近くの川沿いの鉄道をSLが走っている
川を上るのが下り線 川を下るのが上り線
といっても線路は単線 同じ線路を走る
日本全国 田舎に行くのが下りで 街に向かうのが上りだ
ややっこしいのでそれはともかく
いつもは昼間だけの営業で夜のSLは珍しいのだ
またたとえ夜走ったとしても 山の中では姿すら確認できない
SLファンは 闇夜のカラスといって写真にすることができない
この日は映画のロケでいつも閑静な田舎の駅も
ライトが煌々として 人が大勢で飛び回っていた
鉄道ファン達も撮影の邪魔にならない闇の中で超望遠レンズを構えていた
ロケ隊の恩恵にあずかって撮影するのだ
この人たちはたとえそこに有名俳優がいても 機関車の方が気になるようだ
この日は若い女優も来ていたようだが その名前を聞いたが 私も忘れた
土手のタンポポが咲き
早咲きの桜も一気に咲き出した
いよいよ春本番になってきた
車の窓を少し開けて走っていると
大きな声で誰かが呼んでいる
誰かと思ったら 知らない人だった
その後も大きな声で叫びながら歩いていた
春の陽気が植物だけでなく人間までも発芽させる
刃物を持って振り回すものまで出る始末だ
最適な行楽の季節 安心して外を歩きたい
守られてるよ
大いなる力が
お前を守ってくれてる
大丈夫だ
無限の力が
お前を
ささえてくれている
講座の案内チラシが送られてきた毎年奇抜なデザインで目を引く
昨年までは写真家の長倉洋海や大石芳野などが撮った戦地の子どもなどの作品だった
今年は佐藤勝彦の不動明王が使われていた
佐藤勝彦は30年ぐらい前 雑誌「銀花」に8万枚の肉筆画を挿入して話題になった人だ
絵 書 陶 詩 何でもやる 伊万里焼のコレクターでもある
生き方も風貌も奇抜な人で この人の存在を知るだけで安心できるし心も休まる
影響で陶芸の道に進んだ人もいる 絵を描く人もいる お地蔵さんを彫る人もいる
大胆な性格になった人をかなり多く知っている
私もこの頃お会いしたことがある 奈良の自宅にも再三お邪魔した
少しは影響されているかもしれない
その佐藤さんが今年この講座にやってくる 今から楽しみである
今日は彼岸明け
雛人形を出した
月遅の4月3日がひな祭りだ
端午の節句も月遅れで6月になる
にもかかわらず鯉のぼりが
風に泳いでいる
気の早いようだが これは
さくら祭りのにぎやかしに
各家のお下がりを吊るしてあるのだ
気の早いといえば 夕べ来年の相談をした 還暦旅行でも行こうと言うことらしい
同年が集まるというので時間も聞かずに指定の店まで行った
すでに20人以上仲間が集まって盛り上がっていた 1時間前から来ているという
ペースをあわせようと駆けつけ3杯飲んだ その後私は何をしゃべったのか
気の置けない仲間の集いだ 大きなほらでも吹いていなければいいが心配だ
どうせコイのぼりの吹流しと同じで 口先だけだと思ってくれるだろうけども・・
暖かな日だった
静岡地方気象台の桜が咲き
全国のトップを切って開花を発表した
甲子園では春の高校野球が開幕した
全国のトップで 県代表が行進した
この町でも桜祭りが始まった
しかし桜はまだ咲いていない
花はなくても祭りの期間は変えない予想して期間を決めるし
宣伝ポスターを作るの頃は いつ咲くのかはわからない
桜祭りの期間はいつでも花が咲いているのかと
ポスターを見てやってくる人はまず居ないと推測する
何のためのポスターなのか よくわからない
今は真っ白なモクレンの花は咲き誇り周りを明るくしている
これちらも楽しめるが モクレン祭りは無い