ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

コミック『茶の涙』

2012-05-08 17:50:52 | 商品


店員は「その本はこちらにあります」といって案内してくれた
後をついていく 探している 見当たらない

「確かここにあったのですが」そういいながら
本棚の裏で 梱包中の店員に 店員が聞いた

聞かれた店員は「ああ」と言い4冊の本を持ってきた
『茶の涙』コミック 売れなくて返品するところだった

お茶への情熱とこだわりを持つ老舗の元茶師の男が
お茶によって人の心まで変えていく物語

フランスから始まるストーリー そのモデルはステファンさんか
と思って読んだがそうでもなく正統派のようだ

ストーリーを楽しみながら 茶の製造方法や 保管の仕方
産地による茶の葉の特徴 生産者や茶商の現状など知ることができる

茶の葉を合組(ブレンド)することで欠けているところを補い
長所を際立たせる呑み方やさまざまな淹れ方なども紹介している

物語の最後は茶師による合組茶と本質をあらわにしたお茶との対決
茶を商品としての扱いと嗜好用作物としての追求か人それぞれの考え

投票に勝って勝負で負けたのは茶業界の現状か
書店で返品寸前に購入したコミック本 深い本だった

『匂い立つ山の香りを持つ川根茶』の下りもあった
久々に良いお茶を飲みたくなってきた