信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

第17回B&G全国サミット&万平集落上空からの風景

2025年01月22日 | 私の活動報告
 1月22日(水)は晴れて穏やかな青空が広がり、日差しの温もりを感じられました。
 午後2時より、ベルサール東京日本橋において第17回B&G全国サミットが「ミクロとマクロで見る公共施設の在り方」をテーマに開かれ、当村は私と上條教育長が出席し、全国388箇所の海洋センター所在自治体から多くの首長、副首長、教育長などが出席し盛大に開催されました。

 第一部の主催者挨拶として、ブルーシー・アンド・グリーンランド財団会長 前田康吉氏から、今回の「B&G全国サミット」は「ミクロとマクロで見る公共施設の在り方」をテーマとして、近年、人口減少や過疎化など社会状況の変化による公共施設の統廃合が進む中、自治体の総合計画においても、機能や役割を見直す施設を多く抱えていると思います。
 本会議では、社会体育施設である海洋センターに新たな設備と機能を追加しアップデートした事例と、海洋センターを「移設」し、自治体の実情や総合計画に沿った役割を新たに加えた事例について、それぞれ首長から発表いただきます。各自治体においてB&G海洋センターが果たせる役割について、今一度考えていただく機会にしていただければと考えております

 B&G財団は、多様化する社会課題の解決に向け自治体の皆様と共に考え、更なる地域の発展のため、「青少年の健全育成」と「地域活性化と地方創生」を理念とし、これまで以上に多岐にわたる事業を全力で邁進していく所存ですなどと挨拶されました。

 「防災拠点による災害時相互支援のご案内」~隙間のない被災地支援を目指して~として、B&G財団を介した支援や防災拠点が保有する資機材、防災拠点による支援実績を説明され、令和6年12月28日からの大雪にかかる災害救助法が適用された青森県平川市須々田教育長から、被災状況と男鹿市と久慈市が油圧ショベルとスライダンプによる雪の除排雪作業を行っていただいたことに感謝の言葉を述べられました。


 そして、イントロダクションの事例発表を簡潔に行った後、
 特別基調講演として、日本財団 会長 笹川陽平氏から、「日本の将来は危ないか?」と題して講演してくださいました。
 笹川会長さんが登壇され、B&G財団が設立以来既に52年という歴史になり、当時、笹川良一はドイツに行き、当時のオリンピック委員会の専務理事であった方と議論した時に「これからは地方レベルで子どもたちをしっかりと健康に育てていくための施設作りが大切だ」ということを勉強し、それを実行して今日まで52年、皆様方の大変なお力添えをいただき運営されてきたこと、そして52年経って日本はどう変わったか、52年も先取りをして皆さん方や実施してきたことは素晴らしいこと、今は、昭和は遠くなりにけりで今年は昭和100年であり、アメリカのトランプ大統領は、やることは明確で分かりやすいこと、海水が1度温度上がっただけで生態系が変わっていて、日本近海のモリタリングをしていること、

 少子化、高齢化の中、地方が過疎化していき、鉄道の存続問題もあり、日本は人口減少でGDPが日本は15~20番目に落ちていくこと、世界で最も地理的に危険だと言われているのは、実は日本であり、台湾問題の中国があり、北朝鮮があり、ロシアは北海道の一部を領土にしていること、なぜ日本人は平和なのか、平和ぼけなのか、日本は独立している国か、日本の憲法は世界で最も古い憲法で自分の国を自分で守るのが独立国家であり、独立国家の要件を日本は持っているか、輿論と世論の関係は、輿論でなければいけないこと、長岡藩の藩士小林虎三郎が戊辰戦争で困窮した長岡藩に送られた米百俵を国漢学校の設立資金に充てたこと、教育にお金を掛けること、皆さんの意見をどう理解していただくか、藩で人材養成のために、言いにくいことも言うこと、今日のキーワードは輿論であり、言うべきことを言って、これから我々の日本財団は真摯に聞いて協力していくこと、B&G財団の活動こそ先見性のある「継続性」であり、皆様方のご協力、ご活躍があったからのことで、心から敬意を表し、皆様方と相協力しながら、これからの日本を明るく豊かにすることなど、多岐にわたりお話しされました。

 第二部として「B&G全国サミット」の会長の福井県大野市 石山市長、副会長の熊本県南関町 佐藤町長、長野県白馬村 丸山村長が登壇され、一言ずつご挨拶をされました。

 続いて、事例発表として宮城県加美町 石山町長から、「ミクロ視点(障がい者)からみる公共施設の在り方=特別施設整備と次世代型艇庫の活用事例」として発表されました。

 加美町中新田海洋センターは、2019年度~2021年度に財団助成を活用し、「誰もが一緒に楽しめる拠点」に生まれ変わった。施設内を全面バリアフリー化し、段差のないスロープや車椅子対応のシャワー室、多目的トイレを設置。 また、事務所を釈放することで、常駐スタッフを配置し、障がい者も安心して利用できる環境を整えた。

