原作の石を積む人でもよかったのに映画は「愛を積むひと」だった
ふきのとうさんも先日見て後味が良い映画だったといっている
こういう映画を観る人は上品なのか 今日の館内も大勢にもかかわらず
始まる前からにぎやかに話す人もいなく静かに上映を待っていた いつもこうありたい藤枝BiVi
上映中はすすり泣く声も聞こえてくるがこれはストーリーのの効果音に聞こえる
夫婦とは 娘とは 人とは すべての存在をあらためて 考えさせられる映画だった
主演の佐藤浩市は三國連太郎を彷彿させる役者だと思った
そう言えば監督は「釣りバカ日誌」と同じ人だし 何より親子だし
また美瑛の広大な風景も気持ちが良いく北海道へ行きたくなってくる
そこへ劇中作り上げた石塀などは保存され 観光に利用されるという
ちなみに家では 傷みのひどい屋根の瓦を乗せ換える作業をしてもらっている
そこで古い瓦は廃棄物で処分されるが まだもったいない
家の土留めにでもしようと 数枚確保しておいた
その作業は数時間で終わってしまうが私は一瞬「瓦を積ひと」になる
10年前に亡くなったオジイは亡くなる寸前まで
敷地の周りに一輪車で運び石を積むひとだった