酒井大岳さんは曹洞宗の禅僧 群馬県長徳寺住職現在77歳
「私のなかの良寛さま」の話し 僧侶とは思えぬスーツ姿での講演だった
なぜ衣を着ないか質問してみたかったが 良寛さんが師とする
仙桂和尚の詩の持つ意味をはなされた時に それは解決した
衣服や姿かたちではなく大衆に供養することが真の道者
酒井さんは今回2度目7年前は金子みすヾの詩を聞かせてもらった
その時は山口県仙崎へ旅したい気持ちになったが
今回は出雲岬や国上山の五合庵へ行きたくなった
先生は東北の被災地も訪れている
そこではおしえるではなく学ぶことが多いといった
東北の人は強く「寄りそう」などという言葉は使わない
そういう気持ちよりもスコップで作業してもらいたいと思っている
絆という言葉も嫌いだと語った
人の心の痛みを知るだけでは不十分ということなのだろう
暇があれば草むしりをするという酒井さん
「語るより歩む」を信条としていることもうなづける