遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

きしめんの日

2021-10-26 16:13:11 | 日記

令和3年10月26日(火)

きしめんの日

今日10月26日は「きしめんの日」だそうである。

愛知県製麺工業協同組合が、平成20年からこの日

を「きしめんの日」と定めた。

定義は曖昧で、「10月は食欲の秋、2は(ツ)、6は(ル)

で「つる」と読む、からという、、、、、?

きしめんの由来は、

昔は、きしめんは碁石の様な形をしており、碁子(碁石)麺

と、漢字で書いた。 また、きしめんは紀州の人が作った事

から「紀州麺」といい、それが転じて「きしめん」といった。

他には、鳥の雉の肉を入れ藩主に献上したところ喜ばれ「雉

麺」、それが「きじめん」「きしめん」となったという説。

「きしめん」の基準は麺の幅が4.5mm、厚さ2mm未満

の帯状に成形された麺をいう。(全国製麺工業協同組合)

「きしめん」は愛知県の名物で、その中でも「名古屋きしめん」

といわれるものは、幅7~8mm、厚さ1mmが一般的という。

確かに、名古屋のうどん屋(名古屋では蕎麦屋といわない)では

8mmほどの幅広である。

 

きしめんは、江戸時代の「東海道名所記」に、三河の国では芋川

と呼ばれ「好色一代男」(井原西鶴)にも記載されている。

群馬県の「ひもかわ」や岡山県の「しのうどん」等と、様々な平

打ち麺が日本の各地に在る。(ひもかわは芋川が訛ったものという)

きしめんの食べ方は、基本的には茹でた麺に醤油ベースの汁をか

け、油揚げ、刻み葱と削り鰹節をたっぷり乗せて食べる。

今ではカレーきしめん、味噌煮込みきしめんなどもあるようだ。

新幹線名古屋駅ホームの立ち食い「きしめん」

カップ麺もあるでヨー、、、、!

 

我が家の昼餉は麺類が定番(うどん、蕎麦、ラーメン、パスタ、

焼きそば等)、、早速今日の昼は「きしめん」を、、、、、

 

今日の1句

秋冷やきしめん啜る音たてて   ヤギ爺


今年米

2021-10-25 16:26:36 | 日記

令和30年10月25日(月)

新 米 : 今年米

郵便局から「新米」が届いた。

数年前ご近所の米屋さんが店じまいをされ、米の配達が

叶わず、止むを得ず郵便局の「産地直送米」を取る事にした。

毎月、全国米の産地から自慢の米が届く様になった。

「魚沼産こしひかり」「岩手県産銀河のしずく」

老夫婦二人の我が家では、朝はパンと青汁、サラダ、昼は麺

、夕餉にやっと米の飯、、、毎月5キロで十分な量である。

新 米

今年新しく収穫した米を指す言葉。 一般的には籾と呼ばれる

脱穀していない状態のものではなく、直ぐ煮炊きの出来る精米

つまり白米の事を指している。

時の流れとともに稲から米への収穫の過程も大きく変化して、

人間の手作業の段階は極度に少なくなっているが、山間などの

狭い田圃などでは「稲刈り」等の季語が生きている地域も在る。

粒になった籾が脱穀され、精米となって目の前に現れてきた時

の農家の人々の気持ちは、おそらく昔も今も変わりはない様だ。

先ず、初めの幾粒かを手のひらに乗せて形や透き通り具合を見

ながら、一粒か二粒歯に当てて噛み砕いてみたりしているのは、

身体が覚えて来た質の良否を判断する方法の様である。

新米がその「新」という語に相応しい姿を見せてくれるのは、

炊きあがって釜の蓋を開けた時立ち上る湯気の中のふっくらと

した白さである。

電気釜、ガス釜等の進歩によって薪の火で、鉄の釜でという

時代は過ぎてしまったが、あの眩しいほどのふっくらした色

艶は新米ならではの風味と言っていい。

季語としては別に「今年米」という使いかたも在る。

赤飯や餅などに使う糯米の場合は「新糯」と呼んで区別される

こともある。亦、玄米が精白される時に生ずる粉は「糠」で

あるが、これも「新糠」として使われる。

それ以前に収穫された米は「古米」「古古米」等といわれる。

今夜は新米を炊いて、、塩むすび、焼き魚と漬物、味噌汁、、

 

今日の1句

炊きこがし馥郁たる香今年米   ヤギ爺


ピラカンサ

2021-10-24 16:32:54 | 日記

令和3年10月24日(日)

