自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

13回目の水質調査

2019-08-03 21:57:26 | Weblog
堂々川で今年3種類目の彼岸花科の花が咲いている。
サフランモドキ、ナツヅイセン、
そしてリコリスサンギニアまたの名をキツネノカミソリという。


キツネノカミソリ


堂々川一帯で今年の花色の目標は22種。

砂留やその近くにはノブドウが蔓延っているがこの葉を食べる蛾の
幼虫がうろうろしている。


セスジスズメの幼虫


8月1日 夏休み恒例として始めた水質検査が今年で13回になる。
目的は夏に堂々公園で水浴びする家族連れの安全確認
小学生の夏休み自由研究の資料提供、来年のホタル占い等。


家族連れや団体が小さい子を川で遊ばせる
幼児の安全確認は最大の目的


観察採取場所は3番砂留、5番砂留が作る川原


網やバケツ持参の福山市の出前教育を使わせてもらう


テント張りや川の草刈りは堂々川ホタル同好会
昨年からは参加記念品を御野学区公衆衛生推進協議会が後援として
提供し、デジタル温度計で周囲の温度比較をする。

採取した生き物は小学生が発表し、ボードに書いていく。




この時間帯を利用して大玉スイカを2個、全員で食べる。


30人を超えた人たちが食べる


ぼやぼやしていたから私の分がない。
副会長が食べ物の恨みは恐ろしいからとどこから持ってきてくれた。


この姉妹 妹は1年生というが何切れ目?



食べた皮はホタルの幼虫の餌になる。川の中に竹串で刺して流れないようにする。


5時間後にこの場所へ来てみると
カワニナが何個も川の皮に付いている


この日採集した生き物は
綺麗な水に住むすむ生き物・・サワガニ、ヘビトンボ、トビゲラ等
ややきれいな水の生き物 ・・コオニヤンマの幼虫、ゲンジボタルの幼虫、カワニナ等
汚い水に住む生き物はいなかった。
日本水環境学会発行水質判定 指標生物より

今回はややきれいな水に住む水生昆虫の数が多いということで
判定は「ややきれいな水」だった。


2年目も水にいるゲンジボタルの幼虫


ホタルの幼虫はほとんどが1年だが2年目のものもいる。
指標生物ではないがトンボのヤゴがいた。


イトトンボの仲間


温度計で道路を測れば50℃以上、水温は35℃
午前中から猛暑日なのだが


赤とんぼ


秋のトンボが飛んでいた。

今年も無事に11時30分にはすべての行事が終り解散した。
ご協力いただいた福山市環境啓発課、御野学区公衆衛生推進協議会
御野小学校、堂々川ホタル同好会の会員、保護者の皆様ありがとうございました。
主催したホタルの会長には暖かい拍手をパラパラといただいたことに感謝します。