電子政府とやらが、どんな感じなんだか・・・っていうのを、実体験してみないとわからないので、実際に使ってみました。
今回やることは
「アマチュア無線局の住所変更」
です(正しくは、無線設備の設置場所・常設場所の変更とか言ったと思った)
引越ししたので、住所変更するわけです。
申請する際に使うサイトは、
「総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite」
です(アマチュア局は、こっちでOK)
手順は、こんなかんじ。
(1)ユーザー登録する
(2)変更する
(3)返信用封筒を送る
(4)新しい免許状が来たら、古い免許状を返す
変更の場合は料金がかからないので、「手数料を納付する」ってのがない(免許、再免許の場合は、(3)の前に入る)
で、今回は「(1)ユーザー登録する」
■ユーザー登録する
本来は、「総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite」の「新規ユーザー登録」からやります。
でも、今回は、ハムフェア2010でやってきたので、そのときの報告をします。
ハムフェアは毎年、総務省が出展してて(たぶん)、そこで、この電子申請の説明をやってます。具体的には、
・ユーザー登録
・再免許のためのデータ入力
・それをCDにいれてくれる
ってのをやってます。
まずは、その総務省のブースに、ふらふらーって行くと、きれいなおねーさんが寄ってきて、
「電子申請しない?」とか聞いてくるので、「へいやります!」みたいな感じで答えると、
なんか、アンケートみたいなものに答えて、ちょっとまっていると、
担当者がやってきて、「まま、席に座って」となる。
・・・つまり、その「きれーなおねーさん」が教えてくれるわけじゃない・・・
で、あとは、担当者の説明にしたがって、データをいれていくだけ・・・なんだけど、
■ここで注意!ユーザー登録するときに、必要なもの
途中で、「局免と従免、もってます?」と聞かれる。
つまりですねえ、(無線局)免許状の番号と、(無線従事者)免許証の番号を入力する
ところがあるんです。
いやー、従免は持ってきているかもしれませんが(ハムフェアでは、記念局があるので、その記念局で更新したい人は、たしか従事者免許が必要なはず)
局免を持っているなんて、ここでユーザー登録するつもりで来ている人以外、いないような気が(^^;)
コールサイン(識別信号)とちがって、局免の番号なんて、覚えてないしなあ・・・(従免の番号もそうだけど)
もし、来年、このコーナーでユーザー登録しようと考えている人、お忘れなくです!
それと、住所変更する場合、住所変更した後の住所を入力する。
ちなみに、ユーザー登録後、引っ越して住所変更する場合でも、まずユーザー登録情報の住所を変更したあとで、免許状の変更申請をする。
理由は、変更申請を行うときにわかるので、ちょっとまっててね。
これで、登録して、「お問い合わせ番号」って言うのが表示されるから、それをメモっておく。
■登録入力が終わった後・・・
あと、ついでに、「再免許のためのデータ入力」をやった。データを入力して、「保存」のほうをクリックすると、入力データが保存できて、
次回から、それを使えばいいようになる。
そのデータをCDに焼いて、くれる。ついでにおまけで、CDに、モールス符号の練習問題?も焼いてくれる。
で、アンケートを書いてハムフェアの「このコーナーは」終わり。
■登録が終わった後で・・・
じゃ、登録したから、すぐに変更届ができるか・・・っていうと、そうじゃないんだ。
登録した時点では、ユーザー名もパスワードももらえない。
このあと(数日後)、総務省から、ユーザー登録した住所に、ユーザー名と(初回)パスワードを書いた手紙がくる。
それがきてから、変更届ができる。
■ここまでで、感じたこと
ハムフェアの感想をいくつか
・説明はわかりやすかった。その点はよかった。
データが保存できるということを知った点は、よかった。
・でも、その再免許用のデータ、CDに焼いた後、目の前で「消さなかった」んだけど、
あれは、絶対消したほうがいい。あのデータは完全な個人情報なんで、
その情報を放置しておくのはよくない。
まーねー、アマチュア無線局の場合、局名録があるから、そこにコールサイン、住所、名前が載るので、
個人情報っていっても・・・っていう感じだけど(なので、そこで、目くじら立てて「消してください」とは言わなかったけど)
やっぱ、消したほうがいいと思う。
・で、それよりもなによりも、そのCDについてきた、おまけのモールス符号の説明、
和文のほう、和文25字が、「第一級総合無線通信士」の免許で出るレベルとか
書いてあったんだけど、それ、ぜんぜん間違ってるから(^^;)
一総通は、和文「75」字だから
25字と75字じゃ、ぜんぜん違うから。(同じ乗り物でも、リヤカーとスペースシャトルくらい違う)
それ、一総通を冒涜してるので、ちゃんと直すように・・・
・ただ、モールス符号、あの試験の音で録音してあるのは、超高く評価できる。
ふつうの練習テープ等って、あの音で録音してないので、試験場にいって、めんくらうのよね。
ぜったい、ありえないから!っていう音なんだけど、(うーん、あの音を表現できない・・・)
その音で録音してあるのは、受験生必聴だと思う(2アマでモールス初めての人とか)
次回は、変更届