毎年、お盆入りする前にお墓参りすることにしている。
駐車場に入れなくなる恐れもあることからそうしている。
「先祖代々」としたのは父で、本家(長崎)の霊も九州から移した。
父の最後の勤務地となった佐賀県多久市から大阪へ移り、終の棲家とした門真市に落ち着いたとき購入した墓地だった。私の元勤務した会社が融資して造成したことが縁。生前に自分の墓を購入。それから約30年後に父は亡くなった。生前に墓を買っておくと長生きするからと聞いたからという。
実家からは不便な所だった。しかし、その後、私がその近くの町に永住することになるとはお釈迦様でもしらなかったはず。
我が家から車で30分はかかるが、実家から電車、バスを乗り継いでくるのとでは比較にならず近い。
ということで墓守は私。
免許返納するまではお墓の手入れにくるつもりだ。春秋の彼岸、お盆、そして大晦日と4回。
しかし、私たち夫婦はこの墓に入らない。いずれ継ぐ者がいなくなることが分かっているので、菩提寺である京都・知恩院に入る。子供たちに生前遺言している。
今日は最高に暑い日となったが、綺麗になったお墓に手を合わせ「南無阿弥陀仏」唱えると気分がすっきりした。
一山を墓地にしたもので、一番下の段から来ると、吾が家の墓は頂上になる。車が無いと辛いだろう。
だから見晴らしは良い。帰りに水子地蔵に行って手を合わせた。初めて授かった娘は未熟児で当時では助けられなかった。
永代供養は東京だが、ここの水子地蔵で供養している。