国道から外れた裏通りの居酒屋 店の駐車場に空きが2台あった
店の中が賑やかそうだったので評判が良いのだろう
初めての店 引き戸を開けた L字型のカウンターに10人くらいの客がいる
その客が 一斉にこちらを向いたが 店員は気がつかない
入口近くに空きがあった 座れるか聞く
店員の一人がようやく「どうぞ」といった
カウンターはほぼ満席 客の年齢層は高め
私の座った後ろの頭上のテレビを時々見ている
私は厨房の白板のメニューを眺めた
「とりあえずビール」「生ですかビンですか」「ビンで」
「キリンサッポロどちらにしますか」「サッポロ」
ビールを運んできたかみさんにおでんを注文
「おでんは何にしますか」「適当にみつくろって」
それだけ頼んで白板をじっくり眺める
店は 大戸で仕切った座敷にも30人らいの部屋がある
予約らしき中年女性客が次から次へとやってきて座敷に向かった
親方らしき人がその女性客に「いらっしゃい」と声かけている
私がはいってきた時には 忙しくて気がつかなかったのだろう まあいいさ
煮もの 揚げもの 焼きもの サラダを頼んでビールからお酒に切り替えた
コップ酒の熱燗は開運だけだがそれでよい 今日はこれで由としよう
車で来る客も多いのか10台の駐車場もいっぱいになっていた
食べ物が豊富な店は 下戸でも楽しめる店なのだ