伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

マタイ受難曲などが取り入れられたJ.S.バッハ:「レーオポルト侯のための葬送音楽」BWV244aを聴く。

2020年03月16日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般


コロナウイルスが蔓延して、次はヨーロッパに矛先を定めている様子、なるべく外出はしないように心がけている、自宅での音楽鑑賞もも少し飽きて来る。

ネットを検索すると、筆者に取っては思いがけない知らない曲を見つける、此処で改めて言いますが、筆者はキリスト教信者でも無く、只の音楽愛好家である、宗教の事は全く興味は無いが最近バッハ音楽は声楽が一番心に響くように聴こえる。



アンハルト=ケーテン侯のためのKöthenerTrauermusik(ケーテン葬儀の音楽)を見つける
演奏陣も、俊英アンサンブル・ピグマリオン(Raphaël Pichon)、さらに歌唱陣もフランスの新しい歌姫ドヴィエイルや、ダミアン・ギヨンらと充実の布陣で、つやがあって引き締まった素晴らしい演奏を展開しています。


<ラファエル・ピション>
カウンターテナー歌手としてサヴァール、レオンハルト、コープラマンらと共演したことがあり、また、ピアノ、ヴァイオリンも学び、その後、ピエール・カオの下で指揮も学んだという逸材。バロックから現代作品の初演までを手掛け、2006年、アンサンブル・ピグマリオンを設立。ラモーのオペラ録音、そして、バッハのロ短調ミサ曲の録音(アルファ)でも話題となりました。


J.S.バッハは、レーオポルト侯(アンハルト=ケーテン侯)(1694-1728)の宮廷で1717-23年の間楽長を務めました。侯は、音楽を愛し、音楽に精通した主君で、優れた宮廷楽団を有し、バッハのよき理解者でもありました。


バッハはこの時期に、「ブランデンブルク協奏曲」「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」、「インヴェンション」、「平均律クラヴィーア曲集第1巻」など多くのすぐれた器楽曲を作曲した充実した日々を送っていました。

(ただしこれらのほとんどは浄書であり、作品自体がこの時期に成立したかどうか明確でない部分もあります)。

筆者もバッハを聴き始めは圧倒的に、器楽曲が多くARCHIV(アルヒーフ)レコードを購入して大切に聴いてました。



ケーテン時代以外は殆ど教会音楽が多く、バッハは有名な不朽の名作、器楽曲はこの時期の作品が圧倒的に多い。

教会音楽以外の音楽を楽しみ、又子供達に貴重な鍵盤楽器の練習曲(特に有名な平均律を初めパルテータ等)貴重な9年間であると思う。現在においてもお子様のピアノ練習に欠かせない6つのパルテータはバイエルの練習曲が終わればバッハの練習曲を習得させる、基本形なんですね。


この「レーオポルト侯のための葬送音楽」は、1728年に亡くなった侯のために1729年3月24日に演奏されたもの。

楽譜資料は消失しているものの、「マタイ受難曲」のテキストも手掛けたピカンダーによる、この作品のためのテキストが残されています。このテキストが、マタイ受難曲(初版、1727年版)などの既存のアリア楽曲旋律にそのままあてはめられる構造であることから、この葬送音楽はバッハの自作のパロディの技法を用いて作られたと考えることができます。

たとえば、マタイ受難曲の有名なアルトのアリア「主よ、憐れみたまえ(Erbarme dich)」は、この葬送音楽では「Erhalte mich(私を忘れないでください)」というテキストに置き換えられており、完全に入れ替え可能なものとなっています。

このようにテキストを既存の楽曲にあてはめながら、この復元・録音の実現となりました。ブックレットのトラック表には、マタイ受難曲のほか、「侯妃よ、さらに一条の光を」BWV198、ロ短調ミサ曲など、元になった楽曲との対照表もついています。


J.S.バッハの失われていた音楽の復元録音の登場!

【曲目】
『J.S.バッハ:レーオポルト侯のための葬送音楽 BWV244a(モーガン・ジュルダンとラファエル・ピションによる復元)



【演奏】
ラファエル・ピション(指揮)
アンサンブル・ピグマリオン
サビーヌ・ドヴィエイル(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(アルト)
トーマス・ホッブス(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)

【録音】
2014年5月 ヴェルサイユ宮殿内王立礼拝堂



マタイ受難曲(初稿)と哀悼頌歌という、バッハの最高傑作の双璧と賞される2大名曲が誕生した年だからです。(ちなみにBWV82の年でもあるが、ここでは直接は関係無い)

正に、コラール・カンタータ年巻の年に続くバッハの創作の絶頂期ですが、その翌1728年の晩秋、バッハのかつての大恩人でその最大の理解者だったケーテン侯レーオポルトが、34歳の若さで亡くなってしまいます。



バッハは、ケーテン侯のために贈る最後の音楽として(それまでに贈られた夥しい数の音楽の何と豊穣なことか!)、とっておきの音楽を用意します。と言っているそうです。

年が明けた1729年の3月、埋葬の翌日に、ケーテンの改革派市立教会で行われた追悼礼拝において演奏された追悼音楽、それが、このBWV244aです。




後日、聖マイケル教会(オックスフォード)にてアンドルー・パロット(指揮)J.S.バッハ:葬送音楽BWV.244a ~ ケーテン侯レオポルトの追悼音楽(完全復元版世界初録音)を探して聴くが、落ち着いた定評ある古楽演奏のスペシャリストの演奏も捨てがたい。

大変お世話になったケーテン侯に送ったバッハ曲(BWV244a)に、ブラボー!

マタイ受難曲はJ. S. バッハ (Johann Sebastian Bach/1685-1750)の代表的なオラトリオの2つの受難曲の1つの考察。

2020年03月12日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般


今頃やっと(WHO)世界保健機関のテドロス事務局長は、「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と述べた、とても遅い報道だ!

