ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ライブドア、特に乙部綾子さんを例に、ブログの影響力と、放送の影響力を考える

2005-05-07 22:08:03 | Weblog
 昨日、プリウスの問題について、ブログに書きましたが、そもそも、ブログをはじめとする、インターネットの影響力というのは、どれくらいあるのか?について、ちょっと、考えてみたいと思います。

 というのも、日経ビジネスの2005年5月9日号の47ページ、48ページの「風評が”凶器”に変わる時」をみて、あれ?と感じたからです。

 そこに2つの例が書いてあります。
例1:アメリカのホンダシビックハイブリッドについて、文句をブログに書いたら、有名雑誌が取り上げて話題になった

例2:ななめドラムの不満を価格.comに書いても、松下は、「売れ行きも好調で(悪い風評の)影響は無い」といっている

この差はなに?

ウィリアムのいたずらは、大胆に仮説を出します。

仮説

ブログや掲示板に取り上げられるだけでは、話題にならない。
それを放送や雑誌が取り上げると話題になる





では、この例をライブドアの乙部綾子さんを例に考えてみましょう。
乙部さんが騒がれだしたのは、(新株予約権発行差止めの)審尋のときからですので、その前と後について

■■審尋のまえ
 乙部さんを知っている人は、ごくわずか、YAHOO掲示板で、「乙部綾子ファンクラブ」というのが、冗談か、本気か分からないかんじで取り上げられる。

■■審尋のとき
 ライブドアの審尋で、裁判所から出てくる熊谷氏を多くの局が映したが、そのとき、NHK(だけ?)が、その後ろから出てきて、熊谷氏を車に乗せる乙部綾子さんを、長時間うつす!

■■審尋直後
 あの、きれいなおねーさんは、だれ!ということになり、Gogle等で探しだす。
 ウィリアムのいたずらも、あのNHKのテレビをみてから探し出し、当時、「乙部綾子」でぐぐってみたら、二百件あるあないかぐらい。ブログでも数件しか乗ってなかった。
 そこで、ウィリアムのいたずらもふくめ、みんなが、乙部さんを取り上げ始める。

■■審尋からちょっとたって
 にわかに、ネットで乙部さんネタがでてきたところで、NHKが、乙部さんを紹介し始める、日テレがそれに続き。。。となり、乙部さん人気がブレイクする。

■■いまや
 「乙部綾子」でぐぐってみると、 54,700件




 このように、ネットだけでは(YAHOO掲示板でファンクラブができても、流行らなかったように)人気にならない。テレビが取り上げてはじめて人気になるが、ブログなどは、その人気をさらにブレイクさせる可能性があるのかもしれない。

 だから、価格.comに書かれても、(テレビで悪い風評が流れていないので)ななめドラム洗濯機は、売れ行き好調なのであろう。

 ということは、ライブドア社長の堀江氏が言っている、「放送はいずれインターネットに吸収される」というのは、ライブドアの美人広報、乙部綾子さんの人気のブレークの仕方からみると、そうではなさそうだ。

 むしろ、どっちかというと、ライブドアも、テレビで取り上げてくれたから、ここまで有名になった、「放送さまさま」の感じのほうが強いんではないだろうか??

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする