筆者の使うパワーアンプはADVANCE M-501 300B ステレオ 真空管 パワーアンプ はSUNVALLEY SV-501SE 300Bの原型モデル 名です、 6AN8の良いものの入手が悪いので、SUNVALLEYに移り6BM8に変更して安定な音質と聞いたような気がします、ご存じ6BM8は当時はまだテレビがブラウン管時代に音声出力管として多用していた球で未だ未使用の中古品として販売する様です。
先日久しぶりにヤフオクを見ると日立製の6BM8の未使用の新品(当然ビニールカバーは開封してません)が掲載されている、この真空管はTVのブラウン管時代まで頻繁に出力管として使っていた為か、国産品の在庫も多い様に思う、しかし最近は真空管ブームか?6BM8は出力管でも使えため汎用性が高く、意外と人気のある球でもあり価格高騰で当時の正価と比べ最低10倍以上の金額である、一般的に東芝、松下製品は多いが、日立製は意外と珍品で自分への在庫が欲しくあえて競り落として見た。
6BM8出力管はドイツ製、オランダ製、米国製と夫々所持するが今迄日立製を超える球は無かった、肝心の3OOBを変えれば違う球が必要になるのかも知れない、此のあたりが真空管アンプの幅広さか、面白さが魅力的な点とも思える。
300Bも此のアンプにはナス型が相性が良いと言われるが、一度購入を考えようと思っている。早速到着後開封した写真である、勿論視聴したが暫く経過すれば良い音が聴こえるであろう。
到着し早速開封して足部分の清掃をして火を入れる、略一週間経過し音質も安定したのでジックリ試聴する、筆者の持参するこのアンプを仕様する方の意見は松下管使用を進めるが、筆者のには微妙なニュアンスで勝る日立管(正価と称して四百五十円の表示が明記される)が音は良い塩梅に聴こえた。
勿論海外のメーカーから国産まで取り揃えたがこの球は断然国産品が優れている様に思う。
勿論真空管取扱説明書が入っていた。勿論この球でパワーアンプ製作可能ということです。
プリアンプはスタイルはチープなそれに伴う支那AiyimaT7のプリアンプは音質が安定し、独特のアメリカンクラッシックと思える独自のスタイルが筆者の好みのパワーアンプSV-501SEとも相性は良く、スピーカーケーブルも最近知った英国製QEDのProfile42 Strandもエージングもこなれ大変聴きやすい音になり三位一体となったと満足している。
兎に角オールドタンノイとの相性は抜群で、筆者が個人的に感じたことは音質のバランスが良くなると若干ボリュームを上げたくなる様である。
今までの体験によるともう少しボリュームを上げたいと思うときは、実は大変バランスが整った状態の時に起きる現象の様である。
じっくり眺めると久々にこの体験をした。何故、今300Bの真空管というのは、確かに存在感は最右翼であり音ばかりではなくその佇まい、雰囲気、オーラみたいなものなのでしょう。古き良き時代が味わうことができるタイムトンネルかもしれない。
ただ現在パワーアンプを置いてある隙間は簡便なインシュレーターを施し音のハウリング防止をしているが、余りよい方法では無いと思う。
ベストはWELLFLOATを使用すれば最善ではあろうが、アンプは相当重量もありサイズも大きく実に高額で貧困老人には無理である、以前ブログで紹介した大型スピーカーの厚みのあるエラストマーゲルの上に集積材の板を載せて仕上がる簡便な方法をう、早速ホームセンターにて購入し500×420mmにカットした頂き、木端にペーパーをかけ仕上げた板材を乗せ完成です。
上記が完成写真であり、勿論サブ機のLUXKIT A3500のパワーアンプも今回製作ボードの上に乗り安定したようである。
早速試聴すると、以前より音楽全体がスッキリした感じに聴こえる、特に少し低音がダブつき気味な所は今は無くなりあくまで自然な低音が鳴った様に感じる、特にジャズのベースのブーミー音などはインシュレーター効果は大であった。すべに言える事だが基本に忠実にしっかり対応しないと効果が少ない無いことがよくわかった。
今日は珍しく買い物から帰ったと言って菓子を渡された、ウクライナ産のクッキーでした、コーヒーには合う様です、ニュースはウクライナの事ばかりで一刻も早い平和が訪れることを祈るばかりである。