支那からの膨大な援助金により支那の収まりを待って多様に、パンデミックと発表し大緊縮をかっているようだ。

でも、この時期は部屋で落ち着いて、おとなしくするのが一番の安全のようです。勿論淹れたての珈琲を頂きながら・・・・


先日Hos LS3/5aの吸音材の交換は時間の余裕もなく交換し、マジックテープも先日の補修後の残りもあり、この際再度点検し補修を行なった。

各箇所にマジックテープは貼ってないためサイド蓋を開け吸音材を点検しながらマジックテープどの補強を綺麗に貼り直した。


先日は気が付かなったが、吸音材を貼る部分は、サンドペーパーのような材料が貼られていて移動防止も兼ねた作りになっている、

又隅々までひきつめりためマジックテープは各箇所に細かく貼った。此れで移動の心配は殆ど無いと思う。


今回は電源端子も分解し丁重に取付た、勿論取付時には接点回復剤を塗布し音質的には余り変化はないが、気持ちはよかった。

このような小さな箱も、丁寧に作業には相当の時間が経過した。


気になった箇所を補修完了し此れで音楽聴く事に集中できそうである。幾分高音が増して綺麗に聴こえる感じがする、(笑)

これは自己満足の極みである。


LS3/5aの補修も無事終了し、音楽を聴き思うは、此れ以上の音質はいい加減良しとして、膨大な音楽の追求が本来のことなんであろう、此の様な時間のあるときには最近良く聴いているJ.S.バッハのオラトリオを考えて見る。

下の写真はJ.S.バッハにも大変馴染み深い、教会音楽のゆかりのバチカン市国にあるカトリック教会の総本山サン・ピエトロ大聖堂


オラトリゥム語源とするイタリア語である。この名の元になっているのは祈祷室、礼拝堂や小聖堂を意味するその後1575年にこの祈りの会・オラトリオは、

教会から正式認可を受けた教会活動となる。後になってオラトリオ上演が、教会堂から宮廷のサロンや一般音楽ホールへと場を広げていくのである。 題材も一般の歴史物語や世俗的な題材をとるオラトリオも生まれていく。

ナポリでシーズンごとにオペラが上演されるようになったのは、1658年以後のことである。そしてオペラ誕生である。


此の楽譜はマタイ受難曲BWV244だそうである、J.S.Bach(1685-1750)には2曲の受難曲を含めると5つのオラトリオが残されている。

一般に受難曲とオラトリオを別ものとして種別されている。しかしこの二つの違いは、キリストの受難と他の聖書物語という題材以外に区別はない。

そのため受難曲は、オラトリオに含まれる一つの楽曲形態であると、捉えている。厳密な意味でのバッハのオラトリオは下記の通り3つである。受難曲については5曲あったともされるが、

現存するのは2曲つまり「ヨハネ受難曲BWV245」と「マタイ受難曲BWV244」のみである。
かろうじて作品番号BWVが与えられている「マルコ受難曲BWV247」は、台本しか残存していない。

しかし、明確ではないが太鼓の音に特徴がある「クリスマス・オラトリオBWV248」作曲時には残存していて、パロディとして転用されたと考えられている。

下記の表は作品番号BWV順でなく、作曲年順で表記した。ちなみに独語ではイタリア語のオラトリオを、ラテン語と同綴りのOratoriumオラトリゥムである。名の元になっているのは祈祷室、礼拝堂や小聖堂を意味するオラトリオである。

修道院などでは聖務日課の共同の祈りをオラトリオで行われることも多い。



ヨハネ受難曲BWV245(1724年)
1725/28/29/32/39/46/49年改作    初演:1724年4月7日聖金曜日聖ニコライ教会

復活祭オラトリオ BWV249(1725年)
1732/35年改作    ヘンリーツィ=ピカンダー    初演:1725年4月1日

1725年:カンタータとして作曲

1732~35年:オラトリオとして改作

マタイ受難曲BWV244    1727年

1736年改作    ヘンリーツィ=ピカンダー    初演:1727年4月11日聖金曜日聖トーマス教会

マルコ受難曲 BWV247    c.1731年    ヘンリーツィ=ピカンダー    消失 、台本のみ残存

クリスマス・オラトリオBWV248    1734年    一部
ヘンリーツイ=ピカンダー、他部は不明    初演:1734年12月25日~1735年1月6日に、カンタータとして上演していった

昇天祭オラトリオ BWV11    1735年?    ヘンリーツィ
 =ピカンダー    初演:1735年5月19日
大部分は自作カンタータからの転用


『復活祭オラトリオ Oster-Oratorium / Easter Oratorio』(BWV 249)は、バッハが1725年に作曲したオラトリオ(聖譚曲)。

同年4月1日の復活祭の日にライプツィヒの教会で初演された(ヨハネ受難曲の翌年)、
J. S. バッハが作曲した3つのオラトリオの一つ(昇天祭オラトリオ、クリスマス・オラトリオ)。

J. S. バッハ『復活祭オラトリオ』では、ソプラノ・アルト・テノール・バスの4つのパートは、それぞれキリスト教の聖人を表しているとい、ソプラノは、イエスの母マリアの姉妹のマリア (クロパの妻) 「ヨハネによる福音書」でイエスの磔刑を見守る場面に登場する女性。

アルトは、イエスの死と復活を見届けた証人マグダラのマリア(マリヤ・マグダレナ)マグダラのマリア(マリヤ・マグダレナ)。

テノールは、新約聖書に登場する使徒シモン・ペトロ(ペテロ/パウロ)。「ヨハネによる福音書」によれば、イエスの復活時には使徒ヨハネと共にイエスの墓にかけつけた。

バスは、新約聖書に登場する使徒ヨハネ(福音記者ヨハネ)。「イエスの愛しておられた弟子」として一般的に理解されており、イエスが十字架にかけられたときも弟子としてただ一人「愛する弟子」が十字架の下にいたと福音書に書かれている。

