まだ数日しかたっていないのに、
facebookの「SEMAT」の日本コミュニティのメンバーがほぼ100人
(正確には今99人)になっている!!
下のURLが、その「SEMAT」の日本コミュニティのグループ
https://www.facebook.com/groups/463141277102085/
いや~、ソフトウェア工学がトレンドなんでしょうか?
再建を目指さなきゃいけないほど、ソフトウエア工学と方法論に閉塞感があるんでしょうか?
鷲崎先生、平鍋さんの人徳でしょうか?
ま、良くわからないけど、波が来ていそうなことはたしか。
乗り遅れるな、このビッグウェーブに!!
って感じでしょうかね・・・
昨日
ソフトウエア工学と方法論の再建を目指す「SEMAT」の日本コミュニティが活動開始
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/26eae9d6deea22af198fb9b7cf59ce06
を書いた時点では(ITプロの記事しかなかったので)誤解していた部分もあるので、
一問一答形式で書いてみる。
なお、以下は、個人的な感想で、本当にSEMATが、ソフトウェア工学が、
そうなのかどうかわからない。
自分で確かめてみてね!
問:メンバーがすごい人だけど、こういう神々中心なの?
答:ITプロに載っているメンバーは、「ボードメンバー」の意味に近い
Facebookのグループに所属している「メンバー」は、普通の開発者も多くいる。
でも、大学の先生とかが多いと思う。
問:思想的な偏りや分野的な偏りはあるの?アジャイル派とか
答:「ない」ように思える。
アジャイル推進派の平鍋さんがいる一方で、
この前
「アジャイルがダメだと思う7つの理由」を書いたarclampの鈴木雄介氏も
メンバになっている。
また、上述の人たちは、どちらかというと開発プロセスに力を入れてるけど、
西先生とかはテストよりな人ですし・・・
いろんなひとが、いろいろと集まって、それをまとめていくって言うような会なんじゃないでしょうか?
問:ソフトウェア工学は、今、来てるの?
答:微妙。
facebookのグループのメンバーの人をみると、若い人が多いと思う。
ソフトウェア工学は、一時期、今の50代~60代の人たちが中心になって、作った時代があった。
(2000年ぐらいまでの時代)
そのころのメンバーがSEAというグループを作っているんだけど、そこにいる人たちは、
facebookのメンバーにあんまりいないんじゃないかな?
(チェックしてないので、はっきりとはわからないが)
日本のソフトウェア工学の世界では、この人たちは今、えらい地位についている。
その後、ソフトウェア工学は進んだものの、いろいろ混迷があり、閉塞感が来る。
この閉塞感を、第三者的に見て書かれたブログが、「きしだのはてな」に書かれた
「ソフトウェア工学は失敗している」なわけだし、
(「きしだのはてな」の「きしだ」さんと、SRAの岸田さんは別人)
開発方法論としては、Garrettの「戦略→要件→構造→骨格→表層」、その実践として
Yahooの爆速開発に繋がり、デザイン思考に向かっていこうとしていると思う・・・
こちらが今の若手研究者や実務よりの人の立場なんじゃないだろうか?
ってわけで、上記50代~60代の人と、それ以降の若い人たちで、ソフトウェア工学
を見ている世界観が微妙に違うように思える。
ソフトウェア工学をどう捉えるかによるけど、今回の流れは、その新しい人たちによる
ものなんじゃないでしょうかね。その流れは確かに来ているけど、その流れがどこに行くのか、
いままでのソフトウェア工学と、どう絡んでいくのかは、不明。
そういう意味で、微妙。