横浜創造都市センターでのセミナーに参加してきました。
講演の講師はビッグイシュー日本代表 佐野章二氏です。
「ビッグイシュー」とはご存知の方も多いと思いますが
ホームレスの方が手売りしている雑誌です。
定価300円のうち160円が彼らの収入になります。
仕事を作り出し、支援をすることを目的として
作られている雑誌です。
会場で売っていたので初めて読みましたが
とても知的な情報誌で有名人のインタビュー他、特集、
生活に役立つ情報や法令や制度の解説、書評などが
載っています。
この雑誌、読者の7割が30~40代の女性なのだそう。
そして販売するホームレスの方は常連のお客さんから
人生相談をされることが割とよくあるのだそうです。
だから、誌面にも販売員(イニシャル登場)による
人生相談コーナーがあったりします。(人気コーナー
なのだそうです)
佐野氏の話はとても興味深く、すごくよく考えられて
いて感動しました。
なかなか大変ではあるけれど
続ける中でコンテンツができ、人の輪ができ、支援
したホームレスの方の約1割が就業を果たしています。
話を聞いていて
仕事のありがたさ、一生懸命働くことの尊さを再認識しました。
仕事だから、やらなければならない、だけどやらなければ
ならないという意識が工夫を生み出し、成長をさせ
経済の自立を作り出す。
働くこと、食べていくこと、自分らしくあること
いろいろなことを考えさせられました。
汗して働く、まめに動く、仕事に無駄なし、です。
ウダウダ言う暇があったらどんどん動いてみろ、社会の
一員としてできることをもっとやれ、とカツが入った
思いでした。