さて一番良く聴かれるオラトリオは・・・J. S. バッハ最大の名曲、勿論クリスタルの感じが強いマタイ受難曲BWV244であろう。


一般的には指揮者はカール・リヒター指揮するARCHIVレコードが有名である。

演奏者    エルンスト・ヘフリガー(福音史家、アリア:テノール)、キート・エンゲン(イエス:バス)、アントニー・ファーベルク(第1の女、ピラトの妻:ソプラノ)、マックス・プレープストル(ユダ、ペテロ、ピラト、大祭司:バス)、イルムガルト・ゼーフリート(アリア:ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アリア、第2の女:アルト)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(アリア:バス)、ミュンヘン少年合唱団

楽団    ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団

第一部

第二部

《マタイ受難曲》 BWV 244、

この曲は、「マタイ福音書」第26~27章を基本テキストとして作られた。初演は、1727年4月11日の聖金曜日である。これが第1稿で、1729年の聖金曜日にも再演された。

しかし、1736年3月30日の聖金曜日に再演するにあたり、改訂を施し第2稿を作成した。

この時、第1部の終結コラールを、「ヨハネ受難曲」第2稿(1725)の冒頭合唱だった「おお、人よ、その大いなる罪を悲しめ」に差し替えた。これが現在の形である。

これぐらいの傑作になればもう誰の演奏だろうと曲の有つ感動の深さには大差ない。せいぜいソプラノやアルトの詠唱に好みを見出すくらいである。膨大な演奏者が此の受難曲を演奏いているので自分に合った演奏者を見つける事も楽しみかたである。

因みに筆者は最近はヘルマン・マックス(Hermann Max)でマタイを聴くことが多いのだが・・・・



小説家五味先生曰く

『マタイ受難曲はユダヤ人メンデルスゾーンによって再発見され、演奏された。バッハ音楽への関心はここに高まった。その意味ではメンデルスゾーンのぼくらに果してくれた功績はじつに大きい。

あれほどメンデルスゾーンを、ユダヤ人を憎悪したワグナーもこればかりは異論のはさみようがあるまい。

だが、バッハの偉大な音楽――とりわけマタイ受難曲を含めたそれを、今日、われわれが生活するに際しての一つの道徳的指針とすら見做し得るまでに一般化してくれたのは、誰が何と言おうとレコードで聴く機会が持てたからだと私はおもう。』と述べています。


吸音材を補修したHos LS3/5aで聴くが、此の小さなスピーカーでマタイ受難曲を良さは十分感じる。

何度も聴けば、徐々にこの曲のクリスタルな感じが理解できる。
此の様な時間の有り余るときに音楽を鑑賞して見ることも大切ではなかろうか?ブラボー!

大御所Ton Koopmanで、J.S.バッハ:カンタータ174番(BWV174)『われいと高き者を心を尽して愛しまつる』を聴く。

2020年03月09日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般


最近はバッハの音楽は声楽(カンタータ)を聴くことが隨分多い、今回は皆さん馴染みのあるカンタータの紹介です。予備知識なしに初めて聴く方、第1曲のシンフォニアに驚かされるかもしれません。その音楽がブランデンブルク協奏曲第3番の第1楽章と同じだからです。

原曲との違いはホルンやオーボエがふくまれていて、とても開放感のある音楽となっています。むしろ原曲より華やかな構成にになっていて実に浸し見やすく、とても開放感のある曲となっています。カンタータに付いては、とても宗教色強く、一般には馴染みのない曲が多く、それでも音楽性的には大変優れていると思うし、何度も聴くうちに良さが解って来るようです。人の声の美しは自然で心落ち着きます。


BWV 174のオープニングシンフォニアです。

バッハは第3番ブランデンブルク協奏曲の最初の動きを使用し、3つのホルンと、2つのバイオリン、ビオラ、3つのオーボエからなるチューティセクションに新しいパートを追加しました。

シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)リサ・ラーション(ソプラノ)ベルンハルト・ランダウアー(カウンターテナー)クリストフ・プレガルディエン(テノール)クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団演奏は見事に再現された。

本当はカンタータ全集が欲しいが余りも高額のため、購入は控えてます。



コープマンは1944年生まれ。オルガンおよびチェンバロをグスタフ・レオンハルト、シモン・C・ヤンセンに師事。1979年にアムステルダム・バロック・オーケストラを設立され、1992年にはアムステルダム・バロック合唱団を立ち上げます。
数々の弟子を輩出しており、2013年に教会カンタータ全曲録音を成し遂げた鈴木雅明氏も、コープマンにチェンバロとオルガンを学びました。チャレンジ・クラシックスへと受け継がれ、2005年までという年月をかけて、全曲録音が完成しました。

カンタータ174番 BWV174
われいと高き者を心を尽して愛しまつる(Ich liebe den Höchsten von ganzem Gemüte)
シンフォニアに続くのは、第2曲のアリア(アルト)、第3曲のレチタティーヴォ(テノール)、第4曲のアリア(バス)、第5曲のコラールと、続き5曲をスムースに聴いてしまうようです。


用途    聖霊降臨節第2日

意味はキリスト復活後50日目(昇天後10日目)に,使徒たちの上に精霊が火炎の舌の形で降ったこと(《使徒行伝》2)を記念する祝日。


全体編成:独唱(アルト、テノール、バス)、4声合唱(コラールのみ)
コルノ・ダ・カッチャ2、オーボエ2、Taille、独奏ヴァイオリン3、独奏ヴィオラ3、独奏チェロ3、弦合奏、通奏低音

