10/9(土)のふくおかウォーキング協会のサタデーウォークは、「三瀬街道から室見川河畔を往く」でした。
集合場所は、地下鉄次郎丸駅から200mぐらいの「埴安(はにやす)神社」。参加者は40名。
三瀬街道は、唐津街道西新の追分(紅葉八幡宮鳥居付近)から飯場峠を越え長崎街道佐賀城下に至る約12里(47,2km)の街道です。
この街道は、殿様道ではなく、庶民が主に物資の運搬に利用しました。
筑前(福岡)から肥前(佐賀)へは、塩、魚などの海産物、肥前から筑前へは、米、木炭などが運ばれていました。
私も以前三瀬街道に挑戦しようかと資料を探しましたが、飯場峠から三瀬方面は、整備されていなく何か獣道みたいで歩くのが難しいと思い断念しました。
9:30 埴安神社スタート。
最初の休憩地は、田村中央公園。
休憩後再スタート。金武中学校を通り室見川にかかる「松尾橋」を渡ります。渡ると西区です。
三瀬街道金武宿(かなたけ) 福岡と佐賀とを結ぶ三瀬街道の宿場跡。福岡藩内の筑前二十一宿のひとつです。
宿場の中心には人馬継所(馬や人足を手配するところ)があり、木賃宿が一軒あった。その他、醤油屋・酒屋・紺屋・質屋・雑貨屋などが営まれていました。
現在も石垣・土蔵などが残り、宿場の面影をとどめています。(福岡市文化財HPより)
南金武バス停より直進し、「かなたけの里公園」に向かいます。左に行くと三瀬街道飯場峠です。
かなたけの里公園で休憩。「かなたけの里公園」は説明文によると、「福岡市民にとっての「里」として育んでいく公園です。「里」は、田畑や周囲の森を舞台として人々の農の営みによって
植物や生き物と人とが共生し受け継がれたものです。昔から受け継いできた「里」の知恵と恵みを市民の交流の中で未来へとつなぎ、かなたけの里公園を皆で育んでいきましょう」
この公園には、貸農園があります。30㎡で年間使用料は、42,000円(種苗、肥料含む)だそうです。
休憩後再スタート。
次に向かったのは、吉武高木遺跡の所に造られた「やよいの風公園」。
吉武高木遺跡は、今から2200~2000年前の弥生時代の遺跡です。「三種の神器」をイメージさせる鏡・玉・剣を副葬した「最古の王墓」など数々の重要な発見があり、1993(平成5)
国指定遺跡になりました。魏志倭人伝に記載される伊都国と奴国に位置しますので「早良王国」が存在したのではないかと言われています。
やよいの風公園は、歴史公園として2017年(平成29年)にオープンしました。2,7haの敷地に当時の地形や植生を復元し、出土した銅剣、鏡、甕棺などの実物大に展示し、公園内を
巡りながら遺跡や弥生時代の暮らしについて学ぶことができます。
今日も暑いのでしっかり給水をしています。休憩後再スタート。
室見川を渡り、早良区に入ります。
三瀬街道沿いにある次郎丸は、昔ながらの白壁の家が目につきます。
12:00 地下鉄次郎丸駅にゴールしました。
緊急事態宣言解除後も感染者数が減ってやっと一息付けそうです。11月は、久しぶりに埼玉県、栃木県に遠征します。