ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

データ収集と業務知識の関係は。。。

2007-03-24 21:22:41 | Weblog

 この前、DBにおけるデータの取得方法っていうところで、データの収集方法には、ボトムアップアプローチとトップダウンアプローチというのがあって、トップダウンアプローチについて、あんまり書いてこなかったけど、こっちのほうが実は重要で、それが、業務知識の重要性に関係し、さらに、現在のシステム開発の大きな問題に関連し、問題解決への重要な第一歩になるはずなんですと、かいた。

 この理由について、何回かにわけて、話してみたいと思います。

 まず、トップダウンアプローチによる分析を掘り下げてみましょう




■トップダウンアプローチによるヒアリングと帳票分析の位置づけ

 トップダウンアプローチは、帳票分析を行う前(実際には予備調査の段階で作る場合もあるんだけど)にER図を作り、そこのエンティティに帳票分析の結果を埋め込み、必要があればエンティティを足していくという手法です。

 つまり、ボトムアップアプローチにおいて、帳票分析は、エンティティを出す主要な方法論になりますが(たしかERDレッスンなんかも、この立場だと思った)、トップダウンアプローチでは、帳票分析は、すでにあるエンティティに対して、補足、追加、修正という形になります。

 で、とくに、このトップダウンアプローチのときにおいて、業界で標準化された内容からエンティティを作成し、それを今回のシステムに合わせる場合は、帳票分析は、本システムに対するカスタマイズともいえます。




■トップダウンアプローチにおける、エンティティの出し方

 トップダウンアプローチにおけるエンティティの出しかたには、2とおりあり、

●1つは、見たままをモデル化する。
 つまり、エンティティは、モノ(リソース)やコト(イベント)であるので、
・モノを分析する
   とりあえず、登場人物(=ヒト)のエンティティは作ろう(仕入先、得意先など)
   そこでやりとりされるモノのエンティティを作ろう(商品など)
   (カネのエンティティっていうのは、あんまりない)

・コト(=イベント:業務)を分析する
   帳票をつくるような業務は、まず、エンティティになるので、とりあえず
   発生させる
 っていうことです。

●もうひとつは、業界標準のものとか、前やってきたものから、パチッってくる
 前に似たような業界とか仕事でER図を作っていたら、そいつをパチッってくる




■業務知識が必要な方法、必要ない方法

 後者の業界標準をパチッってくるっていうことは、業界の標準的なシステムの作り方を知っているということ(例えば在庫システムといった場合、どういう風に在庫を表現するかっていうことを知っている)になっている。
 つまり、システム開発において、業務知識を持っている必要があるということだ。

 ここで問題になるのは、ボトムアップアプローチでも、トップダウンアプローチでも前半の方法は、業務知識がなくても作れる手法なのだが、トップダウンの2つめの手法は、業務知識がないと、かなり作成は難しくなる。逆に業務知識(=標準的な業界システムの作り方の知識)があれば、カスタマイズということになるので、かなり楽になる。




■最近は業務知識なしでも作れる手法に傾いている

 最近のコンピューターの本屋さんに行くとWebのはなしやJavaの話、DBの話、UMLの話などが中心であり、業務知識の話は少ない(つーか、ほとんど、ない)。

 というように、昔は(20年位前、第三次オンのSEがいたころ)、業務知識の話も多かった気がするけど、最近は業務知識なしでも作れる、純粋にコンピューター技術の話に世の中が傾いていると思う。




 じゃあ、業務知識は必要かどうか。。。について例をあげて、詳しい話をするのは、また次回にしよう。





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データベースからWebや本、雑誌などを自動生成するDB編集の考え方(その6:手順)

2007-03-24 17:20:52 | 土日シリーズ

土日シリーズで、土曜日に書く、データベースからWebや本、雑誌などを自動生成するDB編集の考え方です。

前前回は、自動生成の出力(とくにXML)についてでした。
前回は、自動生成の入力についてでした。
今回は、入力から出力にいたるまでの手順についてです。




■おおきく2とおりの方法

 どっちでやってもいいんですけど、手順は2通りあります。
 たいていこんなかんじかなあ。。




■ケースA.レイアウトが決まっていない場合

1.小組みを生成して、小組みの外枠が、どの大きさになるかを決定します
  →このときできた小組みをライブラリに入れたり、
   中間ファイルに書き出す場合もあります。

2.その小組みの大きさをもとに、レイアウトを決めていきます。
  →まず、大きな小組み、制約のきつい小組みから、レイアウトしていき、
   余った空間に、小さな小組みを入れていく

3.レイアウトがきまったら、書き出します。
  1でライブラリに入れている場合は、レイアウトからライブラリ呼び出し指定でOK
  そうでない場合は、レイアウトから、1の小組みを呼び出し、小組みの相対座標
  位置を、レイアウト分を足して絶対座標にして、出力します。




■ケースB.レイアウトが決まっている場合

1.その決まっているレイアウトを読み込みます

2.レイアウト内にある小組みを順に作成していきます
  2-1.小組み内の枠を順々に作成していきます




■ちがいは、先に小組みを完成させるかどうか
 この違いは、大きく先に小組みを完成させるかどうか。。
 で、この中間で、1回、小組みの大きさだけを確定し、レイアウティングしたあとで、小組みの中身を作成していくというのもある。

 どちらの方法の場合も、書き出しについては、いったん全ページ分のデータを作成し、一気に書き出す方法と、できたところから順次書き出していく方法がある。




 で、本当だと、具体例ってなるんだけど、それには、DTPソフトが必要なので、今回、このシリーズは、ここでいったん終わりにして、この次から、もっとDTPシステム全般の業務知識の話を書きます。



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Mash up Award 2nd、受賞の有無にかかわらず、公開したい人は公開されるみたい!

