萩原浩著 直木賞の本 6つの物語が載っているその1話が「海の見える理髪店」
理髪店へやってきた男の心情と 理髪が終わるまでの店主の会話
「普通の人生に奇跡のように現れる瞬間を描いているだから胸に染みるのである」
とは 評論家の北上次郎が帯に書いてある言葉
この話の店主は男の存在をどこで気づいていたのだろうかと思い
2度読みしたがわからない 最後まで気づいていないのかもしれないが・・
他の5話も時は人をどう替えていくのか想像がつかず ミステリックで面白い
すべての話に時間が刻まれているが それが悲しくもあり現実なのかもしれない