 第1曲 シンフォニア
 編成:コルノ・ダ・カッチャ2、オーボエ2、
    Taille、独奏ヴァイオリン3、独奏ヴィオラ3、独奏チェロ3、
           弦合奏、通奏低音、
     ブランデンブルク協奏曲第3番、第1楽章の編曲
 第2曲 アリア
 編成:アルト、オーボエ2、通奏低音、
   私は心から最高を
   愛し、彼は私を最高に愛しています。
   神だけが魂の宝になるでしょう。私には永遠の善の源があります。
 第3曲 レチタティーヴォ
 編成:テノール、ヴァイオリン(ユニゾン)、ヴィオラ(ユニゾン)、通奏低音
   愛よ、等しくない!
   貴重な身代金!
   父は罪人の前で子供の命を死に至らしめ、
   天国を失った人と失った人はすべて
   至福を選びました。
   それで、神は世界を愛されました!
   私の心、これを覚えて、これらの言葉で自分を強化してください。
   この強力なパニアの前では、地獄の門さえも震えています。
 第4曲 アリア
 編成:バス、弦合奏(ユニゾン)、通奏低音
   救い、信仰の 手を握ってください!
   イエスは天国を与えて、
   あなたに尋ねるだけです:
   最後まで忠実に信じてください!
    第5曲 コラール
 編成編成:合唱、オーケストラ、通奏低音
   主よ、あなたをとても愛しています。 あなたの助けと恵みで
   私から遠く離れたくありません。
   全世界は私を喜ばせません、
   私があなただけを持つことができるならば、
   私は天と地について尋ねません。
   そして、私の心がすぐに壊れるなら、あなたは私の自信、
   私の救い、私の心の慰めです。
   主イエス・キリスト、わが神、主、わが神、主、
   決して私を恥じないでください!
と締めくくっています。


筆者のエンクロージャーGOODMANS AXI0M80の箱の改良吸音材の交換を行い現在聴くho's system LS3/5aと聴き比べをした。

一口で言える事はLS3/5aがジャンルを問わず音楽と楽しむには良い、JAZZ、ロック等も過不足なく聴ける、其のあたりはLS3/5aの良さかも知れない。ただ今回の様なカンターとを聴くと癖の強いTANNOYが真価を発揮するLS3/5aと比べ断然音域の幅が豊かになる、ブランデンブルク協奏曲第3番の第1楽章の編曲したホルン、オーボエが一層輝きが増して聴ける。LS3/5aは何処か音質が全体的に悪く聴こえる。唯なんとなく合点が行かない事は昔BBCモニター使用していた、フェログラフF-1の音だ、特に高域においては病的な美しさを奏でたと感じている、そこまでは要求しないがある程度の美しさは希望する。


正しく荘厳な感じのシンフォニアが迎えてくれるようです。此れがTANNOYの音なのか?締まった低域も自然と響き、少し美しすぎる感じもするが、又自然合唱演奏も大変美しく聴こえる。

今回GOODMANS AXI0M80の箱の改良は意外音は良い方向に向かった一番は勿論オートグラフのような、バックロードホーンから聴こえる迫力は無いと思うが一般家屋で音楽を楽しむのなら此の程度で十分であろう。
其の様な事を思い浮かべLS3/5aで聴くと、此れで十分聴ける、鳴りっぷりに驚くのであっった、反対に考えればこの様な小さな密閉箱の音と思えばそれはそれで納得するしかないのであろう・・・。しかしBBCがそれを許すのか、疑問だ。



こうして好きな曲を聴くと試聴する意味はなくなって来る、そんなことよりやはりバッハの偉大さが感じられる・・・・・

それと驚いたことはエージングも進んだと思うが、まだエージング不足かho's system LS3/5aの小さなエンクロージャーから出す音はそれなりに素晴らしい音が響く、ブラボー!

GOODMANS AXIOM80の箱の改良、クリエコンポジット(音質の肝は吸音材か?)の交換の巻。

2020年03月05日 | 真空管アンプ・オーディオ


先日3月3日に我が家の庭の「花桃(ハナモモ)」の木の上部に桃の花が開花した、示し合わせた様に桃の節句の開花は幸運が舞い込む兆しか・・・・?確か娘の誕生記念に植樹した木も随分大きく育ち、食べることは出来ないが沢山の実は付けるようになった。

可憐な一輪の花を望遠で捉える、古い200mm望遠を使用した。最新のLEICA DG ELMARIT 200mm / F2.8と隨分明るくなっていますその分お値段も約10倍する。当然購入は無理であるが、レンズは最高のレンズLEICAの玉も時代地ともに変化して行くようである。


筆者所有のカメラも隨分古くなったがまだ使えそうで、我慢しながら使ってはいるが、最近の新機種はスペックが凄く、此の様なまでの解像度は必要なものかを疑問視する。

価格のつり上げとしか考えられない価格、確かに最近の日本製品の一眼レフのカメラボティは40万円程になった、この価格は後少し足せば、で待望のLeicaが買える、オーディオアンプ等にもよく似た現象が起きている。この価格なら筆者はカメラ選びは当然Leicaを選ぶ。但しLeicaのスペックはかなり低いのだがLeicaではこれで十分と判断しているようだ。


久しぶりに32Gのメモリーを少し割高だが購入、東芝製を選んでみたが、メモリー部分の金メッキが凄く綺麗でした。それもケース入れに入っている、2流メーカーのバーゲン品とは違う感じがした。

最近自宅の洗濯機が壊れ電気店にて新しい洗濯機を購入した際何処のメーカーがよいか?尋ねると店員曰く、モーターから直接可動タイプのモーターの優れたメーカーを進める、当然東芝、日立、三菱の昔は重電気メーカー言われたメーカーを進める。理にかなった説明である。その後店員さんのお薦めの東芝製品を選んだ。オーディオ製品も当時は人気薄のオーレックス(東芝)ローディ(日立)ダイヤトーン(三菱)製品の物には安定度があり定評が高い。
筆者はオーディオ初心者の頃は日立製品が多く使用した記憶がある、


