信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

第12回B&G全国サミット

2020年01月21日 | 生坂村の報告
 21日(火)は朝雪が舞いましたが、段々と天気は回復して、日差しが届いて穏やかな天気になりました。
 午後2時より、笹川記念会館で第12回B&G全国サミットが「地域力の向上に向けて~環境・防災・コミュニティ~」をテーマに開かれ、当村は私と樋口教育長が出席し、全国388箇所の海洋センター所在自治体から首長249名、副首長42名、教育長203名など合計771名が出席し盛大に開催されました。
▽ 当村は、2018年度 優良海洋センター表彰の「特A評価」海洋センター306ヵ所の一つとして表彰されました。


▽ オープニングとして、栃木県立烏山高等学校の吹奏楽部の皆さんによる、ももいろクローバーZの曲の素晴らしい演奏を聴かせていただきました。




▽ 第一部の主催者挨拶として、ブルーシー・アンド・グリーンランド財団会長 前田康吉氏から、「B&G全国サミット」は、1年に1度、市町村長、教育長などに集まっていただき、B&G財団と自治体、また自治体相互での情報を共有し、未来を担う子ども達の健全育成をはじめ、地域の活性化・発展を目指し、連携を強化するための最重要会議であり、今回の会議では、「地域力の向上に向けて~環境・防災・コミュニティ~」をテーマに、日本の豊かな自然環境は、地域の魅力であり、貴重な資源でありますが、今回の台風災害のように、いままでの常識があてはまらないことを認識し、未来志向で自然との共存共栄を目指していかなければならないなどと挨拶をされました。






▽ 特別基調講演として、日本財団 会長 笹川陽平氏から、「世界から見た日本」と題して講演してくださいました。
 笹川会長さんが登壇され、最初に子どもの貧困問題は18歳の皆さんの最大の課題で60%以上感じていること、B&G財団は子どもの貧困対策として第3の居場所づくりなどに取り組んでいること、今はコミュニティが崩壊して、我が子には興味であっても、他人の子どもには興味がないこと、B&G財団は、次代を担う青少年のために一働きしたいことなどを話されました。


 次に、近年の災害は想定外が通用しないこと、B&Gの施設は子供たちから老人まで利用していて、育成士の方々が指導者になりたいこと、時代の変遷とともに、様々な形でB&G施設を活用していること、子どもの貧困や障がい者の対応にも活用していること、日本は新しい元号が始まり、西暦があるのに元号があること、中国の現代語は日本語が使われていて、「中国人民共和国」の国家は、台湾系の中国人により日本でつくられたこと、中国の哲学などはみんな日本語でつくられているのに、日本の元号が2000年も前の中国の史書から選ぶのはおかしいこと、やっと日本の古書から付けられ良かったと考えていること、麻生太郎さんは素晴らしいジェントルマンでして、「日本は一つの民族」と言って批判されたが、報道は一部を切り取っていて、言論を威圧する報道は大変残念であること、日本はほぼ単一民族でなぜ天皇制が長く続いてきたかというと、天皇家は財産を持っていない、権限をお持ちになっているなど、権威と権限が別々が理想であり、世界で日本だけであること、古代中国において起こった孟子らの儒教に基づく、王朝の交代を正当化する理論を易姓革命ということ、日本は色々と凄くて世界中で奇跡の国と言われていること、世界には8大文明があり、日本文明が学問的に一つに組み込まれていること、韓国から日本人が流れてきた主張はまったくないこと、日本は美しい緑に囲まれた山々があり、ほぼ単一民族として、世界の羨望の的であり素晴らしい国であること、日本の文化や伝統に対する尊敬や誇りを持つことなどが大事であることなどを話されました。


 我々は日常生活に溶け込んでいるから日本を評価しないこと、世界で壁に掛けたり、置いたりする美術品を生活に使っているのは日本人だけであること、如何に大切なものかに気が付いていないかということ、現代に住んでいる人は知らないが素晴らしい伝統があり、戦前のものは悪いものではなく、江戸時代は封建時代一言で言われるが、俳句、川柳があり、和歌を投稿している豊かな国であること、偉人をもう一度、子供たちに教えるべきであること、二宮尊徳は役人がどうして自治体に奉仕するのか、国家のためにどうするか考えた人であること、数学の関孝和は微分積分学で有名であり、伊能忠敬は日本の地図をつくり、福沢諭吉は少数意見を採用することが成功の元であると言われていたこと、未来のエジソンプロジェクトで講師をしているが、特別な取組をしていて、変人が世の中を変えていくこと、新潟県の米100俵の話は、教育の資金として学校を造ろうとし、各藩では労働力、教育など歴史に残る立派な方いることは誇りであること、そういう考え等を持った方々を日本財団が援助していくこと、災害時は水を確保して動いてはいけないこと、全国学生ボランティアは被災地に入って活動していること、災害の度ごとに乗り越えてきた日本のように世界でみんなが面倒を見ている国はないこと、日本人は、我慢強くて未来志向である考えのDNAが流れていること、日本人は暗いので明るく考えなければいけないこと、日本の新聞は良いことを書かないこと、できない中でどうやって行くか、悲観論でなく希望を持って、みんなで鋭意努力をすること、日本財団はしっかりお手伝いをしていくことなど、多岐にわたりお話しされ、大変勉強になるとともに元気をいただきました。


