ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

電子申請1件1500万円も。。日本の電子政府戦略は正しいのか?

2007-03-31 20:00:14 | Weblog

ここのニュース
<電子申請>1件1500万円 5官庁でIT予算むだ遣い 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070329-00000072-mai-pol

によると(以下斜体は上記ニュースより引用)


国民が国への届け出をインターネットで行う電子申請のうち、外務省など五つの官庁のシステムで利用が極めて少なく、申請1件当たり約70万~約1500万円のコストがかかっていることが、毎日新聞の調べで分かった。


1件1500万円(^^;)
うーん、無駄遣い(^^;)

で、実際電子化したものの中には。。。

「検定済み教科書の訂正の申請や届け出」「核燃料関連のトラブルの届け出」の電子申請も扱っている。

って、そもそも、利用する人が、何人いるんだ(^^;)
ってものも、あるらしい。。




その問題に対して、

官庁側からは「どの手続きを電子申請にする必要性が高いのか、事前にもっと検討すべきだった」(外務省幹部)との声も出ている。

そうだ。もちろん、その検討も重要。

だけど、

 外務省の「汎用受け付け等システム」は、海外在留邦人の「在留証明」「出生証明」など、電子申請しても結局、本人が現地の大使館を直接訪ねる必要があるものを含んでいる。


っていうように、(行くのと、電子申請するので)結局2度手間になってしまうようなものは、システム自体問題ですよね。。




結局こういう問題が起きたのは

 政府のIT戦略を担当する内閣官房IT担当室は「ニーズの高い申請を重点的に電子化するという選択肢もあったはずだ。ただ、当時はITの基盤づくりに(国の)主眼が置かれていたため、仕方がなかった面もある」としている。


っていうように、E-Japan構想が、電子政府は善というので、なんでも電子化しようとしたことに間違いがあるわけで、たんに、電子化率の数字を追いかけてしまったがゆえに、コストパフォーマンスの検討をせずに、税金の無駄づかいになってしまったり、逆に2度手間になって、利用者が不便してしまったりしている。

 で、さらに問題は、このE-Japan構想が、いまだに続いていて、電子政府のシステムが、どんどんできているということだ。。

 どこかで、ちゃんと考え直さないと、たんなるコンピューター会社が儲かる公共工事になってしまい、税金がむだに流れてしまう。
 道路なら、将来にためにっていうのはあるけど、コンピューターシステムは陳腐化する(たとえば、昔のOSベースに作ってたら、10年もしたら時代が変わって、そんなOS自体売ってないので動かない、ゴミになってしまう)ので、本当に無駄遣いになってしまう。。。

 。。。ってことを、だれか、NPO団体とか、調査しないといけない気がする。。


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DTPの構造を考える-その1:物理的構造。

2007-03-31 15:47:05 | 土日シリーズ

 いままで、土日シリーズで、土曜日にデータベースからWebや本、雑誌などを自動生成するDB編集の考え方というのをやってましたけど、今回からその範囲をすこしひろげて、DTPソフト全般の業務知識について考えてみたいと思います。




■DTPソフト全般の業務知識とは?
 っていうと、その「DTPソフト全般の業務知識」とは?ということになりますが、業務知識というと、
1.そこに登場するひと、もの、かね
2.その人たちがやりとりする情報
3.そこで行われるプロセス

っていうことになります。
で、まず、そのモノの中心といえる、DTPで表現される、レイアウト部分について考えてみたいと思います。




■レイアウトの構造

 DTPソフトでは、文字、線画(ベクトル表現された絵)、イメージデータ(ドットで表現されたイメージ)を扱うわけですが、これを配置するために枠という概念をもちいます。そのため、こんな感じになります。

   本
   |
  ページ
   |
   枠----------
   |          |
   |----------
   |   |    |
  文字  線画  イメージ


ちょっとわかりにくいのですが、本のなかに、ページがあって、ページのなかに枠があって、枠の中に文字、線画、イメージ・・・にくわえ、枠がある(枠の中に枠がある)ってことになります。
 枠の中に枠があるため、作る気になれば永遠に枠を中に作り続けることはできますが、それは無意味なので、そんなことはしないです。
 ただ、複数の枠をまとめて操作したほうが楽なため、いくつかの枠をまとめて、1つの枠とすることがあります(ワープロソフトでは、グループ化というやつ)このまとめた1つの枠が小組になります。

 実際には、枠の中に、段と行を持ちます。
 あんまり、段を枠にするというのは聞かないのですが(あるのかも)
 1行そのものを枠にすることはあります。(行が移動すると、枠もそれにつれて移動する)。1文字が1つの枠っていうこともあります(割注など)。

 そーやって考えると、こんな図になります。
   本
   |
  ページ
   |
 --枠----------
|| |          |
|| |----------
|| |   |    |
|| 段  線画  イメージ
|| |
| -行
|  |
 --文字


なにが、なんだか、わかんない図になってきてしまいました(^^;)
で、これらは、エンティティなので、属性値をもちます。




■レイアウトのエンティティと属性値とクラス

 つまり、

 本、ページ、枠、(段、行)、文字、線画、イメージ

は、エンティティであり、ってことは、クラスになります(段と行はクラスにしないことアリ)。エンティティは属性値をもちます。
 枠も、属性値として、X座標、Y座標、傾き(傾斜、回転できる枠というのがある)などなどありますし、文字は、位置(X座標、Y座標の場合もあるし、枠の先頭から何文字目とかのときも)文字コード、フォント、文字飾り(下線など)、色。。。などなどあります。DTPソフトの「書体」でやるようなところですね。
 枠などの属性値は、プロパティに相当しますね。

 なお、クラスの場合、派生クラスとか、汎化とか、そーいうお話があるけど、DTPにもあって、文字の場合、英字、日本語の文字(漢字カタカナひらがな)のほか、タブなどの機能的な文字、記号などがあります。

 枠には、いろんな枠があります。

 線画なのですが、これは線画といったとき、イラストレーターのデータのことにとらえるか、DTPソフトで作った、四角形とか円とかの意味に捉えるかで違ってきます。
 一般的には、後者で捕らえます。したがって、図形の分だけあります。

 で、イラストレータのデータは、イメージなどと同様に扱います。
 イメージにはjpeg,gif,などありますね、(イラストレータのデータはaiってことになる)

 で、これらの関係ですが、たとえば、本のクラスの中(メンバー)に、ページをもって、ページの中に。。。ってクラスの1つの要素として持ってしまえばいいです。
 Cの場合は、リンクを持ちます(Cの場合は、クラスでなく、構造体になります)




で、これで話終了。。

って、実はなりません。

このように見えるのですが、これは、物理構造で、実は、論理構造というのがあります。
このシリーズの次回に、その論理構造って何?っていうところから書きます。



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