ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

合唱祭

2012年10月25日 | 日々のこと

昨日あたりから急に秋の気配が深まって、寒くなりましたね。

外出の時に羽織るものを何にしようかと迷ってしまいます。コート?ニット?って。

こんな夜はあったかい汁物がうれしい。と言っても今日はシンプルに豆腐と白菜のお味噌汁。かつおを利かせておいしいおだしを味わって。

途端に指の先までホカホカになってます♪

 

 

息子の中学の合唱祭に行ってきました。

中学の合唱祭はもうこれで8回目。上の子たちの時から連続参加です(^^;)

毎年同じ曲がどこかの学年で歌われたり、内容もそう変わらないのだけれど、自分の子どもも含めて子どもたちの成長が見られて、心がじんじんする楽しみな行事です。

 

 

開校して一年目の8年前は課題曲と自由曲をそれぞれのクラスが演奏するので長かった印象がありますが、今は課題曲は各学年の最初に全員で1回・・・ということになったので、あっという間に時間が過ぎていきます。

今年の息子の学年の課題曲は「大地讃頌」。

おなじみの合唱曲です。

この曲を聴くのをとても楽しみにしていました。なぜって、高校時代合唱部だったからです。

数え切れないくらい歌ったこの曲、今でもソラで歌えるんじゃないでしょうか。思い出深いです。それを息子が歌うなんて、しっかり聴かなくっちゃ!!

 

ところが、学校に着いてひさびさに会う友だちに挨拶したり、先生と話したりしているうちに終わっていたんです。

何か中で聞こえるなあと思っていたのだけれど、建物の外ではまだ発声練習だと勘違いして。

入ったらちょうど終わったところ。わーん、ショック(涙)

 

 

気を取り直して、クラスごとの合唱を聴きました。

さすが3年生。小学校も合唱に力を入れていたので、その蓄積は大きい気がします。後ろの方に座っていたからはっきりした表情はわからないけれど、真剣に歌っている子が多かったと思います。

すごいなあ。こんな難しい曲をこれだけ歌えるんだなあ・・・と感動しきり。

 

 

あーそういえば、今日はビデオを持ってこなかったんだ。

今までは自分の子のクラスだけでも撮っていたけれど、今回は「別にいいよ」と子どもが言ったのに乗じてやめました。聴くのに集中できないんですもの。

でも、ビデオがあっていいことがひとつありました。

それはズームにして子どもたちを探したり、表情がよく見えること。

うーん、これでは全然わからない。仕方ないけど。

 

 

でも、聴いているうちにあれれ、うるうるしてきました。

まずいまずい。演奏に感動して・・・もあります。でもそれだけではなく、長男や娘の時のことも思い出されてきました。

指揮をしたこと、最優秀を取ったこと、パートリーダーで悩んでいたこと、お風呂でこっちが飽きるほど歌っていたこと、あの頃の子どもたちの表情、会話、制服姿・・・。

ただ8年間聴いてきた合唱祭ではなかったのだとこの時気づきました。

その年その年にまつわる思い出があるのだと。

その子その子の中学生活があったのだと。

子どもを育てるということは、その子どもたちの人生の時間もある意味ともに生きることのような気がしました。

 

 

うるうるしてよく見えない子どもたちの姿をぼおっと見つめながら、ビデオを置いてきてよかったと思いました。

こんなのでうるうるするんだったら、カメラをのぞいて息子や友だちの表情が鮮明に見えたら、えらいことになってしまっただろう。

「大地讃頌」も聴けなくてよかった。

その場にいたら、開始早々自分の思い出まで重ね合わせ、いきなり大洪水になっていたに違いありません。

あーこういうとき、涙腺弱いのはとっても情けないです。

自分の子どものクラスの演奏をきいたら引き上げる人も多い中、最後まで立つことができず、いろんな思いをかみしめていました。

 

 

でね。どんなふうに見えていたかというと・・・、こんな小さくて・・・。

いや、実際にはもう少しましでしたよ。自分の子がどれかくらいわかったし。

でも、これだと全然顔がわからなくて、こうして載せてもいいでしょっ(^^;)

 

 

こうしてまたひとつ、学校の行事が終わっていきます。

ホッとする気持ちもあるけれど、それよりもやっぱりさみしい。

一番下のこの子が小学校を卒業したときも感慨深かったけれど、中学時代の成長や変化はとても大きく複雑だから、すでに頭の中を走馬灯のように思い出が駆け巡っていて、目頭が熱くなります。

この分では卒業式が心配だ。うーん、うーん・・・。

コメント
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