最近に飛躍的に音質が安定したと思われる拙宅の10吋TANNOYの鳴り方は個人的には満足しているが、中でも取り分けこの音楽の再生が良いと思われる音楽ソフトを選んで見た、以前と比べヴァイオリン・コンチェルト等演奏時の第一ヴァイオリンの鳴り方が良い意味合いて主張するような感じになり音楽性豊かになったと感じます、間違いなく実に細やかな表現を聴かせる様である。より音楽が身近に感じられる様に思う。
オーディオに関わるとお分かりと思うが、人の声の再生が一番難しいと言われるが筆者などは実に一般的な感じで聴いている、特にカンタータ等は従事する点は、何時迄も聴き続けて聴き疲れしないスピーカーが一番で、ブックシェルフタイプの小型の物は、無理やり音を出すタイプの物は敬遠する、特にカンタータを聴き始め、その様な傾向が強い様である、なるべくナチュラルに再生するエンクロージャーが一番だと思う。筆者のTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetを組込み使用する写真は見る限りは以前と変わらないが、全面ネットを少し補修したがその変化にも機敏に対応するTANNOYのIIILZ Monitor Goldユニットは実にデリケートでもある。
それでは筆者好みのカンタータ:心と口と行いと生活で(BWV147) 第5曲 アリアは好きで良く聴くが、同じ様に平和を与えて頂き様な、J.S.バッハ:楽しき狩こそ我が悦び アリア「羊は憩いて草を食み」 BWV 208 Bach, Johann Sebastian:Was mir behagt, ist nur die muntre Jagd Aria: Schafe konnen sicher weidenは第1曲から第15曲で構成されがバッハ作曲した世俗カンタータの一つ。通称『狩のカンタータ』(Jagdkantate)。現存するバッハの世実によく俗カンタータの中では最も古く、1713年2月27日のヴァイセンフェルス公クリスティアン(1682年 - 1736年)の誕生日を祝う作品である。中でも第9曲の『羊は安らかに草を食み』は、バッハ作曲のカンタータの中の世俗カンタータの『楽しき狩こそわが悦び』BWV208の第9曲。通称『狩のカンタータ Hunting Cantata』。『Sheep May Safely Graze』とも題される。
このように記してある。現存するバッハの世俗カンタータの中では最も古く、1713年2月27日のヴァイセンフェルス公クリスティアン(1682-1736)の誕生日に献呈されたと言われる。本日この曲を取り上げたは、なんたる事に偶然にも3月31日はJ.A.バッハの誕生日でもあるのです。
聞けば納得するが、誕生日に献呈されたと言われるように1713年2月27日のヴァイセンフェルス公クリスティアン(1682年 - 1736年)の誕生日を祝う作品である。筆者も昔はよく聴いていた全15曲からなり、特に第9曲 アリア「羊は憩いて草を食み」(Schafe Können sicher weiden)のアリア冒頭はNHK-FM放送の長寿番組である「あさのバロック」のオープニング曲に編曲されてバロックファンには大変有名になったであろう。
昔から誰もに知られるバッハの肖像画は最近は色々のことが言われるが上記の肖像画が一番安心できる絵画である、勿論見た目の印象からも音楽を想像するようで印象は大切である。
現在J.S.バッハの残された多くの曲は約半分が声楽曲であり、多くの演奏曲より編曲したり新しく作曲したと言われるライプツィヒ時代には毎週教会で歌われるカンタータの作曲、編曲をしたと言われるバッハ家族、アンナ・マグダレーナ・バッハ(バッハに妻)も楽譜を記載する事は非常に早く、バッハの息子達も総動員して楽譜を作り忙しい時を過ごしたと言われる。ライプツィヒ時代には300曲余りのカンタータを発表していると言われるが、現在残されたカンタータは約200曲と言われる、これは大変な人類への財産でもある。