一般的にはエンクロージャーは区分は電気関係であろうが意外と其れ以外の木工技術の物作りのノウハウが必要である確かに昔使用した日立製品は頑丈であった、現在筆者のエンクロージャーは10吋のTANNOYの IIILZをGOODMANS AXIOM80の箱に移植し聴いているが、先日購入のho'sLS3/5aをクリエコンポジット吸音材の交換を試みるが大変音質は向上したので、想像以上の音が聴けた事でGOODMANSの箱も補修を試みる。事の顛末は逆であるが・・・

実のこのクリエコンポジット吸音材は10吋のTANNOYの IIILZのユニット用に改装するととで申し込んだ代物なんです。以前からこの箱の吸音材料はかなり古く、意外と今が交換する時期になっているように思い、吸音材の材質を吟味していたが、クリエコンポジット吸音材を紹介に預かりho'sLS3/5aでお試ししたが密閉箱には相性は大変効果的で驚いた、材料の十分残りこのエンクロージャー分使用しても若干は余ると思う。

以前よりこの素材について思うは、素材の粒子がかなり細かく触り心地がしっとりして大変良い感じなんです。又AXIOM80のスピーカー裏の取付部分の吸音材が付いて無いことも気がかりであったので其のあたりを吸音材を補充すればもっと良い音になるかも知れない(笑)と願うのだった、吸音材の取り付けにはマジックテープを考案する。

此の吸音材は特に、密閉型のエンクロージャーには真価を発揮すると言う触れ込みもあり、ご存知の如くGOODMANS AXIOM80の箱はバスレフとも違う構造で(A・R・U)アコースティック・レジスタンス・ユニットを搭載した特殊なタイプであるのが不安だ。

薄くカットして使用することが効果的かも知れない、カッターナイフのスポンジをカットも15mm前後でカットをするのでかなり丁重に作業した、先ずは使用工具から並べ作業台を広く片付けけ準備する。以前ho'sLS3/5a補修にカッターナイフで削ぎ切りしたが旨く行かず大変苦労した。今回は十分注意してカットする事を試みる。


やはり良い音の肝は吸音材と思った、LS3/5aの吸音材交換で音が実にスムースに響くようになり此のあたりが重要なことかとしみじみ思った。先日頂いたクリエコンポジットの吸音材に交換を行った、肝心な事は材料のソギ切りです、実は此のあたりは相当苦労した、何度もカッターナイフの刃は交換してカットに至る、此の箱の吸音材を取ると解るが箱の丁寧な作りと頑丈さに驚くばかりです。

以前LS3/5aの製作時にソギ切りは一番細いカッターナイフで新調に根気よく切ると良く仕上がります。尚カッターナイフの刃は新品にこまめに交換して行います。今回は厚みは15~18mm程で前回とは薄くしてみました。全ての交換で8枚の加工品が必要です。



新理論の吸音材「クリエコンポジット」とは当初テクニクスのげんこつスピーカーに使用したが、現在はONKYO製品にも使われているそうである。此の写真は現行の写真で吸音材がタッカーで止めてあるが、処々ほころび十分な吸音状態になっていない感じがする。

最も随分前の製品で当初はGOODMANS AXIOM80の10吋が入っていたようですから、相当古い、以前の持ち主は10吋のTANNOYに交換し聴いたいたようですので当然ここらでメンテナンスもいい頃合いと思う。



可也モコモコした状態ですので、撤去作業からはじめ打つこんだタッカーのピンは全て削除する、その後アルコールにしみたナプキンで清掃する。かなりのホコリは古さを物語る。

しっかりクリエコンポジットを敷き詰めれば、音質もかなり変化を期待出るかも知れない、自然な低音が響く事が希望である。
但しクリエコンポジットの吸音材の特筆は密閉型の箱には相性が良いと聞くがAXIOM80の箱との相性は如何であろうか、早速作業に取り掛かる、箱は各所頑丈な作りになっていることがわかり内部写真です、吸音材を貼る前に園芸用品のネットも採寸して各場所に下地としてタッカーで止める。この作業はマジックテープで貼った処以外の場所が移動しないためである。



此のネットは吸音材の移動防止に下地として取り付けた。そして吸音材はマジックテープで各箇所を貼り、その後マジックテープを剥がしタッカーで止めた少し面倒だが後日吸音材が簡単に取り外し出来き利便性を考慮した。

今回作業は部分部分で取り外しの可能のため後日改修工事も容易にできるように心がけた。先ずは前後の吸音材を取付後に周りの加工に移る。そしてAX10M80の箱を分解し勿論今回はスピーカーも取扱やすい体制にする。後は採寸しながらクリエコンポジット吸音材の加工する。


意外とタッカーは必要品で簡単な加工には十分お手軽に使えた。後は前後同様の方法で、吸音材を貼る前に園芸用品のネットも採寸して各場所に下地としてタッカーで止める。

そして吸音材はマジックテープで各箇所を貼り、その後マジックテープを剥がしタッカーで止める。
意外と簡単作業のようで、時間ばかりが過ぎていく、1日仕事になってしまったが、それなりに楽しんで作業をすることが出来た。


休憩も忘れ作業を続けると、奥方が珍しく珈琲を淹れたそうで、勿論珈琲を頂く、先日頂いたBOSSのロゴ入が気に入ったマグカップに、淹れたての特性ブレンド珈琲が美味く感じる。
意外と簡単な作業だが実行してみると中々時間がけは経過するのが早い。

途中奥方が差し入れのお茶をだしてくれたが、隨分ニヤけた顔をしてるわね?と言われた!やはり楽しむための行為は嬉しさが顔にでるようです。此れで良い音で響き渡れば大した苦労ではない。

此れで全体の吸音材交換作業が終了する。意外と時間がかかる作業です。又マジックテープ不足で購入しなければならない。今回思うはマジックテープは想像以上必要でした。購入の5mではとても間に合わなく後2m追加した。