▽ 第二部として「B&G全国サミット」の会長でした山中芦屋市長さんが勇退されたため、新たに青山中津川市長さんが会長に選出され、就任の挨拶後に、4人の副会長が紹介され、ました。
次に、昨年11月6日、7日に行われた「第16回 B&G全国教育長会議」でテーマ「これからの時代の生きる力を育む~より効果的な学びを提供するために~」を提案されたことなどを、会長の秋田県由利本荘市 佐々田教育長さんが報告しました。






▽ 第4回 B&G全国指導者会の会長の青森県南部町 工藤町長さんから、「B&G全国指導者会会員は、日本全国での自然体験活動と水辺の安全教育の更なる推進のため、会員全員が一致団結し、未来を担う青少年の健全育成に努める」との宣言のもと、2010年1月16日に設立され、新たな役員の選任等をはじめ今後3年間の活動方針と目標が決定されたなどと第4回総会の報告をされました。




▽ パネルディスカッション「地域力を活かしたまちづくり」として、長野県白馬村 下川村長さんが、外国人観光客の増加に伴い、2016年4月から白馬高校に国際観光科を創設し、同村の自然環境や人材を活かし、村内で活躍できるグローバルな人材を育てるため、英語や観光に特化した取組等について、福井県大野市 石山市長さんからは、少子高齢化と人口減少により、消防団員の確保が難しい中、女性消防団「結の故郷(ゆいのくに)女性分団」を結成し、100名の女性が市内の保育園で防火紙芝居の披露や各種イベントの積極的な参加などの活動について、鹿児島県天城町 森田町長さんは、艇庫を利用し、従来の艇庫体験をはじめ、1年を通して天城町の海や地域を学ぶ「海塾」の開催と、ビーチクリーンや海の絵画教室など、マリンスポーツに留まらないプログラムを展開していることなどについて、それぞれ事例発表をされました。




















▽ B&G財団の取り組みの地域力の活用計画として、青少年の健全育成推進計画、地域力の活用計画、3年間の「活動方針・目的・目標」、子どもの体験格差解消・子育て支援、安全教育と環境教育、自然災害から命を守る防災教育、健康寿命の延伸と生きがいづくり、「被災地支援」寄付金活動報告、「体験格差」寄付金活動報告など、それぞれに参考になる取り組みの説明をしていただきました。








▽ また、自治体派遣研修制度として3自治体から派遣されている職員が紹介され、それぞれに派遣していただいたことなどに御礼の挨拶をされ、第12回B&G全国サミット共同宣言の確認が行われました。




▽ 第三部として、2019 B&G PR大賞表彰と2019 海ゴミ0フェスティバル表彰、2018年度 優良海洋センター表彰が行われ、当村は、2018年度 優良海洋センター表彰の「特A評価」海洋センター306ヵ所の一つとして表彰されました。今後も10年連続を目指し村内外の皆さんに親しまれる運営をし、スポーツを中心に地域コミュニティの中核施設として更なる活用を図らなければと考えております。








▽ レセプションは、B&G財団評議員の谷川真理さんが挨拶をされた後、中村真衣さんの乾杯の発声で始まり、会議出席の皆さんが、地域間交流を通じて海洋センター所在自治体同士の横の連携を深めていました。








 今年の第12回B&G全国サミットは樋口教育長と出席して、笹川会長さんの基調講演、首長からの事例発表、B&G財団からの事業説明など、当村の改修できました海洋センターの利用向上のための運営において参考になるお話を拝聴し、とても勉強になりましたので、更に当村の活性化につなげていきたいと考えます。

▽ 朝の写真は日岐上空からの風景です。







 その他生坂村では、保育園で誕生会、小学校でALT・SC来校、中学校で3年発育測定、児童館でおはなしひろば、昭津・大日向・宇留賀の皆さんの元気塾、山口医師訪問診療、バドミントン教室などが行われました。