ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

黒ムツ

2014-04-20 10:56:42 | お店


のれんをくぐると「あ!**さんの友達のお父さん」 と覚えていてくれた
それだけで嬉しくなった まだ2度しか来ていない店 

しかも5カ月前の誕生日に娘たちに連れてきてもらって以来だ 居酒屋「トコトコ」 
座敷は全部埋まっている おばさんグループはメンバーがそろうのを待っている

カウンターは5席のうち2席は予約の箸が並べてある 空いているところに座った
「焼き魚は何」 「今日は黒ムツです」「ど んなん魚でしたか」「目の大きな魚です]

「脂が乗っておいしい高級魚です」 じゃあ値段が張るかなと思いながら注文
旬はいつなのか知らないが確かに脂が乗っておいしいかった 添えた大根おろしはお替りした

若い店員が空いたビール瓶を片付けてくれる「ないですか」
「瓶だけはある」というと 手にした瓶を置いた あわてて「空です」と言い直した

素直な店員と 素直でないオヤジの会話だった 
時間も経ち 私の腹も満たされた頃になって隣の予約席の客が来た

座敷のおばグルメンバーもそろったようだ 早く来た人との差は1時間以上はある
私たちは長居はしない店を出る  中ビール2本最近では多い方だ

その**さんの友達は二人だけで挙式をするとアメリカの教会へ行った
挙式のきょう ドレス姿の娘とスーツの花婿の写真だけはメールで送られてきた 

良かったねおめでとう スーツを煙草の火で焦がさないようにと返信して
私たちふたりは 市内のトコトコで娘の祝杯を挙げたのだった