AIというのは、テクノロジー(シーズ)の側面と、適用場面(ニーズ)の側面から考えられる。
●テクノロジー(シーズ)の面では、以下の2つの観点で、大きく3つのレベルに分けられる
【2つの観点】
・学習する必要があるか
・学習データは過去データか、生成するか?
↓
【3つのレベル】
第一レベル:(学習の必要なし)
アルゴリズムを使って(既知の特徴量から)AIらしい処理を行う
例:(機械学習を使わない)人物認識
多くのチャットボット、スマートスピーカー
第二レベル:(過去データによる学習の必要あり)
機械学習によるAI処理。現在は統計的機械学習(SVM、回帰が多い)とディープラーニングが中心
第三レベル:(データを生成して学習する必要あり)
強化学習・GAN等を使ったAI処理。なにかの動作の学習などで有力候補
●運用場面は、「認知」の観点から見ると、以下の5つぐらいに分けられるかも?
【5つの場面】
(1)感覚知覚:センサー入力から、「何か」を判断する
画像データから数字を判断する、人物を判断する
(2)認知(音声認識・画像認識+α)
数字・文字などを判断したうえで、それらをまとめて判断・処理する
形態素解析、音声合成などがこれにあたる
(3)判断(予知・予測)
予兆検知や売り上げ予測など。
自動運転のルーチン的な操作も、どのルーチンを選ぶかという意味では判断
(4)高度な判断(意思決定)
ジレンマやトレードオフを伴る判断
自動運転のトロッコ問題など。
最適化は、「判断」の場合も「高度な判断」の場合もあり得る
(5)創作
新たなものを作成する
成功例としてはPaint Chainer等
→ただし、(2)は(1)、(3)、(5)は(2)、(4)は(3)を含んでいる
(後者ができないと、前者もできない)
このうち、現在成功しているレベルと運用場面の組み合わせは
・(1)感覚知覚に第一レベル、第二レベル
・(2)認知は、第一はだいたいやりつくされ、第二レベルへ
・(5)創作は、第三レベルで成果が出つつある(Paint Chainer等)出ないものもある。
現在進行形なのは、
★(3)判断(予知・予測)に第二レベル
うまくいくかどうかわからないのは
・(4)高度な判断:サポートはできるけど、そもそもジレンマは解けたらジレンマじゃない?
・(5)創作:うまくいくものもあるけど、なんでも捜索できるのかは?
ビッグデータで機械学習させて、何かを予測させるとか、
自動運転というのは、(3)、(4)のレベルにあたるけど、それは現在成功しているというより、
まだ、固まっていない技術。なので、これを一般の会社が入れるのはリスキーなんだけど
(リスキーなら半々で成功するはずだけど、失敗するのが多いのは)
それに加えて、
・(3)、(4)を行うためには、(1)つまり、センサーデータを取得し、それの判断部分がいるんだけど
(主にIoT)この部分を構築するのがお金がかかるし難しい。
・(3)、(4)は第二レベルで行うのが中心。ビッグデータは集めるのに(1)のセンサー機械だけでなく、
ディスク料金など、お金がかかる。この費用が問題
ということで、いまだと、(3)、(4)をねらうより、まずは(1)のセンサーデータとって、
(その際、必要なところにAI使って)可視化して、人間が判断するという状況をまず行う必要があるんだけど、
それをすっ飛ばして、「ビッグデータによる機械学習を導入し」・・・導入しようという
(1)(2)をしない中途半端なAI導入をしても、ちゃんとデータとれないし、データにもかなりのお金がかかるから、
その程度の認識では、導入は無理じゃないかなあ~
●テクノロジー(シーズ)の面では、以下の2つの観点で、大きく3つのレベルに分けられる
【2つの観点】
・学習する必要があるか
・学習データは過去データか、生成するか?
↓
【3つのレベル】
第一レベル:(学習の必要なし)
アルゴリズムを使って(既知の特徴量から)AIらしい処理を行う
例:(機械学習を使わない)人物認識
多くのチャットボット、スマートスピーカー
第二レベル:(過去データによる学習の必要あり)
機械学習によるAI処理。現在は統計的機械学習(SVM、回帰が多い)とディープラーニングが中心
第三レベル:(データを生成して学習する必要あり)
強化学習・GAN等を使ったAI処理。なにかの動作の学習などで有力候補
●運用場面は、「認知」の観点から見ると、以下の5つぐらいに分けられるかも?
【5つの場面】
(1)感覚知覚:センサー入力から、「何か」を判断する
画像データから数字を判断する、人物を判断する
(2)認知(音声認識・画像認識+α)
数字・文字などを判断したうえで、それらをまとめて判断・処理する
形態素解析、音声合成などがこれにあたる
(3)判断(予知・予測)
予兆検知や売り上げ予測など。
自動運転のルーチン的な操作も、どのルーチンを選ぶかという意味では判断
(4)高度な判断(意思決定)
ジレンマやトレードオフを伴る判断
自動運転のトロッコ問題など。
最適化は、「判断」の場合も「高度な判断」の場合もあり得る
(5)創作
新たなものを作成する
成功例としてはPaint Chainer等
→ただし、(2)は(1)、(3)、(5)は(2)、(4)は(3)を含んでいる
(後者ができないと、前者もできない)
このうち、現在成功しているレベルと運用場面の組み合わせは
・(1)感覚知覚に第一レベル、第二レベル
・(2)認知は、第一はだいたいやりつくされ、第二レベルへ
・(5)創作は、第三レベルで成果が出つつある(Paint Chainer等)出ないものもある。
現在進行形なのは、
★(3)判断(予知・予測)に第二レベル
うまくいくかどうかわからないのは
・(4)高度な判断:サポートはできるけど、そもそもジレンマは解けたらジレンマじゃない?
・(5)創作:うまくいくものもあるけど、なんでも捜索できるのかは?
ビッグデータで機械学習させて、何かを予測させるとか、
自動運転というのは、(3)、(4)のレベルにあたるけど、それは現在成功しているというより、
まだ、固まっていない技術。なので、これを一般の会社が入れるのはリスキーなんだけど
(リスキーなら半々で成功するはずだけど、失敗するのが多いのは)
それに加えて、
・(3)、(4)を行うためには、(1)つまり、センサーデータを取得し、それの判断部分がいるんだけど
(主にIoT)この部分を構築するのがお金がかかるし難しい。
・(3)、(4)は第二レベルで行うのが中心。ビッグデータは集めるのに(1)のセンサー機械だけでなく、
ディスク料金など、お金がかかる。この費用が問題
ということで、いまだと、(3)、(4)をねらうより、まずは(1)のセンサーデータとって、
(その際、必要なところにAI使って)可視化して、人間が判断するという状況をまず行う必要があるんだけど、
それをすっ飛ばして、「ビッグデータによる機械学習を導入し」・・・導入しようという
(1)(2)をしない中途半端なAI導入をしても、ちゃんとデータとれないし、データにもかなりのお金がかかるから、
その程度の認識では、導入は無理じゃないかなあ~