それとスピカー取付のところはTANNOYの現物を型取りカッターで穴を開け、同じ方法で吸音材を取付た。今まで気になっていたスピーカー取付部分以外の吸音材も貼り込みし、やっと解消出来ました。

此れでより良い音が響けば此の様な作業は早く行うべきであると思った、今までエンクロージャーには触らいことが良いと教わったが・・・吸音材の品質で音質もかなり違った音に変化するには驚きである?しかしメーカーによっては、いや機種によってはそのまま維持した方法が良い場合もあるでしょう。
意外と些細なところも音の影響はするもので、今回よく注意し隈なく吸音材を取り付けた。


スピーカー取付部分も園芸用品のネットも採寸してタッカーで貼り付ける。その後マジックテープで吸音材を貼り付けその後マジックテープをタッカーで処理する。先程の吸音材を蓋の部分も取り付け完了した。

この下のAXIOM80の箱の心臓部分の特徴の(A・R・U付)アコースティック・レジスタンス・ユニットの部分で自然な低音が聴ける構造です。一般の位相反転型のダクトと比べて、内部に適量の負荷材を詰めた異例に大きな面積の開口部を備え、中高域が相当上昇しているスピーカーを、システムとしてうまくまとめ上げている。 従って、指定寸法の箱とA・R・U無しでは、本来の性能を発揮できないと解説されている。

思えばこのGOODMANS AXIOM80の箱は(A・R・U付)が最大の特徴のような気がした。自然な重低音が聴きたいなら必要な装置のようである。


その後採寸した吸音材を貼り付け出来上がり、だが此処でマジックテープ不足で翌日作業となった、又IIILZは3年程経過したので、この際マグネットの磁力不足?を修復を依頼することにした、がその前に少し試聴しました。全体的には以前と比べ音が締まり、リアル感が良くなった。

以前と比べ低域がしまり、余分な音がしなく今までの低音との音の違いを感じた、特にヴァイオリン等はLS3/5aとは違い実に艶っぽい、いかにも麗しい湿気のある音が聴こえる、特に女性ヴァーガルは大変素晴らしくホール感も勝り、まるでコンサートホールでの特等席で聴く様に感じた。此の様な据え置き型のエンクロージャーでなければ味わうことは出来ない体感のようです。
実際にTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80 Cabinetを中心に聴きだすと大間違いを指摘された、バッフル面の吸音材の除去することを勧められ実施したが、音楽の味わい方が違ってきた、そうですメインの音が絶妙に浮かび上がる様な音が鳴りだした様に感じたのです他のエンクロージャーも調べてもバッフル面の吸音材は無いものが多い様であった。



音の分析という観点を感じて聴けばピアノはLS3/5aが良く聴こえる、ただしチェンバロはAXIOM80の箱のIIILZが勝る。詳しくは次回の吸音材交換の試聴にて発表予定します。勿論LS3/5aのエンクロージャーにはシュレーターWELLFLOATを使用するが効果は大きいようです、AXIOM80の箱には自作のインシュレーターを使用している。

材料不足のため後日仕込んでから試聴結果報告します。今回思う事は時代と共に良い材料は市場に出回るが、改装して試すことも大切である。



今までエンクロージャーの改修はしたことは無く、オリジナルはいじらない事が良いと言われたが、実際最近色々改修をして確かに音質はかなり向上した。

今後も新しい情報に注意して音質向上にむけ努力しようと思った。来週にはスピーカーの修理に出すが1ヶ月程かかると言っていた。



実は以前より懸念してたことが気がかりです、現在メインアンプはSV-501SEで聴いているが、TANNOYにはQuad II 真空管アンプが一番相性は良いとされる、色々な雑誌等でも此のコンビでの音は正に伝説の如くである。

補修した10吋のTANNOYのユニットである。これでもカラー写真であるがまるでモノクロ写真に見える表情も懐かしく感じる。

但し今回の改修作業により音質的は低域も安定度は良くなったといえど、床にポン置き状態ではドンドロスの中で聴く様でどうにもならない、とりあえず自作したボードの上に載せたが低音の抜けは充分とは言えず、今後の課題になるであろう、勿論補修前よりは聴きやすくなった程度でもある。



苦労してエンクロージャーは10吋のTANNOYの IIILZも修正する、実はこのウレタンエッジは以前セーム革に交換しエージングを進めて来たが音質はあまり思った様な音が聴けない様に感じる。セーム革はソフト過ぎなのかタンノイらしさの音が出なかった様に思える。

ネットで調べるとウレタンエッジの音が良い音がする、又ダンプ剤を練りある程度張をもたせると音が締まるようなことが記載してあり、エッジも古く墨汁を塗ることも効果的と言われたことも思い出し、ウレタンエッジを購入し自分で張り替え作業も試みた、自分で作業すると納得する部分も多く、なるべく自然に補修することが大切と思う、苦労して完成したGOODMANS AXIOM80の箱に移植し完成品の勇姿である。


音はやはり癖の強い10吋のTANNOYの独特の高音に輝きがあり。大変涼やかさに聴こえる音と重低音が折り混じりho'sLS3/5aの音質は違う世界を感じさせてくれるIIILZのユニットの音に感謝する。

Quad II 真空管アンプによく似た、往年の憧れのKT-66の奏でる魅力、少し古いがSUN VALLEY SV-4/ type QUADⅡ MONOの代替品を一度試してみたいですね、現在聴くHos LS3/5aのスピーカーとの相性は如何であろう?同じ英国調からしても相性は良いのかも知れない。又良質のTELEFUNKEN-EL34使用のアンプでじっくり聴きたい望みはあります。