今回90歳を迎えた巨匠ヘルムート・リリングの卒寿を記念してヘンスラー・レーベルから過去の名録音から新バッハ・編による大全集」から世俗カンタータだけを集めた8枚組を見つける。筆者も世俗カンタータ全ては違うアルバムで持参するが、バッハ演奏のエキスパートとして一時代を築いた巨匠ヘルムート・リリングと手兵シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムに今日もあり筆者のアルバムに備えた。
JSバッハ:世俗カンタータ集
Disc5
狩のカンタータ『わが楽しみは、元気な狩のみ』 BWV.208
シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
エヴァ・キルヒナー(ソプラノ)
ジェイムズ・テイラー(テノール)
マティアス ・ゲルネ(バス)
シュトゥットガルト・ゲヒン聖ゲン歌隊
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヘルムート ・リリング(指揮)
録音:1996年9月/シュタートハレ・レオンベルク
『街を知る者』 BWV.209
シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヘルムート・リリング(指揮)
録音:1998年1月/シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
バッハ演奏のエキスパートとして一時代を築いた巨匠ヘルムート・リリングとシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムのコンビによるカンタータ大全集。
合唱はやはりリリングが自前で育てたゲッヒンガー・カントライ。リリングの演奏を一言で例えると”「中庸」の美”ということになろうか。「実にJ.S.バッハらしい常に変わらない、過不足がなく調和がとれていること、とても聴き易く、万人に薦めうるスタンダードである。音質も程よく良好である。
聴いた後に満ち足りた充実感を味わうことは実に幸せに思います、他の世俗カンタータにも興味を抱き今後も楽しみたいとおもいます。
1948年生まれは筆者と同じ歳と思えば身近にも感じます。バーバラ・ヘンドリックス(Barbara Hendricks)は、アメリカ合衆国出身の声楽家。真珠にもたとえられる透明感あるリリック・ソプラノとして、オペラや演奏会で活躍する傍ら、人権活動などの社会奉仕でも著名である。現在はスウェーデン国籍を取得している。
彼女の70歳を記念してのベスト盤「La Voix du ciel」中にもJ.S.バッハ:『全地よ、神に向かいて歓呼せよ』『羊は憩いて草を食み』が掲載され、彼女のお得意の宗教的作品と黒人霊歌と幅広い歌手でもある。リリックな声質、優しく語りかけるような歌唱にはしっとりとした色香が感じられ、繊細な味わいを堪能させてくれます。
J.S. バッハ:カンタータ集(ヘンドリックス/C.P.E. バッハ室内管/シュライアー)
BACH, J.S.: Cantatas (Hendricks)
もろびとよ歓呼して神を迎えよ BWV 51 (Jauchzet Gott in allen Landen!, BWV 51)
作詞 : 不詳 - Anonymous
バーバラ・ヘンドリックス - Barbara Hendricks (ソプラノ)
ホーカン・ハーデンベルガー - Håkan Hardenberger (トランペット)
C.P.E. バッハ室内管弦楽団 - Carl Philipp Emanuel Bach Chamber Orchestra
ペーター・シュライアー - Peter Schreier (指揮)
Aria: Jauchzet Gott in allen Landen!
