5/21~22まで福井県若狭町で行われた「第30回若狭・三方五湖ツーデーマーチ」に参加しました。
今回は、30回の記念大会でレインボーラインを通るコースが設定されています。
30kのコースは、さとうみパークをスタートし三方湖、菅湖を通り浦見川から久々子湖(くぐしこ)~北西郷公民館から日向湖(ひるがこ)~レインボーライン~梅丈岳頂上~水月湖~
梅の里~道の駅「三方五湖」~さとうみパークまでの約32km。
三方五湖(みかたごこ)とは、福井県三方郡美浜町と同県三方上中郡若狭町にまたがって位置する5つの湖の総称で、周囲には梅畑が広がる。国指定の名勝で、若狭湾国定公園に属する。
2005年11月8日付でラムサール条約指定湿地に登録されている。2015年(平成27年)4月24日、「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 - 御食国(みけつくに)若狭と鯖街道 - 」の構成文化財として日本遺産に認定される。(Wikipediaより)
1 | 三方湖 | みかたこ | 富栄養湖 | 淡水 | 3.58 km2 | 5.8 m | 9.60 km | 南北約1.5km、東西約3km、湖面の海抜0m |
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2 | 水月湖 | すいげつこ | 富栄養湖 | 汽水 | 4.18 km2 | 34 m | 10.80 km | 五湖中最大の面積 |
3 | 菅湖 | すがこ | 富栄養湖 | 汽水 | 0.91 km2 | 13.0 m | 4.20 km | |
4 | 久々子湖 | くぐしこ | 富栄養湖 | 汽水 | 1.40 km2 | 2.5 m | 7.10 km | |
5 | 日向湖 | ひるがこ | 貧栄養湖 | 海水 | 0.92 km2 | 38.5 m | 4.00 km |
7:30から受付開始になり受付終了後順次スタートしていきます。僕らは会場まで来る電車の都合上、8:00ごろスタートしました。
菅湖野鳥観察舎の手前が30,20kと10kの分岐点です。10kコースは、ここから気山公民館~三方石観世音~さとうみパークゴールです。
歩いていると右側に猿の一団がいます。柵があるので大丈夫と思いますが、びっくりしました。
猿のいた先に民間の方がボランティアでアイスキャンディの接待がありました。今日は、曇ってはいますが、蒸し暑いです。ちょっと一息入れました。
ヤギもいます。
浦見川の所が、20k、30kの分岐点です。20kは、ここから水月湖を経由してゴールに向かいます。浦見川は水月湖と久々子湖を繋ぐ運河で、行方久兵衛により江戸時代に、2年の歳月と
22万人の人夫を使って開削されました。
北西郷公民館から日向(ひるが)漁港に入ります。
日向漁港は、釣り堀が多いです。今日は土曜日でたくさんの釣り堀利用の車が停車しています。
たいこ橋(日向橋)は、日本海と日向湖を両方望めるポイントです。橋の袂には、福井名産「へしこの里」の石碑が建っています。
昔から冬を越すための保存食として親しまれてきた「へしこ」は、福井県若狭地方の伝統料理です。青魚に塩をふり、塩漬けにしたあと更にヌカ漬けにし、一年以上にわたり本漬け熟成します。
樽に漬け込むことを「へし込む」と言っていたことから、「へしこ」の名前がついたとも言われています。漬け込む魚の種類は家庭により様々ですが、若狭湾で獲れる新鮮な鯖(さば)を使った
「鯖のへしこ」は若狭美浜の特産品です。若狭美浜で作られるへしこの特徴は、唐辛子と酒かすを使った味わい深いへしこで、様々な料理との相性がよく、そのまま食べる以外にも和洋さまざまな
料理にアレンジしやすく、美浜町内のお店ではオリジナリティのあるへしこ料理をいただくことができます。(若狭美浜観光協会HPより)
日向湖に入ります。
空や民家の屋根には、「トンビ」が何羽かいます。ここでは、小魚空を狙っているのでしょうか?