翌日不足分のマジックテープを1m仕入れ完全に仕上げる全部で5m必要であった、スピーカーを送る前にテストにて試聴しなから美味しい珈琲を頂く。


本日購入のペルー産のエル プロベニール珈琲を購入早速挽き淹れて飲んだが、後味が甘みがほんのり香り香りも少し甘めな香りがして実に美味しい珈琲でした。此の美味しい珈琲の味は可也上位に入る旨さを持っているようです。勿論翌日も淹れて飲んだが味は変わらなかった。

最近入手したIIILZ in Cabinet mkIIの搭載ユニット二代目IIILZ Monitor Goldである、特徴はエッジはコーン紙がそのままエッジとして使われているフィックスドエッジで以降はHPDと呼ばれるユニットに変わりこちらも素晴らしいものには変わりませんが、やはりオールドタンノイを語るならば、コーン紙が工場火災によりクルトミューラー社製に変わる前のこの時代のユニットは一度は使ってみたいと言われたオールドタンノイの響きが聴ける音なのです。



それと最近Y氏の行為によりIIILZ Monitor Goldのユニットを提供して頂き調整してHPD295のユニットから変更しました。勿論HPD295のユニットは大切に保管しています。

早速登場した上記写真は現在使用のユニットです、詳しくはタンノイの一世代古いユニットを入手し、メンテナンスを施し、コーン紙部分も今回は寄り自然にと願い渋柿液を二回塗り自然乾燥し完成させたユミットを取付けた。勿論ダンパー部分はブレーキオイルを塗布し出来るだけソフトにダンプするように施しあらゆる限りのメンテを完了しました。



後日10吋のユニットを現在使用の10inch同軸2ウェイ(HPD295)から更に古い待望の(IIILZ Monitor Gold)を入手出来交換して常用している。音域は若干ナローレンジにも聴こえたが音楽を聴くにはより最適になった。希望は此れに合うアンプを探す事が今後の希望になるのであろう。後はエージングに適度な時間が必要であろう、バランスの良い音は何の程度で聴けるのであろうか?

美味しい珈琲と良い音楽は最高のご馳走である、ブラボー!

以前も紹介したが、アンドルー・マンゼのJ.S.バッハのヴァイオリンソナタ集は通奏低音入の演奏が良いBWV1021.1022.1023は興味深々。

2020年03月02日 | クラシック音楽・オーディオ

確かに以前と比べ、J.S.バッハについてもう少し詳しく知りたいと言う望みが湧き上がる。

LS3/5aのスピーカーで聴き出し10日間程立つが、予想以上にフラットな感じに聴こえ、なおかつ細部のデテールはしっかり再生する、当たり前の話ではあるが・・・いい感じに響く。

先日仕事で飯田橋に行き、久しぶりに外出したがコロナウイルスの影響か、意外と人混みは少ない、帰りにオーディオユニオンに立ち寄りロジャースLS3/5aを聴くがアンプ等の条件は違うが、同じ傾向の音がするのに感激した。

当然マスク着用し、帰宅後は勿論手洗い、嗽は丹念に実施しました。武漢での事故は定かではないが、世界的規模で蔓延するウイルス騒動、支那人の観光した後遺症が今、世界に広まっているようだ、一刻も早く終息したいものです。



話はそれたが、粒立ちの良いピアノ、ドラムのキレの良さも小さなスピーカーからのサイズを感じさせません、流石BBCモニターだけの事がある。

小編成のクラシックではサウンドステージの奥行きが深く感じられ、弦楽器には木質感や樹脂の艶っぽさ、ピアノはバランスが良く小気味良く響く、まろやかで硬さはどこにも感じませんでした。でも決して松脂が飛ぶ様な感じはしません(笑)


いつまでも聴いていられるリラックスできるサウンドでした。大げさに言えばこのスピーカー1本でも家庭内での音楽鑑賞を楽しむなら十分の感ありです。

オーケストラもかなり音量を上げても崩れることはなく、腰のある粘り気を感じさせ、十分説得力のあるサウンドでした。

今回の吸音材の交換は正解だったようである。幾分ロジャースの音がハイファイ的に聴こえた。

勿論筆者のメインのGOODMANS AXIOM 80の箱の吸音材の交換と補修をして、完成度を増しTANNOY IIILZ in Cabinetの実力を知りたいと思う気持ちは高まる、

こうなればIIILZ in Cabinetを骨の髄まで追求したくなる、今以上に音が輝くように聴こえれば?今以上ヴァイオリンの音が再現できれば?補修が楽しみになる。



吸音材を保持する下処理の材料は園芸用品の花壇のネットを代用品に考えました、

吸音材を止める接着シール付きマジックテープを4m程用意してみましたが多分追加すると思います。計算では5m必要でした。来週あたりから、採寸を初め交換する予定です。



昔の古楽器演奏では一言で言えば、ギコギコした音に特徴がありましたが、トレヴァー・ピノック引退の後イングリッシュ・コンサートを引き継いだアンドルー・マンゼですが、

絹のような細い音から、激しい音色まで自在に操ることのできるバロック・ヴァイオリン界の奇才ともいわれています。

以前のよく聴いている、現在指揮者も行い、アンドルー・マンゼ(ヴァイオリン) Andrew MANZEのヴァイオリンソナタを聴き直す。

バロック音楽から古典、あるいは19世紀から20世紀音楽にまでいたる、幅広い年代の音楽のエキスパートである。演奏活動以外にも教育活動、楽譜の校訂、著作業などにも携わっている。

ケンブリッジ大学で古典文学を学んだ後、英国王立音楽院でヴァイオリンをサイモン・スタンデイジ、マリー・レオンハルトに師事。

演奏家としては、イングリッシュ・コンサートと共に古典派のレパートリーを研究しており、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲、管弦楽曲、オラトリオ編曲作品などを手がけている。もちろんバロック音楽の演奏も引き続き行っている。


