29日(木)は晴れて気持ちの良い秋の空が広がり、昼間は日差しの下では少し暑さを感じました。
2日目の先進地視察は、宿泊先を朝8時に出発し、肝属郡肝付町に伺い、永野町長さん、福元副町長さんはじめ視察担当の幹部の皆さん7人でご対応いただきました。
永野町長さんから歓迎のご挨拶をいただき、我が町村会の羽田会長さんから御礼の挨拶をお返ししまして始まりました。
研修は最初に「きもつきのDX!役場の変化を地域の変化に」と題して、デジタル推進課 中窪課長補佐さんに説明していただきました。
自治体のDXとして「自治体DX実現に向けた環境の転換」「新しい働き方の試行から定着へ」、地域のDXとして「学校と地域が共に学びシビックプライドを創出」「地域と外部とのコミュニケーションの活性化」「協働型の地域課題解決に向けた仕組みづくり」などに向け、現状把握と課題設定により、ビジョンを共有し、課題解決のために様々なアクションを起こしているとのことでした。
次に、肝付町におけるスマート畜産の取組として、畜産課 柳谷参事さんに説明いていただきました。
ICTで肉用牛繁殖農家の生産技術情報を共有し、生産性と所得の向上を図ることを目的に、肝付町、県(大隅地域振興局)、鹿児島きもつき農協、(株)ファームノート共同で、若手20戸を対象に、クラウドによる牛群管理システム及びIoTセンサーの2つの取組など、実証している状況を説明していただきました。
その後、村商株式会社の新村畜産に行き、新村社長さんから現場を視察させていただきました。
各牛の個体情報(受精日・妊娠鑑定日・分娩日・子牛販売成績・疾病履歴など)をスマートフォンなどでクラウドの牛群管理システムに入力して、いつでも手元で農場の管理・分析をしていました。
牛の首にIoTセンサーを装着して、牛の行動データを人工知能が分析することで、発情の兆候や疾病などの情報をクラウドのシステムに通知される取組もされていました。
肝付町の永野町長さん、福元副町長さんはじめ視察担当の幹部の皆さん、新村社長さんには、ご丁寧に分かり易くご説明をいただき感謝申し上げます。私は、自治体DXの実現に向けた環境の転換などの先進的な取組は、当村のDX化に向けて参考になることが多くとても勉強になりました。
視察後は、長野県町村会10月役員会を行い、協議事項として、第35回定期総会提出議題の決議(案)、長野県市町村職員共済組合の議員等候補者の推薦、11月役員会の日程(県への要望運動含む)、12月役員会の日程について協議し承認しました。
報告事項として、新型コロナウイルス感染症に対する本会の対応等、令和4年度災害共済関係事業加入推進運動、令和5年度長野県小学校長会への市町村等負担金、長野県自治体労働組合連合からの要請、令和4年度市町村振興宝くじ(サマージャンボ)の販売実績などについて報告を受け協議をしました。
▽ 毎朝恒例の写真は、赤地蔵に行き、朝霧が深く立ち込めていた上空からの風景を撮影した写真です。
赤地蔵上空からの風景
その他生坂村では、保育園児大豆収穫、小学校で生活科遠足(2年)・金管練習、教育委員会定例会、陶芸教室などが行われました。