レインボーライン日向料金所にやってきました。30回記念大会ということで今日は、12:30まで車を通行止めにしてウォーカーに解放されています。
ここからレインボーラインの梅丈岳(ばいじょうだけ)まで約4km、標高約400mを歩いていきます。入口には、福井梅の紹介があります。
駐車場で休憩します。
梅丈岳の頂上が見えてきました。
ここから最後の急カーブ。
急カーブを登りきると急な階段です。
階段の先がチェックポイント。料金所から1時間15分かかりました。ここから頂上へは、坂道を登ってもいいし、ケーブルやリフトに乗ってもいいとのこと。(但し別途500円)
勿論、ケーブルを利用しました。
頂上に着きました。ここからの三方五湖のロケーションは、最高です。天気が良ければもっときれいに見えたのですが・・・・
頂上には、「メヴィウスの輪」や「恋人の聖地の鐘」などが設置されています。
メヴィウスの輪は、無限に続くメヴィウスの輪のように二人の愛が永遠につづくようにという意味があります。
高浜町出身の歌手「五木ひろし」さんの「幸せ探して」の歌碑もあります。
また、頂上は、バラ園にもなっていて何種類かのバラが咲いていました。
ここから下っていくのですが、急坂です。5~6年前新潟の山古志村のウォークで急な階段を走って下りたので膝を痛めたことがありますのでそろりそろりと下りていきます。
下りたところが20kmのチェックポイント。もう大部分の方が通過されたのか、片付け作業中でした。ここからゴールまであと11km。
ここからは、水月湖。水月湖は、「年稿」で有名です。年稿とは、長い年月の間、湖沼などの底に堆積した土などの層が描く縞模様の湖底堆積物のことであり、年稿堆積物とも称されます。
水月湖は、福井県三方上中郡若狭町にある三方五湖の一つで、面積4.06km2(五湖中最大)、周囲9.85km、最大水深38.0mの汽水湖である。水月湖は水深が深く湖内に直接流れ込む大きな河川がなく、その流入などで湖底の堆積物がかき乱されることがないため、年縞が1枚ずつきれいに積み重なっている状態が保たれている。年縞の厚さは1年で約0.7ミリメートルである。また、湖底に酸素が乏しく生物がほとんど生息しないことで、年縞がありのまま残っていたこと。さらに好条件となった背景には湖周辺の断層の影響で、湖の底面が低下する沈降現象が続いており、湖底に毎年堆積物が積もっても、湖が埋まらないという特異な条件が揃っており、水月湖の年縞は「奇跡の堆積物」と呼ばれている。福井県年縞博物館では、年縞をステンドグラスにしたものが展示されている。
福井梅の栽培の歴史は古く、江戸時代の天保年間(1830~1844年)に若狭町(旧三方町伊良積)で発祥したと言い伝えられています。 梅栽培が本格的に定着したのは明治15年頃からで、
普及した地域をさして、「西田梅」と呼ばれ、親しまれてきました。明治・大正初期時代の西田地区の交通の便が悪く、梅の実の販売も苦労そのものでした。
早朝に、小船を漕いでとなり村に上陸し、若狭街道を肩荷・荷車をおして港町敦賀に至りました。今もこの頃に里人が唄った俗謡「梅売り唄」が伝えられています。
大正10年(1921)敦賀線が開通し、関西を中心に広く西田梅が流通するようになりました。
この辺りは、梅干しの直販店が多いです。休憩がてら立ち寄ったのが「梅の里会館」。ここで梅ソフトクリームをいただきました。生き返ったようです。
梅の花開館からゴールまであと5,4kmです。20kのチェックポイントから時速6,3kmでここまでやってきました。
三方湖で獲れるウナギは、別名口細青鰻と呼ばれ、とがった口と丸い尾が特徴です。店ごとに受け継がれている秘伝のタレと焼き方がさらに旨みを引き立てます(大会案内紙より)
三方縄文博物館や年稿博物館は、今日は入場料は無料ですが、もうくたくたですのでスルーしました。でもいつか行ってみたいです。
15:15 やっとゴールしました。久しぶりの長距離でしたので疲れました。
今日の参加数。
5kコース 297人、10kコース 629人、20kコース 430人、30kコース 419人、計1775人でした。
我が家がオープンガーデンを通過した時には、アイスキャンディーはありませんでした(>_<)
山頂までは歩きました。
ご褒美の眺望は、霞んでいて残念でしたね。
大変だったのは下り坂。
おかげで火曜日辺りまで筋肉痛でした。
二日目の投稿楽しみにしています。
では。