常盤山査子 : ピラカンサ


バラ科の常緑低木、ヨーロッパ・小アジア原産

葉は長楕円形ないし倒披針形、花は5~6月に小型の白い

花を咲かせる。

晩秋に直径2~4mm程の球形の赤、黄色の実を付ける。

枝には鋭い棘が在り、侵入防止用によいとされ、生け垣

などに利用されている。

そう言われれば、毎年ご近所の門扉の脇にピラカンサが

真っ赤な実をタワワに付けて垂れ下がっている。

そろそろ冬が近づいて花が終り、代わりに色んな場所で

赤い木の実を見かけるようになった。

鳥の囀りや羽音に、姿を探すのだが見当たらず、、、、

確かに、木の実が路上に落ちては居るようだ。

ハナミズキ

イスノキ

実南天

 

ハナミズキ、イスノキ、南天の実などなど、、、、、、

 

今日の1句

啄みし赤い木の実に姿なく   ヤギ爺


霜 降

2021-10-23 16:40:46 | 日記

令和3年10月23日(土)

霜 降 : そうこう

二十四節気の一つで、寒露の後15日目

太陽の黄経が210度の時、陽暦の10月23日に当たる。

露結んで霜となり、寒さが増し冬近しの感じが濃くなる頃。

霧が冷気に依って霜となり降り始め、徐々に寒さが厳しく

なる時を指す。

霜降の頃は、急に寒さが増し冬に近ずくので、ビタミン豊

富な食材で身体が温まる料理がよいそうだ。

晩秋の頃、産卵の時期を迎える鮭は格好の食材とか、、、

ムニエル、石狩鍋等どうでしょう、、、

亦、柿はビタミンCが豊富で、酔い覚ましにもよいそうだ。

冷え性の方(私も)には生姜が良いとか、ジンジャーエール

生姜湯等で温まろう。

 

霜が降る程ではないがここ数日、日本列島には冬型西高東低の

寒気が居座り、一気に冬の寒さ、、年寄りの身には堪える。

公園に遊ぶ子供達もすっかり冬装束である、、、

中には、早朝から半袖でランニングする方も見えるが、見てる

だけで身震いがしてくる。

とは言え、本格的な冬はこれから(未だ最高気温15度程)で、

コロナの感染者が激減する中、緊急事態宣言も解除されて、

イベント、劇場、スタジアム等の入場制限解除。飲食店等も次々

に規制緩和の方向で、これから本格的な忘年会シーズン、、、

飲み会、宴会の呼び込みが始まった様だ。

自粛解除、一気呵成、、、大丈夫かなあ、、、?

欧米のアメリカ、イギリス、ロシア等で感染者が急増し、一日に

5万人を超える感染状況、何処もマスクを外し、大ぴらに飲食、

アメリカ、ロシア等ではコロナワクチンを拒否される方も多い

と聞く。その点、日本人はマスク厳守、ワクチン接種世界3位、

各種規制にも従順である。政府の対応が遅くとも国民は規制に

従う人が殆ど、、(規制も一気に緩めないで、、、!)

 

今夜は、クリーム・シチューで温まろう、、、、、、、

 

今日の1句

霜降の夜飲み会の解禁日   ヤギ爺


薄紅葉

2021-10-22 16:33:48 | 日記

令和3年10月22日(金)

薄紅葉

紅葉してまだ薄い色のことをいう。

庭前、遠近の山野を歩き紅葉した真紅の木々のみでなく

うっすらと色づき始めた木々への美しさを賞でるのは、

日本の伝統的な美意識といえる。

全体が紅葉しきれないで、まだらに色づき始めた頃が、

反って趣が深い場合もあるようだ。

「初紅葉」とは異質の趣がある微妙なニュアンスが日

本語にはある。

 

東山植物園へ久しぶりに出かけた。

地下鉄東山線の星丘駅で降り、緩い坂道を10分程歩く

と、「東山植物園星丘門」に到着。

入口のトンネルを抜けると、大きな紅葉が迎えてくれる。

なだらかな万葉の道を進むと、小高い山道の日当たりの良

い場所に四阿(あずまや)がある。ベンチで一休み、、

木々の間に薄っすら紅葉した木が眺められる。

その先をさらに進むと、奥池に出る。 畔に水車小屋が

在り、その向こう側に合掌造りの屋根が見えた。

池の端を廻り込んで合掌家を訪れる。

この家は岐阜の山間在ったもので、ダム建設が行われた折に、

この地へ移築された物。座敷には囲炉裏が配置され、居間、

台所等と伴に農耕具等もそのまま保存され、古民家の生活

そのものを再現している。

年間に様々な催し、体験教室が行われているそうだ。

合掌家を出て池の奥に進むと、茅葺きの門がある。

武家屋敷の門が移築されたもので、茶室等が設けられて

いる。

色づき始めた木々を眺め、石畳の落葉を踏みしめて、

都会の喧噪を暫し忘れて、、、、、、

 

今日の1句

散りぼうて紅葉くさぐさ萱の門   ヤギ爺