の人
CORBAを早くする、これまでに無い斬新で革新的な方法を研究する
■■(い).SEさん
別にCORBAじゃなくっていいじゃん。ソケットで通信しちゃってさあ、リフレクション使ってクラス呼び出して、引数はシリアライズ使って渡して。。。とかいって、いままでの簡単な知識を組み合わせて、仕様を満たす。通信プロトコルを設計してるわけでなければ、斬新でも、革新的でもないが、問題は解決している。
■■(う).その他の人
2の人たちのお手伝い。
で、「1.本当の意味の技術者」というのは、(あ)の人たちのことを指していると思いますが((い)の人たちは、理系の人とは限らないというか、理系では、踏み込めない部分が、実はある。)この人たちは、多かったかどうか???
研究所や研究員が20年前より、ふえたたのかなあ?あんまり、気づかないです。
20年前と大きく違うのは(い)の人が極端に減ったことです。
人の数も減ったけど、仕事も減ったというか、システム開発業界から抹殺されたというのが、ただしい表現かな?と
まず、人の数が減った理由として、この(い)を担うはずの人が、
1、うつ病や自律神経失調症などで、業界をはなれた
2、営業にまわされた
3、マネージャー、会社重役、社長になった
→これらの人は、多くは、人集めと金勘定と、伝言係で、開発に直接はたずさわっていない
4、フリーになった
5.転職した
などで、いなくなりはじめたところへもってきて
6.早期退職&リストラ
によって、会社から「いらない」と言われ、人数がへってきました。
で、いらないとされた理由なんですが、それは、この業界全体が、営業のためのテーマをつくり、それにそった開発しか、できなくなったからだとおもいます。
たとえば、上記の例でいうと、CORBAがブームだったときは、CORBAがらみにしないと、営業がとれないので、たとえ、ソケットで直接通信したほうがはやくてもCORBAなのです。
Strutsがはやれば、それ、サーブレットでもいいじゃん!と思ってもStrutsなのです。
創意工夫しちゃだめなのです。売れないから(^^;)
このような状態では、技術的なヒーローの(=営業に貢献しそう)(あ)の研究者と、(う)の人たちしか要りません。
ただ、市場は小さくなります。で、その結果なのですが。。。
運良くコンピュータ業界はまだ儲かっているので、他の同様の職業(たとえば工事作業員とか)と比べると、報酬は割高である。
そ、そうなのですか?私のまわりは、サービス残業&年棒制で、ひどい人になると、時給になおすと、マクドナルド以下という人もいるみたいですが。。。私のまわりだけ(^^;)
最近は、儲かっているより、引き合いバブルっていう話もありますが(日経ソリューションビジネスの4月30日号の特集)
これは結局、(い)のシステムを見切って仕切る人がいないから、バグの多発になっている部分があると思います(システム全体を見切らないと、矛盾は、どうしても起こる)
じゃあ、今後どうなるか?という予想にかんしては、また景気が悪くなり、(い)の人は、更なるリストラで減り((う)の人は、首になると再就職が大変なので、やめない。やめるのは、(い)の人)、結局、この業界は、いまのまま進むと思いますね。(あ)の研究者さんたちが、神学論争を起こすような気配もあるが(つまり、方法論はなになにがいい、ツールはなになにじゃなきゃだめ!ということを、盛んに言い出す)。。
で、(い)の人たちは、違う分野をめざすんじゃないか?それが、ホリエモンの進出しようとしている分野、
1.放送
2.通信(とくにスカイプのような、P2P)
3.金融
なのだとおもう。特に、今後、金融が有望なんであろう(SEが個人投資家となり、自由に売買手法を発想していく)。
ただ、最近、ライブドアといえば、乙部さん、乙部さんといえば、この記事でわかるとおり、メガネっこということで、今後、システム系にかわり、萌えとメガネっ子が、日本の産業を作っていくかもしれない。。。
ウィリアムのいたずららしい結論だが、登社長がみたとしたら、本気で怒られそうな結論だ。