よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

にあんちゃんの里(佐賀県唐津市)

2011-06-18 13:58:29 | 歴史
先日長門裕之さんが亡くなられました。
長門裕之さんというと私が小学生の頃の映画「にあんちゃん」に長男役で
出演されていました。
「にあんちゃん」は、てっきり筑豊の炭鉱を描いている作品だと思っていましたが、
佐賀県の肥前町「杵島炭鉱・大鶴鉱業所」だったんですね。

「にあんちゃん」は、両親を亡くした子どもが兄達と懸命に生きる姿を描いており、
子供の頃、読んでいて涙がこぼれたことを思い出します。


その大鶴炭鉱に「にあんちゃんの里の碑」が建っている
ということで行ってきました。

唐津中心部から車で約30分、近くには豊臣秀吉が朝鮮に出兵した時の陣、
名護屋城跡があります。

(現在の大鶴地区)
炭鉱最盛期には、4000人ぐらいの人が暮らしていて映画館や病院なども
あったそうだ。

今はその面影もない。人口も50人ほど。
田んぼの中にひっそり「大鶴鉱業所坑口跡」や、石炭の積み出しに使った
桟橋などがあるぐらいです。



当時の石炭積み出し桟橋

現在の桟橋
その炭鉱跡に2001年秋、作者の安本末子さんの同級生達が資金を出し合い
「にあんちゃんの里」の碑を建てました。

その「にあんちゃん」の作者の安本末子さんも還暦祝いに2003年この地を
42年ぶりに訪れています。