最近筆者の目に止まることは、日本人演奏者が気になります出している、何気なく本屋さんで立ち読みしていると、鍵盤楽器奏者、武久 源造さんと言われる一度聴きたくなりiTunesのリストで調べる、思った事と一致し、今までの作品もJ.S.バッハ作品間多く、造形も深い感じで早速聴くことにした。試聴したのはロンドンを拠点する市瀬礼子さんとの共演作品、今やイギリス古楽界の第一人者。
独自の視点でバッハを追求する武久との顔合わせは、バッハを愛する心が共鳴するような演奏を生み出した。武久によるジャーマン・チェンバロとジルバーマン・ピアノの使い分けは、この名曲に新たな光を当てることにもなった。バッハの錬金術Vol.1ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤楽器のためのソナタ全曲/二つのトッカータを聴く、ジャーマン・チェンバロとジルバーマン・ピアノを厳選し奏でる武久源造。異色の顔合わせがここに実現し、バッハ演奏にさらなる新風を巻き起こす様に感じる。
武久源造 957年、愛媛県松山市生まれの鍵盤楽器奏者。チェンバロを小林道夫、鍋島元子に、オルガンを秋元道雄、月岡正暁に師事。東京芸術大学大学院で服部幸三のもと、16・17世紀の西洋音楽における音楽修辞学について研究する。1984年から国内外で演奏活動を開始。
チェンバロ、オルガン、ピアノなど各種鍵盤楽器を駆使して、中世から現代まで幅広いレパートリーを持つ。1986年より作曲、編曲などを発表、好評を得る。また、1991年アトランタ国際チェンバロ製作家コンテスト、1997年古楽コンクールでは審査員を務める。1991年以降は数々のCDをリリース。中でもシリーズ『鍵盤楽器の領域Vol.1~4』、J.S.バッハ『オルガン曲集Vol. 1』などが話題になっている。
2000年には気鋭の若手古楽器奏者に呼びかけ、コンヴェルスム・ムジクムを結成し、多彩な活動を展開している。
バッハの時代、鍵盤楽器といえばオルガンかチェンバロでした。
チェンバロとピアノは形がよく似ていて、どちらも鍵盤を指で押さえて演奏します。見た目に大きな違いはありませんが、性能にはさまざまな違いがあります。例えば、チェンバロは、爪で弾くことで弦を振動させて音を出す「撥弦楽器」ですが、ピアノはハンマーで叩いて弦を振動させ音を出す「打弦楽器」であること。また、チェンバロは音の強弱をつけることができません。ピアノは、強い音も弱い音も出すことができ、音を持続させるペダルもあります。
現在のピアノの原型を作ったといわれているのは、バッハと同じ時代のイタリアの楽器制作家であるクリストフォリ(バルトロメオ・クリストフォリ 1655-1731)です。クリストフォリは、爪で弦を弾いて音を鳴らすチェンバロの音が強弱の変化に乏しいことを不満に思い、ハンマー仕掛けで弦を打って音を鳴らす現在のピアノ・メカニズムを1700年代頃に発明したといわれています。
発明当初クリストフォリは、このメカニズムを備えた楽器のことを「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(イタリア語で、弱音も強音も出せるチェンバロ)」と名付けました。ピアノの誕生です。この頃までのピアノは現在のピアノと区別して「フォルテピアノ」と呼ばれています。
そして19世紀後半になると、ほとんどピアノの曲だけを書いたショパンや、「ピアノリサイタル」を最初に開いたといわれるリストといったピアニストらが活躍し、オーケストラに匹敵する楽器としてピアノはその表現力を磨かれていきます。こうして現在のピアノの形が出来上がったのは19世紀末ですが、今でも細部の改良や新しい技術の研究が続いています。
以前にも紹介したが「Chantal Stiglianiの調律されたキーボード」と言い換えて発表したフランスのピアニスト、コンサート奏者の演奏は大変良かった。
後は筆者が好きな平均律演奏者はピアノ演奏でのイリーナ・メジューエワ、チェンバロ演奏でのボブ・ファン・アスペレンなど揚げたらキリがないが、今回紹介する武久源造(チェンバロ、フォルテピアノ)演奏は実に興味深い。
早速筆者の好みのものを購入する。もちろん平均律が興味あり、「平均律」の名で呼ばれるこの作品を「適正律」と訳し、還暦を迎える武久が満を持しての全曲録音を始動。ペダル付チェンバロとジルバーマン・ピアノを自在に奏しバッハの真意に迫ります。『適正律』とバッハ演奏に対する、長年培ってきた考察の詳述とともに、新たな地平を開く画期的大作に思う。