2007-03-24 15:44:51 | Weblog

 前のブログにMash up Award 2nd って、応募作品、全部公開すればいいのにね!っていうのをかいたけど、どうも、受賞の有無にかかわらず、公開可能とした人の作品は、公開されるそうな。。

 すげー、落選作品って、いままで、どこのコンテストでも、普通、公開されなかったわけで。。

 そのうち、落選者ばかりを5人あつめて、売り出したりして。。
 。。。って、ASAYANじゃないんだから(^-^)
 (ちなみに、モー娘。の話です)

 でも、落選作品でも公開されるとなると、公開して、見てもらいたい人は、次回から(って3rdってあるかどうかわかんないけど)応募するようになるんじゃないかな。。
 会社だと宣伝として(^^;)

 次回から、参加者が増えそうな予感。。なこたーねーか(^^;)


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人をほめるブーム

2007-03-24 02:30:51 | Weblog

 そうそう、ドン小西が、ほめていたっていう話をするって、以前、書いたよね。で、その話。。




 ドン小西の話は、ちょっと置いておいて、昔から、日本人は褒めるのが下手だという耳たこの話があるが、そーいうのとは別に、最近、人をほめるブームっていうのがあるらしい。

 ここ最近、3年以内転職率がやたら増えているそうで(実際に、ソフトハウスなんかだと、3年以内にやめる人。。。昔から多いか、最近だけでなく ^^;)、その対応策として、若い人をほめよう!っていうのがあるらしい

 実際に管理職研修で、人を褒めようっていうのがあるそうな
褒める練習
http://www.nkgr.co.jp/senryakujinji/info/column16.htm


 こういう練習っていうか、研修(ウィリアムのいたずらもやったことがある。管理職研修ではないんだけど、褒める練習みたいなの)をやってみるとわかる。。
 よほど、気合を入れて無いと、普通の人をほめ続けることは、不可能である。

 まず、ネタがない。。。
 そして、その次なんだけど、言葉が浮く。。上滑りなのだ。。
 人を小馬鹿にしたような褒め言葉になってしまう。




 こうならないためには。。。

 こちら側が、基準をもっていて、その基準を超えていると理論整然と説明できないと、褒めているつもりが、言葉が浮いてしまい、(褒めている側の)自己満足になってしまう。

 この点、褒め方が巧いのは、フィギアスケートの八木沼さんだ。
 理論整然と褒めている。。その褒め方から、この人、すげー!!と思うんだけどね。実際に、周りの国分さんとか、アナウンサーとかと比べてみるとわかる。褒め方が違う。。(ただし、荒川さんとは視点の違い程度で、あまり差は無い)




 つまりだ。。

 今の管理職なんかが、褒めないのは、管理職のほうに人を褒められるだけの基準が無い(技術も無い)。なので、文句は言えるけど、褒めるのは難しいと思う。

 実は、

・文句を言う
・自分がやる
・指導する
・褒める

の順に難しい。自分がやれないことでも、文句は言える。自分ができても指導できるって言うわけではないので、指導のほうが難しい。そして、褒めるっていうのは、指導できるだけの物事のレベルがわかった上で、相手が、そのレベルを超えているっていうことで褒めるんだから、指導できる以上に難しい。指導できないレベルの人が褒めると、「すごいよねー、おいしいよねー」みたいな、テレビで芸能人がおいしいものを食べに行くような褒め方になってしまう。だから、「褒めるところが無いと褒めない」というと、ほとんど褒めることができないし、逆に無理に褒めると、なんか、ポジティブシンキングのセミナーみたいな、あやしー雰囲気になってしまう(^^;)

 で、実は最大の問題なのは、今の上司になっている世代の人間が、褒めるどころか、指導するどころか、自分ですらできないことを部下に求めているところに問題があるのですよ。。そのため、自分のアイデンティティを示すには、人をけなすしかない。指導すらできないので。。

 まあ、この辺の話は、今後、書いていきますけどねえ。。
 (たぶん、ちょっと先に、失われた20年っていう話を書くと思う。そこで。。)




 で、前回のワナゴナ。ドン小西が出てたんだけど、ドン小西といえば。。まあ、毒舌で人をほめるなんつーことは、あり得ないわけだ。事実、専門学校にいって、「最近の学生は勉強しない」などと、紋切り型の話をしていたわけだ。。

 が、途中から急に変わった。それは、100円ショップで見つけたというものを組み合わせて洋服作っている人と話し始めてからなんだけど、「これパクっちゃお」とか言い出して、材料を持っていこうとしたりして。。

 最後には、「若い人の感性はいい」みたいな感じで褒めておわったんだけど。。

 で、ふとおもったわけ。

 もちろん、この作品を作っている人がすごいのは当たり前なんだけど、
 ドン小西。たんに、洋服に文句をつけてるオジサンみたいにおもってたけど、こーいう目のつけどころをして褒めるところを見ると、この人、ただものではないかも(^^)



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