リチャード・エガーとの長期間にわたるコラボレーションは高い評価を得ており、ベーレンライターおよびブライトコップフ&ヘルテル社の新しい校訂、モーツァルトとバッハのソナタおよび協奏曲集にも貢献している。

以前もバッハのヴァイオリンソナタはチェロまたはビオラ・ダ・ガンバ入の通奏低音の入った演奏が好きで昔からチェンバロ、ビオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリン演奏を好むがバッハのヴァイオリンソナタ集は通奏低音入の演奏を好み、

最初アルヒーフレコードのA.ヴェンツィンガー(ビオラ・ダ・ガンバ)入を聴いた印象が強い。昔のヴァイオリン・ソナタの演奏にはなかった、特にBWV1021.1022.1023は興味深々。



アルテュール・グリュミオー等もヴァイオリンソナタ第2集として発表したいます、少し線は細いが、美しい音色につい耳を傾けます、チェロの絡みも心地よい。


1. ヴァイオリン・ソナタ 第6番 ト長調 BWV1019
2. ヴァイオリン・ソナタ BWV1019a(BWV1019の異稿)
3. ヴァイオリン・ソナタ ト短調 BWV1020
4. ヴァイオリンとコンティヌオのためのソナタ ト長調 BWV1021
5. ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 BWV1022
6. ヴァイオリンとコンティヌオのためのソナタ ホ短調 BWV1023
【演奏者】
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
クリスティアーヌ・ジャコッテ(チェンバロ)
フィリップ・メルロー(チェロ)

BWV 1020(ソナタのト短調)は、バッハの息子カールフィリップエマニュエルによる可能性が非常に高く、今日では、ソースがバイオリンに割り当てているにもかかわらず、ほとんどがフルートで演奏されています。

しかし、興味深いことに、d1は作品の中で最も低いメロディーの音であり、それはバイオリンソナタのフルートアレンジであることを意味するかもしれません。他の2つのソナタも、ソースに関して不確実な立場に立っています。

一方、彼らのエレガントでスローな動きは、ヨハン・セバスチャン・バッハの音楽によく見られるようなメロディックな習得で作られています。他の作曲家への帰属に関する明確な証拠がない限り、「父」バッハへの伝統的な帰属を尊重し続けます。

BWV 1021および1023の以前のパフォーマンスエディションに優先します。改訂版で最近発行された他の巻物と同様に、ヴァイオリンのソナタとパルティータ(BA 5116)、フルートのパルティータ(BA 5187)、1巻(BA 5240)と2巻(BA 5118- 19)–これらの2つのソナタは、新たに発掘された情報源に基づいて再評価されました。

長い間スプリアスと考えられていたフーガBWV 1026が、バッハの原作者を非難する学術的に重要なエディションで初めて登場します。


ヴァイオリニスト、マンゼが、満を持してリリースしたバッハのソナタ集。

偽作の疑いの濃いBWV1020/1022を抜かした全集となっています(収録の1024にも偽作の疑いがあります)。

何よりも驚かされるのは、あの超有名オルガン曲「トッカータとフーガ ニ短調」を、
マンゼ自身の編曲によるヴァイオリン独奏で収めている点でしょう。


和声の持続音をアルペジオで処理した編曲・演奏共に迫真の出来栄えで、違和感どころか、あの「ソナタとパルティータ」もかくやと思わせる、アルバム中一番の聴きどころとなっています。

ソナタについては、エガーのチェンバロを得ながらも、2人の丁々発止のやり取りをメインに据えようという意図は無いらしく、曲によっては全く控えめな伴奏に、悠々としたヴァイオリンが乗せられます。

代わりにリンデンによるガンバ(もしくはチェロ)の主張が大きく、時にはガンバ・ソナタと聴きまごうほど。この2人の弦楽器によるやり取りも、このアルバムのもう一つの聴きどころと言えるでしょう。実に素晴らしい演奏だ。

また、ヴァイオリンとオブリガード・チェンバロか、もしくは通奏低音かといった指定に関係なく、独自の解釈によって、ガンバかチェロが参加しているのもポイントでしょう。さらにBWV1019では異版も収録しています。

[CD 1]
1. ロ短調 BWV 1014*
2. イ長調BWV 1015*
3. ホ長調 BWV 1016
4. ハ短調 BWV 1017
5. へ短調 BWV 1018


[CD 2]
1.トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(ヤープ・シュレーダー&アンドルー・マンゼ編)
2.ソナタ ト長調 BWV 1019
3.ソナタ ト長調 BWV 1019/ALT
4. ソナタ ト長調BWV 1021
5. ソナタ ホ短調 BWV 1023**
6. ソナタ ハ短調 BWV 1024**

アンドルー・マンゼ(バロック・ヴァイオリン)
リチャード・エガー(チェンバロ)
ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ*、チェロ**)

録音:1999年3月、4月 聖ジョーズ・ブラインドン・ヒル、イギリス DDD
国内発売旧CDは≪レコ芸特選≫



絶好調のバロック・ヴァイオリンの鬼才アンドルー・マンゼがバッハのソナタに挑みました。伴奏付のソナタのうち、バッハの真作とされる10曲すべてを予想にたがわぬ快演で聴かせてくれます。

さらに興味深いのは、バッハの作品中でもとりわけ知られるオルガン曲「トッカータとフーガ ニ短調」をヴァイオリン独奏用に編曲した版が収められていること。純ヴァイオリン的スタイルで説得力が満点です。ヴァイオリンをのに色が十分楽しめます。

リンデンの使用楽器は1730年頃にカルロ・ベルゴンツィによって製作されたと思われるバロック・チェロ(第6番のみ5弦のアマティ)、つまりこの曲集の作曲年代よりも後につくられたものだったので、今回の録音では、作曲年代よりも前につくられた楽器を使ったということでしょうか。

最近古楽器の演奏も多く今後益々の楽しみです。ブラボー!