大正14年・・・59,737千人(内、生産年齢人口34,792千人、老年人口3,021千人)
平成16年・・・127,787千人(内、生産年齢人口85,077千人、老年人口24,676千人)
平成22年・・・127,176千人(内、生産年齢人口81,285千人、老年人口29,412千人)
平成97年・・・58,983千人(内、生産年齢人口29,543千人、老年人口24,521千人)
日本の人口とその構成について書いてみました。
生産年齢人口とは、15歳~64歳までの、いわゆる労働可能人口です。
そして、老年人口とは65歳以上の現代の定義で言う「老人」です。
大正14年には生産年齢者10人で一人の老人の生活を支えてきていました。
それが現在では生産年齢者4人で一人の老人を支えています。
これが、75年後には生産年齢者一人が一人の老人を支えることになります。
年金制度自体の歪みが分かっているのに手をつけないからこんなことになってしまいます。
一番簡単な抜本的年金改革は年金支給年齢を今よりもさらに遅くする事です。
現在の年金制度は、大正から昭和初期の人生50年の頃に考え出された制度です。
その平均寿命が80歳になった現代に於いてすべき事は「95歳からの年金支給」です。
そんなことしたら生きていけないじゃないかって?
生きていけなくて良いのです(また極論だと叱られそうですが…)。
なぜ昔の平均寿命は短かったかを考えれば分かる筈です。
昔は、病気になったら早々に死んでいたのです。
別に殺せと言っているのではありません。
もっと人間らしい生き方を推奨して欲しいのです。
喉を掻き切ってホースをつける事が人の尊厳でしょうか?
人工呼吸器で死なせていないだけにするのが人の尊厳でしょうか?
もう治療を受けたくないと言っているのに無理やり治療するのが人の尊厳でしょうか?
健康寿命は、平均寿命より5歳短いと言われています。
人生の最後5年間を本人も家族も痛み苦しむことが、幸せだとは思えないのですが…。
子ども手当や農業の個別所得補償などという公的資金で民主党議員への集票をするのではなく
見えない明日を見えるようにする政策をきちんと取って欲しいものです。
明日、我が子が、我が孫が私達の為に苦労をすることになるのですから…。