自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ウサギと亀とサギ君と

2006-12-04 22:46:31 | Weblog
 ムカーシ、昔
紅葉のお社の池に青サギ君が来て、亀さんを挑発しておった。



「亀さん、亀さん貴方はすばらしい持久力の持ち主ですね。長い道なら、向こうのお山の淀が池までなら、ウサギさんに勝てますね」
人のよい、亀さんはまんざらでもなさそうにうなずいた。



青サギ君はこれなら丁半ばくちと懸賞募集の両方に使えて一儲けできそうと一計をたてて茶ウサギさんの所へ行きました。





「ウサギさん、貴方は昔、かめさんとかけっこをして負けましたね。もう1回勝負をしませんか!私の言うとおりにすれば黄金を差し上げますよ」
と言う裏話を秘めて青サギ君はウサギさんと亀さんの了解を取り、賭け人を大勢探して日にちを決めました。
ある小春日和のお昼に吉野山の下をスタートして堂々川の淀が池までの競争が始まりました。
よーいドン。
早いウサギさん。
500mも行くともう亀さんとは490メートルも差がついた。
亀さんも考えた。歩くと遅いけど水の中なら早いと、川の中へ入り泳ぎだした。
高屋川を経由して堂々川を登り始めた時は計算よりはるかに差は少なかった。
一番砂留のそばではまだウサギさんが早いが亀さんとの差は最初とあまり変わらない。



二番砂留、三番砂留を通る時もウサギさんは早かった。しかし疲れてきた。
眠くもなってきた。





後500mのビオトープを作った四番砂留ではもう我慢が出来なくなり前回と同じように道のそばで眠り始めた。



以下後日へ続く