「心身元気になる料理生活」Y's foodしんぶん

横浜の料理教室・食と健康の企画事務所です。食・料理を通じて「伝える」お手伝いをしています。

痩せすぎないように気をつける

2011-08-04 | 介護予防ウェルエイジング
元気なシニア年代の方々に向けた食事の講座で
皆さんに必ず聞くのが

1.「私は太らないように気をつけている、という方」
2.「私は痩せすぎないように気をつけている、という方」

という質問なのですが

先般の記事に続き2)の痩せないように気をつけている

という方も大体数名いらっしゃいます。

年齢を重ねていくと活動量が減り自然に食が細く
なり、結果体重が少し落ちてきている。
だけど特段体調の不調などはないという方は結構
おられます。

ただ気になる方、というのは

以前よりぐっと食欲が落ちている

とか

体重が半年の間にたとえば5kg減ってしまって
なんとなく体力も落ちた気がする

とか

義歯が合わなくて食べにくくなっているから
食べなくなってきてしまった

など、なにか今までと違う、という変化に自ら気
づいておられるのです。

介護予防上、気にかけるってとても大切で良いこと
だと思います。

そして放っておかないことがさらに大事です。

原因はまず何か?考えられそうなのは?

・歯が悪い、義歯が合わないから痛むのでベーコンや
 イカなどの弾力のあるものが以前のように食べられ
 ない。気がつくと同じような柔らかいものばかりを
 食べている。

・気分的にふさぐことがあって食欲がない。あるいは
 生活にメリハリがなく食事が楽しくない。料理自体
 もめんどくさいと感じている

・便秘なのでおなかが空かない

・あまり動くことが無くなって食べなきゃ食べないでも
 平気になっている。

上記は一部ですが、原因に目星がついたら
対策を考えます。

歯は早く歯医者さんに相談した方が良いし

便秘も水分を取るとか繊維をとるとか軽い運動を取り入
れる、おやつにヨーグルトを習慣にするなど、工夫したい
ものです。

あとは趣味を始めるとか友達に会うとか離れた子供夫婦
と外食をするとか、リフレッシュを考える。

そして食事が偏らないように、あまりにも小食すぎないように
気をつけていきたいものです。

放っておくといわゆる大人の栄養失調である「低栄養」状態
になり

低栄養の状態になると、免疫力も落ち、ちょっとした風邪や
けがから悪化し 治りにくく本当に介護が近づいて来てしまいます。

私が子供のころ母はよく「痩せたい」とダイエットのような
ことをしていました。

そんな記憶があると母の痩せに対し鈍くなってしまいます。

仕事でかかわっているおかげで「偏らないように」「3食
食べることは大事だよ」「たんぱく質のおかずは毎食何の
種類でもいいから1品は入れて」と伝えることができます
が、

知らなかったら無頓着になってしまいそうです。

元気なうちから、子世代もコミュニケーションをとって
元気そうか、元気そうでもちゃんと食べているか
健康を守っていきたいものです。


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