1. Recitative: Wir beten zu dem Tempel an
2. Aria: Hochster, mache deine Gute
3. Chorale: Sei Lob und Preis mit Ehren
4. Finale: Alleluja!
5. 我は満ち足れり BWV
82 Ich habe genug, BWV 82
作詞 : 新約聖書 - Bible - New Testament
バーバラ・ヘンドリックス - Barbara Hendricks (ソプラノ)
C.P.E. バッハ室内管弦楽団 - Carl Philipp Emanuel Bach Chamber Orchestra
ペーター・シュライアー - Peter Schreier (指揮)
Aria: Ich habe genug
6.Recitative: Ich habe genug! Mein Trost ist nur allein
7. Aria: Schlummert ein, ihr matten Augen
8.Recitative: Mein Gott! Wann kommt das schöne
9.Aria: Ich freue mich auf meinen Tod
10.結婚カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV 202 (Weichet nur, betrubte Schatten, BWV 202, "Wedding Cantata" )
作詞 : 不詳 - Anonymous
バーバラ・ヘンドリックス - Barbara Hendricks (ソプラノ)
C.P.E. バッハ室内管弦楽団 - Carl Philipp Emanuel Bach Chamber Orchestra
ペーター・シュライアー - Peter Schreier (テノール)
Aria: Weichet nur, betrubte Schatten
11.Recitative: Die Welt wird wieder neu
12.Aria: Phoebus eilt mit schnellen Pferden
13.Recitative: Drum sucht auch Amor sein Vergnugen
14.Aria: Wenn die Fruhlingslufte streichen
15.Recitative: Und dieses ist das Glucke
16. - **:** » Aria: Sich uben im Lieben
17.Recitative: So sei das Band der keuschen Liebe
18.Gavotte: Sehet in Zufriedenheit
19.狩のカンタータ「わが楽しみは、元気な狩のみ」 BWV 208 - アリア「羊は安らかに草を食み」
20. Was mir behagt, ist nur die muntre Jagd!, BWV 208, (”Hunt Cantata": Aria: Schafe konnen sicher weiden )
作詞 : サロモ・フランク - Salomo Franck
バーバラ・ヘンドリックス - Barbara Hendricks (ソプラノ)
C.P.E. バッハ室内管弦楽団 - Carl Philipp Emanuel Bach Chamber Orchestra
ペーター・シュライアー - Peter Schreier (指揮)
勿論結婚カンタータBWV202も良いが筆者が好きで良く聴く「ヌリア・リアル, フィリップ・ピエルロ & リチェルカール・コンソート」演奏が聴き慣れて馴染むと共にルネサンスやバロック時代の音楽を専門に扱っているヌリア・リアル(ソプラノ)が好みでもある。
テノール部分は時期を取るペーター・シュライアーが参加し補っているこの作品が実にバランスが良好である、彼女の70歳を記念してのベスト盤でもある「La Voix du ciel」、1枚目は宗教的作品と黒人霊歌、この辺りが幅広い歌手と思う処である、勿論お得意の狩のカンタータ「わが楽しみは、元気な狩のみ」 BWV 208も収録している。リリックな声質、優しく語りかけるような歌唱にはしっとりとした色香が感じられ、繊細な味わいを堪能させてくれます。聴き慣れた、もろびとよ歓呼して神を迎えよ BWV 51も実に聴き続け安心して聴ける居心地が得られ10吋タンノイで聴くには実に具合が良いである。
一般的には馴染みの深い、結婚カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV 202は全曲を収め、残念なことにBW V208の演奏はアリア「羊は安らかに草を食み」のみで矢張り全曲を注入してもらいたかった。
今日早朝モジャ君との散歩する、桜の花一輪の開花を見つける。
霧が深く前が見え難い状態であり昼間は暖かくなりそうである。三月も終わり新年度は始まるが日本の政治のこの先が心配である。
(ナチュラル)ホルンがすばらしい。
ホール・エコーと相まって、空気に
包まれ溶けていく感じが何とも言えない
です。
ソプラノの声質もどこか丸みが
感じられてバスはあのゲルネ。
いうことないですね。
リリングが磨きに磨いた団体や
ソリストたちですから、仕上がりも
十分。バッハ研究の成果でしょうね。
バーバラ・ヘンドリックス(1948~)
今年76歳なんですね。
時間の経つのは早いものです。
音楽以外にも社会活動なども手掛けて
才媛ですね。
好きなカンタータを聴けば納得できますよね!
ヘルムート・リリングさんも
充実し他演奏は他では真似出来ない良さなんでしょうね!
バーバラ・ヘンドリックスのBW V208ha若い頃の作品ですが
歌の旨さは別格です。
ヘルムート・リリングさんの世俗カンタータには
演奏は古いが、実に良いアルバムでした。