東置繭所(ひがしおきまゆじょ)
東置繭所 2階 内部
西置繭所見学施設3階から見た工場
こんにゃくパークだけ見て帰るのももったいないと思い前日宿泊した
これで少しは観光ができる 太田の焼きそばや 吹割の滝 ロックハート城なども見たかった
が 群馬県は広くて距離感がつかめない さほど興味もないが 近くにある富岡製糸場に向かった
町営無料駐車場はずいぶんとはなれているが 町並みをゆっくり見物するには良い
がそれほど時間もない 門の近くの有料駐車場に止めた 開門20分前に20人くらい並んでいる
開門の9時近くになると100人ぐらいに増えた添乗員が掲げる旗にくっついた団体もやってきた
観光会社は強い 団体は並ばずに優先して入場していく
製糸場は昭和62年まで115年間操業してそのままの形で残っている
国指定史跡から重要文化財になり 世界遺産一覧表に記載された
西置繭所(にしおきまゆじょ)は保存修理工事中でシートに覆われていた
そのシートのレンガ模様は建物かと間違えるほどだった
工事個所は屋根の高さまでエレベーターで上がることができ
104メートルの長さの桁行を見学でき また製糸場を一望できる
明治5年政府が設立した工場で近代的な機械技術を導入した
操糸所には操糸器がそのまま残っている
木骨煉瓦造の建物は東置繭所と西置繭所も同じ大きさで用途もほぼ同じ
1階は事務所や作業場で2階は繭の貯蔵に使われた
レンガの積み方は長辺短辺を繰り返し表に出すフランス積み
ちなみに島田の東海特種製紙の解体しているレンガ積はイギリス積だった
イギリス積は1列ごとにーーーーーと並べその上に・・・・・の積み重ねを繰り返す
富岡製糸場のフランス積は・-・-・-と繰り返しその上にはー・-・-・と積み上げる
工場にはほかにも寄宿舎や首長館 診療所病室 女工館 貯水槽 煙突なども残っている
工場内の大きな樹木もしっかり刈り込まれて手入れが行きわたっていた
生糸の頻出改良と大量生産 日本工業文化はここから始まった
原料の繭が確保できる土地柄で広い場所があったこと
外国人指導者の工場建設を地元民が受け入れたこと 水の確保ができること
燃料の石炭【亜炭)も高崎で採れ近くてよかったのどの好条件がそろっていた
ただ 女工募集は困難し3ヵ月遅れて創業した 指揮者のフランス人はワインを飲む
そのワインを人の生血と思いこんで工場に入ると吸い取られるという噂が広まったため
この日は暑い日だったが これから夏になりより暑くなれば見学も大変だ
1時間くらい見学して町中のシュウマイ店で休憩した ほかの店も見たかったが
有料駐車場だとどうしても気がせく 早々に車の人となり ナビの行き先に高崎観音を入れた