コロナウイルスが蔓延して、次はヨーロッパに矛先を定めている様子、なるべく外出はしないように心がけている、自宅での音楽鑑賞もも少し飽きて来る。
ネットを検索すると、筆者に取っては思いがけない知らない曲を見つける、此処で改めて言いますが、筆者はキリスト教信者でも無く、只の音楽愛好家である、宗教の事は全く興味は無いが最近バッハ音楽は声楽が一番心に響くように聴こえる。
アンハルト=ケーテン侯のためのKöthenerTrauermusik(ケーテン葬儀の音楽)を見つける
演奏陣も、俊英アンサンブル・ピグマリオン(Raphaël Pichon)、さらに歌唱陣もフランスの新しい歌姫ドヴィエイルや、ダミアン・ギヨンらと充実の布陣で、つやがあって引き締まった素晴らしい演奏を展開しています。
<ラファエル・ピション>
カウンターテナー歌手としてサヴァール、レオンハルト、コープラマンらと共演したことがあり、また、ピアノ、ヴァイオリンも学び、その後、ピエール・カオの下で指揮も学んだという逸材。バロックから現代作品の初演までを手掛け、2006年、アンサンブル・ピグマリオンを設立。ラモーのオペラ録音、そして、バッハのロ短調ミサ曲の録音(アルファ)でも話題となりました。
J.S.バッハは、レーオポルト侯(アンハルト=ケーテン侯)(1694-1728)の宮廷で1717-23年の間楽長を務めました。侯は、音楽を愛し、音楽に精通した主君で、優れた宮廷楽団を有し、バッハのよき理解者でもありました。
バッハはこの時期に、「ブランデンブルク協奏曲」「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」、「インヴェンション」、「平均律クラヴィーア曲集第1巻」など多くのすぐれた器楽曲を作曲した充実した日々を送っていました。
(ただしこれらのほとんどは浄書であり、作品自体がこの時期に成立したかどうか明確でない部分もあります)。
筆者もバッハを聴き始めは圧倒的に、器楽曲が多くARCHIV(アルヒーフ)レコードを購入して大切に聴いてました。
ケーテン時代以外は殆ど教会音楽が多く、バッハは有名な不朽の名作、器楽曲はこの時期の作品が圧倒的に多い。
教会音楽以外の音楽を楽しみ、又子供達に貴重な鍵盤楽器の練習曲(特に有名な平均律を初めパルテータ等)貴重な9年間であると思う。現在においてもお子様のピアノ練習に欠かせない6つのパルテータはバイエルの練習曲が終わればバッハの練習曲を習得させる、基本形なんですね。
この「レーオポルト侯のための葬送音楽」は、1728年に亡くなった侯のために1729年3月24日に演奏されたもの。
楽譜資料は消失しているものの、「マタイ受難曲」のテキストも手掛けたピカンダーによる、この作品のためのテキストが残されています。このテキストが、マタイ受難曲(初版、1727年版)などの既存のアリア楽曲旋律にそのままあてはめられる構造であることから、この葬送音楽はバッハの自作のパロディの技法を用いて作られたと考えることができます。
たとえば、マタイ受難曲の有名なアルトのアリア「主よ、憐れみたまえ(Erbarme dich)」は、この葬送音楽では「Erhalte mich(私を忘れないでください)」というテキストに置き換えられており、完全に入れ替え可能なものとなっています。
このようにテキストを既存の楽曲にあてはめながら、この復元・録音の実現となりました。ブックレットのトラック表には、マタイ受難曲のほか、「侯妃よ、さらに一条の光を」BWV198、ロ短調ミサ曲など、元になった楽曲との対照表もついています。
J.S.バッハの失われていた音楽の復元録音の登場!
【曲目】
『J.S.バッハ:レーオポルト侯のための葬送音楽 BWV244a(モーガン・ジュルダンとラファエル・ピションによる復元)
【演奏】
ラファエル・ピション(指揮)
アンサンブル・ピグマリオン
サビーヌ・ドヴィエイル(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(アルト)
トーマス・ホッブス(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
アンサンブル・ピグマリオン
サビーヌ・ドヴィエイル(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(アルト)
トーマス・ホッブス(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
【録音】
2014年5月 ヴェルサイユ宮殿内王立礼拝堂
マタイ受難曲(初稿)と哀悼頌歌という、バッハの最高傑作の双璧と賞される2大名曲が誕生した年だからです。(ちなみにBWV82の年でもあるが、ここでは直接は関係無い)
正に、コラール・カンタータ年巻の年に続くバッハの創作の絶頂期ですが、その翌1728年の晩秋、バッハのかつての大恩人でその最大の理解者だったケーテン侯レーオポルトが、34歳の若さで亡くなってしまいます。
バッハは、ケーテン侯のために贈る最後の音楽として(それまでに贈られた夥しい数の音楽の何と豊穣なことか!)、とっておきの音楽を用意します。と言っているそうです。
年が明けた1729年の3月、埋葬の翌日に、ケーテンの改革派市立教会で行われた追悼礼拝において演奏された追悼音楽、それが、このBWV244aです。
後日、聖マイケル教会(オックスフォード)にてアンドルー・パロット(指揮)J.S.バッハ:葬送音楽BWV.244a ~ ケーテン侯レオポルトの追悼音楽(完全復元版世界初録音)を探して聴くが、落ち着いた定評ある古楽演奏のスペシャリストの演奏も捨てがたい。
大変お世話になったケーテン侯に送ったバッハ曲(BWV244a)に、ブラボー!
分析的に聴く際の解析力はやはり凄いスピーカだと思います、アンプとの相性が難しそうですね、
私もiTunesのハイレゾで楽しんでいますが、
音質もCDと余り変わらない音と思います。
皆さん変換器にDACを使用しているようですが、
オーディオインターフェイスの変換もいいですよ。
アンサンブル・ピグマリオンでの演奏は最近お気に入りです。
今後共良い音楽を楽しみましょう。
ご訪問コメントありがとうございました、
TANNOY好きな金ちゃんでした。