 この事例は、老朽化や人口減少による利用者減を理由に休館や廃止を選択するのではなく、障がい者目線で、「建て替え」「改修」「増築」することで、付加価値を高め、長期的な視点をもって、公共施設をアップデートし続けることの成果を示している。
 リニューアルから約5年経過した今だからこそ、当初の盛り上がりを更新し続けている事例を発表されました。


 次の事例発表は、北海道大樹町 黒川町長から、「マクロ視点(大樹町総合計画)からみる公共施設の在り方=プール特別措置の活用事例」として発表されました。

 大樹町海洋センターは、2023年度財団助成を活用し、「学校に隣接する屋内温水プール」に生まれ変わった。建設以降、上屋シートの取り替えや鉄鋼塗装など、その都度修繕しながら使用している状況だったが、老朽化による鉄骨部分の腐食などにより耐震性の劣化が激しく、今までの修繕方法だと、運営が厳しい状況に合った。この状況を打破すべく、早期に改築することとし、プールの在り方等についてプロジェクトチームを立ち上げた。

 地域全体からみた海洋センターの立ち位置として、利用者の80%が小学校児童であった実情から、「小学校の利用を中心としたプール」として、改めて役割を持たせ、建設場所を小学校近接にした。


 この事例は、施設の老朽化を起点として、まち全体から、この海洋センターの役割を追求した際に、「移設」することで、その目的達成が可能となったことを示している。地域の実情や総合計画からみた「海洋センター」の役割を再考した事例を発表されました。

 B&G全国指導者会の会長 青森県南部町 工藤町長から、「B&G全国指導者会v指導者の養成と活用」として、B&G指導者の重要性、地域指導者会における活動展開、「B&G指導者の幅広い分野の取組」、新たな活動目標(2023年度~2025年度)として、「自然体験活動を通じた郷土教育」「食品ロス削減活動」などを説明されました。



 首長へのお願い(3Kの推進)として、「指導者の研修派遣」「指導者の活動理解」「指導者へ言葉かけ」などをお願いされました。

 指導部会長 兵庫県養父市 米田教育長から、昨年11月22日に行われた「第21回 B&G全国教育長会議」でテーマ「部活動の地域“移行”から“展開”に!~指導者の確保は課題解決につながるのか~について、会議の概要等を説明されました。

 「第21回 B&G全国教育長会議」の「提言」として、「多様な活動ができる環境の整備」、「子どもたちが将来にわたり多様なスポーツや文化活動に親しめる環境を創り、地域活性化につなげよう」を報告されました。


 令和6年能登半島地震被災地支援事業「B&GフレンドシップPROJECT2024」の中間報告として、遊び場・運動機会を失った子どもたちへの支援は「マリンスポーツ体験等の提供」「子どもの遊び場・体験活動の提供」「障がい児等への運動支援」と災害時要配慮者・震災遺族等への支援などを報告されました。


 穴水町の大間教育長から、子どもたちが運動したり、遊んでいる様子を報告され、B&GフレンドシップPROJECT の支援に御礼の言葉などを述べられました。


 自治体派遣研修制度として3自治体から派遣されている研修生が紹介され、それぞれに派遣していただき貴重な経験をしたことなどに御礼の挨拶をされました。



 優良センターアワードとして、2023年度 優良海洋センター表彰が行われ、10年連続特A評価センターの21自治体と20年連続特A評価センター2自治体が表彰され、記念撮影をされました。


 当村は、今回優良海洋センター表彰は受けられませんでしたので、その原因を検証して、再度「特A評価」海洋センターになるように努めていき、村内外の皆さんに親しまれる運営をし、スポーツを中心に地域コミュニティの中核施設として更なる活用を図らなければと考えております。

 再び石山会長らが登壇し、それぞれ今回のサミットの感想を述べられ、第17回B&G全国サミット共同宣言の確認が行われました。

 共同宣言は、『誰もが「利用できる」から「利用したくなる」施設づくり』であり、「海洋センターを取り巻く地域社会のニーズを汲み取り、付加価値をつけることで、より魅力的な施設にアップデートしよう。」です。

 最後に、公益財団法人B&G財団理事の岸ユキさんから、第17回B&G全国サミットの講評をお聞きして修了しました。

 今年の第17回B&G全国サミットは上條教育長と出席して、笹川会長さんの基調講演、首長からの事例発表、B&G財団からの事業説明など、当村の改修できました海洋センターとプールの利用向上のための運営において参考になるお話を拝聴し、とても勉強になりましたので、更に当村の活性化につなげていきたいと考えます。

万平集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、万平集落へ上がり、朝霧が立ち込める上空から朝日が差してきた風景を撮影しました。


 本日生坂村では、いくさかマル得商品券使用期限、小学校で立ち合い演説会、いくさか歩こう部などが行われました。




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