「心身元気になる料理生活」Y's foodしんぶん

横浜の料理教室・食と健康の企画事務所です。食・料理を通じて「伝える」お手伝いをしています。

介護を予防する

2010-02-22 | 介護予防ウェルエイジング
数年前から高齢者の方々に向けての栄養、食事の
話をさせていただいています。

正直、こういった機会をいただくまでは「低栄養」と
いう言葉も知らなければ意味も分かりませんでした。

低栄養とは大雑把に言うと「たんぱく質やエネルギーが
不足している状態」なのですが

「こんなに飽食の世の中で皆食べることが好きなのに
低栄養ってどういう意味?」という思いでした。

勉強していく中で実感を持ってお話が出来るのは
両親のおかげです。

あんなに食べることが好きな人だったのに
歯が弱くなり、噛みづらく嫌な思いをしたり
痛いと感じることで食べるものが限られて来て
しまいました。

そうなると栄養素の摂取が偏るので体力全体が
落ちてしまい、体力が落ちることで気力も落ちて
しまいます。

こういったことが分かったら放っておかないように
何かしら働きかけることや観察することがとても大切
なような気がします。

なぜなら、
本人は大丈夫と思っていても人間誰しも年をとれば身体の
あらゆるところは本人の想像以上に老化しているし、
食習慣というものは毎日であり非常に大きなものだからです。

さらには見た目は立って普通に行動が出来ても、
例えば転倒や、疾病にかかったとき、私たちの年齢に比べ
非常に大きなダメージを受けてしまうからです。

「ちゃんと食べているか?」「ごはんだけでなく
たんぱく質は何かしら毎食おかずとして食べているか?」
「こんな風に料理をすると●●は美味しい」
「歯の不具合を先生に言って治して頂いているのか」

など情報、世間話として時々電話をしていました。

両親とも元気ですが、それでも会うと変化を感じることが
あります。

喜怒哀楽が激しくなってきたような気がする。

前よりも飲酒量が増えているような気がする。

これらはもしかすると

あくまでも推測ですが

気持ちの面でなにか信号なのかも知れないし、誰かに聴いて
欲しいことがあるのかも知れません。

「老後」は私は未体験ですが

物事には必ず予兆があるのではないかと思っています。

家族皆が幸せに暮らせるように、コミュニケーションを
もう少し密にしよう、話をしよう、と思う今日この頃です。


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