最近仕事が忙しく、天候不順もあり、皆様には申訳ないが、
少し涼しい位のが仕事も捗り、久しぶりの週末を休んでいます。
庭には鉄砲百合が咲、夏の終わりを告げているかのようである。
最近休みに音楽を聴くのですが、筆者の最近の傾向は疲労感の多い時には
KEFQ300にAurex SC-M15/SC-M15K1978年頃発売されアンプにBTL接続でモノーラルで
聴くことが多い、特徴は色付けが無く透明感のある音は長く聴いても疲れない。少し白痴美
的に思うが、長く聴くには良いアンプである。
音質は非常にナチュラルで余り特徴のないのが特徴か?弱点もある、大音量には弱さが露呈
する普段聞くレベルの音でしたら全く素直なパワーアンプである。
家庭で音楽を楽しむ程度なら実に色付けのなく良いアンプだと思う、
昔からKEF LS3/5a SignatureModelは注目していたスピーカーだが高額で手も出ませんでした。
今もLS3/5aはヤクオクなどでも高額で取引されているようです。
でもスピーカーについては、昔から筆者がSPENDORは、注目したスピーカーでしたが
最近と或る所でSPENDOR SP-2/3(発売は1996年頃)の最新機種を聴く機会があり
現在Classic SP-R SP2/3R2とマイナーチェンジして販売してるようですが古い外観のため、
過小評価されがちなスペンドールですが、その姿が有能なスピーカーであることを隠していると言えます。
数十年前のスタイルのスピーカーが、最先端のスピーカーたちに太刀打ちできるとは、本当に驚くべき事です。
TANNOY ⅢLZとは又違った英国の音が聴こえるスピーカーのようである。
当に音は、アンプやスピーカーのブランドをそろえれば済むものじゃない。
高級部品になればなるほど、かえってうまく鳴らすのは難しいものだ。
音楽を家庭で楽しむには、だからオーディオ誌の推奨するような無茶苦茶に高価なパーツなど、そろえることはない。
国産のアップライトだってモーツァルトやベートーヴェンを弾くには何ら不足ないのと同じだ。
いつも言っていることだが、大切なのは少しでも多く、いい音楽を聴くこと。いい部品をそろえることじゃない。
今後KEFQ300をSPENDORに交換したいものです。20年近く現役のSP-R SP2/3R2は流石英国製である。
話は変わって、最近疲れ気味の時の音楽って思い浮かぶのは
アマンディーヌ・ベイエAmandine Beyer, violin solo & Director,(音楽監督/ヴァイオリン)
筆者も好きなレーベル(ハルモニア・ムンディ)より配信のパッヘルベル:4月の嵐~組曲、カノン、アリア集
Canon de Pachelbel - Gli Incogniti / Amandine Beyer
【収録情報】
パッヘルベル:
1. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第5番ハ長調
2. いかに儚き、ああ、いかに空しき、人の人生よ
3. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第2番ハ短調
4. 4月の嵐
5. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第6番変ロ長調
6. 組曲 4声のパルティータト長調
7. 我が命とその十字架
8. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第3番変ホ長調
9. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第4番ホ短調
10. 善良なヴァルター、我らの市参事会員
11. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第1番ヘ長調
12. おお、偉大なムーサの光
13. カノンとジーグ
アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン) ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
リ・インコーニティ
録音時期:2015年7月
録音場所:フランス、アルセナル文化センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
アマンディーヌ・ベイエ率いる古楽アンサンブル、リ・インコーニティによるパッヘルベルの室内楽、アリア集。
パッヘルベルといえば、本アルバムの最終曲として収録されている「カノン」が大変有名で、世界中で親しまれています。
この曲は本来3本のヴァイオリンと通奏低音による「カノンとジーグ」が対になった作品。
軽快なテンポと3声部の絡みが立体的な色彩を構築し、素晴らしい手腕で対位法、
カノン進行を処理しており、まさに彼の代表作と言える楽曲です。
パッヘルベルは現代では「癒し」の音楽の代表のような扱いですが、アイゼナハ、エルフルト、
シュトゥットガルト、ニュルンベルクなど、教会・宮廷オルガニストとして活躍、
バッハ以前のドイツの作曲家として最も重要な人物の一人です。
室内楽曲のうち最も重要な作品が、1695年ニュルンベルクへ移ってから出版された<音楽の楽しみ>。
この曲集は、2つのヴァイオリンと通奏低音による6つの組曲からなっています。
組曲はソナタと一連の舞曲からなり、その多くがフランス風様式で書かれ、
特に第4、5番は壮大なシャコンヌで締めくくられており、ドイツの語法から離れていった手法がうかがえます。
ベイエ&リ・インコーニティの演奏はタイトル通り音楽の楽しさを表現するような、
明るく生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
また、テノールのハンス・イェルク・マンメルを迎え、アリアが組曲の間に収録されています。
パッヘルベルのアリアのほとんどは、祭典、洗礼、葬式、
新年などの特別な行事のために書かれたもので、艶やかな独唱が響き渡る作品です。
アマンディーヌ・ベイエAmandine Beyer, violin solo & Director(音楽監督/ヴァイオリン)
フランス古楽界の新世代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者。
エクサン=プロヴァンスでオーレリア・スパダロに師事したのちパリ国立高等音楽院、
スイスのバーゼル・スコラ・カントルムに入学。
キアラ・バンキーニのもとで古い時代のヴァイオリン奏法への研鑽を深め、
同時にクリストフ・コワン(バロック・チェロ)、
ホプキンソン・スミス(リュート)といった巨匠たちにも薫陶を受けた。
ソリストとしては、12年にリリースしたバッハの『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ』
が数々の賞を受賞。ハルモニア・ムンディに多くの名録音CDを残している。
10年からバーゼル・スコラ・カントルムで、キアラ・バンキーニの
後任としてバロック・ヴァイオリン科教授を務める。
BACH - Partita BWV 1004 - Ciaccona - Amandine Beyer
リ・インコーニティ(古楽アンサンブル)
2006年アマンディーヌ・ベイエによって設立。ア
ンサンブルの名前はヴェネツィアの「Accademia degli incogniti (名もなき者たちのアカデミー)」からとられた。
響きの実験、新しいレパートリーの探求、「古典」の再発見など、すべての「知られていない」
ものに対する興味を養うことにより、インコーニティの名の精神をさらに取り入れることを試みている。
ピエール・アンタイ(チェンバロ)との競演で、
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番ハ短調(BWV1017)から
第1楽章(ラルゴ/シチリアーノ)と第2楽章(アレグロ)をお聴きください。
Bach-Sonate pour violon et clavecin Nº 4 en Ut mineur-Beyer, Hantaï
彼女たちの新譜、ヴァイオリンの名手ジュリアーノ・カルミニョーラと、
ベイエ&リ・インコーニティが初共演したヴィヴァルディ「2つのヴァイオリンのための協奏曲集」です。
素晴らしいCDがまたひとつ、増えました。
Amandine Beyer, Giuliano Carmignola & Gli incogniti - Vivaldi: Concerti per due violini
アマンディーヌ・ベイエ率いる古楽アンサンブル、リ・インコーニティ
パッヘルベルの『音楽の楽しみ』を軽やかに弾むように演奏に癒やしをみつけました。ブラボー!