このシリーズのJ.S.バッハは実に興味深く、楽しみでもある、全曲平均律の第1集〜第2集が混ざりそれも第1集はチェンバロ演奏で第2集フォルテピアノ演奏を同じアルバムに入れ一粒で二度美味しい状態のアルバムを4枚日して提供している。CD購入は緊縮財政のため少しずつ揃えていくことにする。
試聴すると平均律のフォルテピアノ演奏を聴くのいは初めてで興味津々で楽しむことができました。
平均律(適正律)クラヴィーア曲集 第1巻より第1番~第6番、第2巻より第1番~第6番 武久源造(チェンバロ、フォルテピアノ)
バッハ:「適正律」クラヴィーア曲集 第1集、第2集 第1番-第6番
武久源造(チェンバロ&フォルテピアノ)
J.S.バッハ:適正律クラヴィーア曲集 第1集より(チェンバロによる)
第1番ハ長調 BWV.846(1. 前奏曲 Praeludium 2. フーガ Fuga)
第2番ハ短調 BWV.847(3. 前奏曲 Praeludium 4. フーガ Fuga)
第3番嬰ハ長調 BWV.848(5. 前奏曲 Praeludium 6. フーガ Fuga)
第4番嬰ハ短調 BWV.849(7. 前奏曲 Praeludium 8. フーガ Fuga)
第5番ニ長調 BWV.850(9. 前奏曲 Praeludium 10. フーガ Fuga)
第6番ニ短調 BWV.851(11. 前奏曲 Praeludium 12. フーガ Fuga)
J.S.バッハ:適正律クラヴィーア曲集 第2集より(フォルテピアノによる)
第6番ニ短調 BWV.875(13. 前奏曲 Praeludium 14. フーガ Fuga)
第5番ニ長調 BWV.874(15. 前奏曲 Praeludium 16. フーガ Fuga)
第4番嬰ハ短調 BWV.873(17. 前奏曲 Praeludium 18. フーガ Fuga)
第3番嬰ハ長調 BWV.872(19. 前奏曲 Praeludium 20. フーガ Fuga)
第2番ハ短調 BWV.871(21. 前奏曲 Praeludium 22. フーガ Fuga)
第1番ハ長調 BWV.870(23. 前奏曲 Praeludium 24. フーガ Fuga)
J.S.バッハ:適正律クラヴィーア曲集 第1集より(フォルテピアノによる)
第1番ハ長調 BWV.846(25. 前奏曲 Praeludium 26. フーガ Fuga)
武久源造(チェンバロ:1-12、フォルテピアノ:13-26)
【使用楽器】
チェンバロ:フィリップ・タイアー製作、1993年アメリカ・フロリダ州(モデル:クリスティアン・ツェル、1728年ハンブルク在)
フォルテピアノ:深町研太製作、2007年 日本・埼玉県(モデル:ゴットフリート・ジルバーマン、1747年ポツダム在)
録音時期:2016年10月25-27日
録音場所:神奈川県立相模湖交流センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
なぜにチェンバロからフォルテピアノへと武久源造さんは解説しておられる
鍵盤の世界では、クラヴィコードが持て囃されるようになります。なにしろ、ク ラヴィコードでは、強弱の変化は自由自在です。特に小さい音の分野では無限とも言えるほどの自由があります。ただし、クラヴィコードはどうしても、フォルテに限界がありました。かたや、チェンバロは音量の加減が難しい。
そこで、工夫されたのがフォルテピアノだったのです。これを発明したバルトロメオ・クリストフォリが最初に目指したのは、だから、けっして音量の大きな楽器ではありませんでした。そのことは、現在忠実に復元されたクリストフォリ・ピアノ を弾いてみれば一目瞭然です。
その音はたいていのチェンバロよりも小さいのです。ただ音量の変化は自由に、しかも快適に付けられる。その点で実に優れた楽器でした。しかし、やはりフォルテには限界がありました。ピアノが発明されて50年間は、 この楽器に人気が無かったのも当然かも知れません。とても、クリストフォリの段階では、オーケストラと共演することは望めまなかったのです。しかし、これを何 とか、より豊かに鳴る楽器に改良する試みが不断に続けられました。この道のりは 大変険しく、紆余曲折が続きました。現在も進化し続けているのです。
最近問題山積にてブログ更新が頻繁である、若干疲れたので、以前のペースに戻します。
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