久々にTwitterのまとめ。
昨日から、西先生が、「しなやか品質」(柔品質)というのについてつぶやいている。
たぶん、この概念は、アジャイルで求められる品質を考える上で重要なキーワードになりそうな気がするので、一連のついーとをまとめてみる
(ただし、途中、抜いている。青字がついーと内容、黒字がURL)
1)ユーザが求めている品質に合っているかどうかと、
2)その品質を的確に作り込み保証できている能力を備えているか、そして
3)その両者を混同する組織は前者を言い訳にして後者をないがしろにする、
というのは別々に議論しないといけません。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333370740277669888
日本の品質管理関係者は、3)のスタンスを取ることで、2)を備え1)を備えない組織を作ってきてしまいました。いつまでもそのスタンスでは、世界に勝てません。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333371132239568896
なぜなら、世界には様々なユーザがいて、様々な品質が求められるからです。大事なことは、1)と2)を両立する考え方をまとめ、両立するプラクティスを確立し実践することです。そして1)が2)を駆逐するのを防ぐことです。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333371946957950976
だから、重品質に対するアンチテーゼとしての軽品質という対立議論をすべきではありません。あくまで両方とも重要で、組織がその重さや軽さに応じて的確に見合ったコストで品質を作り込む能力を備えるにはどうするか、という議論をすべきです。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333372759184900096
言ってみれば、柔品質。ユーザに求められる品質が柔軟に変化する状況に合わせて見合ったコストで的確に品質を作り込むこと、とかね。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333373301109964800
もちろん自分の組織が重品質(おもひんしつ)パラダイムにまみれている時に、柔品質(やわひんしつ)パラダイムに近づけるためにあえて軽品質パラダイムを提示するという戦術はありでしょう。組織が軽品質パラダイムにまみれている時にそこそこ品質論を提示するのも戦術としては同様にありです。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333373826303926272
柔品質だと読みがカブるから、「しなやか品質」の方が直感的かもしれないな。やわらか戦車みたいで癒やされるかもしれないし。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333601424292323328
1)ユーザの要求品質が絶対的に低いこと
2)結果の品質がユーザの要求より相対的に高いこと
3)結果の品質がどうなるかよく分からないからムダに取り組みを重くすること
4)軽い取り組みで十分なこと
5)結果の品質がどうなるかよく分からずに適当に手を抜いて取り組むこと
「軽品質」という言葉に救いを感じる人は、1)を知っていて2)を憂い、3)の被害を受けて4)を目指し、ところが5)になっちゃってる人じゃないかな。その結果、1)なのに結果の品質がユーザの要求よりさらに低くなっちゃってデスマる、みたいな。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333603910893846529
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333603936332283904
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333603958604046337
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333604001713102848
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333604026069422080
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333604507097374720
だから大事なのは、すごく当たり前なんだけど、何のためにどんな取り組みをして、どういうメカニズムでどんな品質がどう上がるのか、というのをきちんと把握して品質向上/品質保証活動をすることだ
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333605007528177664
それに「軽品質マンセー」的な人だって、「でもクリティカルなところはバグ無しじゃないと困る」とか言うからね。品質が高いか低いか、取り組みが重いか軽いか、に気を取られると、本質が見えなくなると思う。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333606136907444226
この指摘は鋭い。 QT @Tachi_4423: 例えば車内灯(の制御)なんて,バグっても人は死なない.ユーザも普段はそう思ってる.でも一旦不具合が発生すると,何百万もする装置でこの品質ってどういうことよって思う.問題発生によってユーザの要求品質が変動する.
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333611035359596547
うん、わかる。でもスライムは弱っちそう。何かいい名前ないかな。 (^_^) QT @s_banban: …もうちょっと形状を変えて上手くフィットするみたいなイメージがあります…スライム品質・・・うーんなんか嬉しくないぞorz って思いました。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333606344898777089
昨日から、西先生が、「しなやか品質」(柔品質)というのについてつぶやいている。
たぶん、この概念は、アジャイルで求められる品質を考える上で重要なキーワードになりそうな気がするので、一連のついーとをまとめてみる
(ただし、途中、抜いている。青字がついーと内容、黒字がURL)
1)ユーザが求めている品質に合っているかどうかと、
2)その品質を的確に作り込み保証できている能力を備えているか、そして
3)その両者を混同する組織は前者を言い訳にして後者をないがしろにする、
というのは別々に議論しないといけません。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333370740277669888
日本の品質管理関係者は、3)のスタンスを取ることで、2)を備え1)を備えない組織を作ってきてしまいました。いつまでもそのスタンスでは、世界に勝てません。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333371132239568896
なぜなら、世界には様々なユーザがいて、様々な品質が求められるからです。大事なことは、1)と2)を両立する考え方をまとめ、両立するプラクティスを確立し実践することです。そして1)が2)を駆逐するのを防ぐことです。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333371946957950976
だから、重品質に対するアンチテーゼとしての軽品質という対立議論をすべきではありません。あくまで両方とも重要で、組織がその重さや軽さに応じて的確に見合ったコストで品質を作り込む能力を備えるにはどうするか、という議論をすべきです。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333372759184900096
言ってみれば、柔品質。ユーザに求められる品質が柔軟に変化する状況に合わせて見合ったコストで的確に品質を作り込むこと、とかね。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333373301109964800
もちろん自分の組織が重品質(おもひんしつ)パラダイムにまみれている時に、柔品質(やわひんしつ)パラダイムに近づけるためにあえて軽品質パラダイムを提示するという戦術はありでしょう。組織が軽品質パラダイムにまみれている時にそこそこ品質論を提示するのも戦術としては同様にありです。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333373826303926272
柔品質だと読みがカブるから、「しなやか品質」の方が直感的かもしれないな。やわらか戦車みたいで癒やされるかもしれないし。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333601424292323328
1)ユーザの要求品質が絶対的に低いこと
2)結果の品質がユーザの要求より相対的に高いこと
3)結果の品質がどうなるかよく分からないからムダに取り組みを重くすること
4)軽い取り組みで十分なこと
5)結果の品質がどうなるかよく分からずに適当に手を抜いて取り組むこと
「軽品質」という言葉に救いを感じる人は、1)を知っていて2)を憂い、3)の被害を受けて4)を目指し、ところが5)になっちゃってる人じゃないかな。その結果、1)なのに結果の品質がユーザの要求よりさらに低くなっちゃってデスマる、みたいな。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333603910893846529
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333603936332283904
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333603958604046337
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333604001713102848
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333604026069422080
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333604507097374720
だから大事なのは、すごく当たり前なんだけど、何のためにどんな取り組みをして、どういうメカニズムでどんな品質がどう上がるのか、というのをきちんと把握して品質向上/品質保証活動をすることだ
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333605007528177664
それに「軽品質マンセー」的な人だって、「でもクリティカルなところはバグ無しじゃないと困る」とか言うからね。品質が高いか低いか、取り組みが重いか軽いか、に気を取られると、本質が見えなくなると思う。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333606136907444226
この指摘は鋭い。 QT @Tachi_4423: 例えば車内灯(の制御)なんて,バグっても人は死なない.ユーザも普段はそう思ってる.でも一旦不具合が発生すると,何百万もする装置でこの品質ってどういうことよって思う.問題発生によってユーザの要求品質が変動する.
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333611035359596547
うん、わかる。でもスライムは弱っちそう。何かいい名前ないかな。 (^_^) QT @s_banban: …もうちょっと形状を変えて上手くフィットするみたいなイメージがあります…スライム品質・・・うーんなんか嬉しくないぞorz って思いました。
https://twitter.com/YasuharuNishi/status/333606344898777089