ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

闇の大井川

2010-10-16 19:05:57 | フォト日記


静岡県は地図で見ると北に突き出た形をしている
南アルプスの 間ノ岳が県境だ

そこを源として168キロの川が県の中央を流れている
他所の県には流れずに 県内だけを流れる大井川

間ノ岳に降った雨が駿河湾へと注がれていた
土砂も一緒に流され 海岸の砂浜や大陸棚を作った

海の魚のためにもなる 森の栄養も含み流れて行った しかし
それは60年前のこと 今はダムがいっぱいできた

川をせき止め山を貫き一直線にパイプの中を流れる
落差を利用した発電所をいくつも作った  

そこで使用した水もまたパイプの中に入り
下流域まで何度も繰り返しながら流れている

川を流れずに暗いパイプの中を流れる大井川の水
眼に見えない闇の大井川が存在しているのだ

源流近くの田代ダム 写真の右はせき止められ
水のわかれ道 この水は大井川へ戻ることはない


週刊マンガ日本史

2010-10-14 18:06:11 | 商品

いつも続かないからたぶん創刊号のみになるでしょう 
今回は 週刊「マンガ日本史」

ヤマトタケルは火に囲まれた時に草を薙ぎ払い
反対方向に火をつけて消化に成功した

その場所が名前になったところが静岡県の「焼津」だとか
そこから直線で15キロ離れた場所には「草薙」もある

マンガで読めばわかりやすいが
古から伝わる英雄伝説さほど興味はない か


小栗旬

2010-10-13 18:58:11 | フォト日記

工場の敷地にあるのは クヌギや マテバシイの どんぐり
昨年までは小学生や園児が団体で拾いに来ていた

それが今年から 工場の方針が変わって仕事以外には入れなくなった
拾わせてもらえないなら ドングリだけでもほしいと

幼稚園や保育園からの依頼があるらしい
社員が昼休みにでも拾ってやればいいのにそこまではしない

下請けのわが職場にドングリ拾いの依頼が来た
職場は人員不足で他所の女性作業員に応援に来てもらっている

その作業員が仕事を中断して二人で2時間拾った
それを持って親会社の社員が保育園まで届けるようだが

届ける社員も 受け取る園も資金をかけて
応援の作業員に拾ってもらっていることは気づいていない

といっても人の迷惑に気づかないのは
若いころも今も変わらない自分を見るようだ

写真は頂き物の丹波栗 大きな栗 旬のもの
・・小栗旬・・これも若いころの自分をみるようだ


宴のあとで

2010-10-12 18:08:25 | まつり


祭りが終わり帰る人々 長年地域に貢献してきた人たち
地域の祭りはこの人たちのためにあるのかもしれない

神殿の外にゴザを敷きそこで少しのお酒と ささやかな肴
当屋組は この人たちの席を作り 取り持つ

派手に屋台を作って 引き回すこともない
にぎやかにやるのが祭りだともいえない

他所の大きな祭りをまねることもしなくても
ささいなことで笑いあう これだけで満足だ

最近は祭りだからといって家族全員で来る家も少なくなった
嫁いだ娘夫婦までやってきたのは18世帯中1軒だけだった

本来の姿が失われていくのは寂しいが
時代の流れで仕方ないことなのかもしれない

ちなみに私は神酒を飲みすぎた 
お取り持ちが 取り持たれた

ハレの日や 後は任せた 先に行く