ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

かますごのしょうが甘酢漬け

2013年05月12日 | ごはん

今年のかますごは脂が乗っておいしいです♪

といっても、「かますご」と言ってもわかる方とわからない方がいらっしゃいますよね。

「かますご」、私の中では小さい頃から慣れ親しんできた、大好きなお魚なんですけど、これは関西のことばのよう。

親いかなごのボイルしたもののことをそう言います。

パッと見はもしかしたらちょっとコワい?かも・・・???

 

私の母はこれが大好きで、春になって出回るようになるとよく買って甘酢漬けにしてくれました。

数年前に母の妹(=叔母ですね)に会ったら、

「ひとみちゃん、あんたのお母さん、あの変な魚好きやったなー、ほら、なんかひげみたいなんがある細いすっとした魚」・・・と思い出したように言われ、初めはなんだっけ?と思ったけど、そうそう、それはかますごのことでした。

叔母が印象深く覚えているほどということは、母は小さい頃から好きだったんでしょうか。ということは母の母(=おばあちゃん)も好きで作っていたのかな・・・。

 

まあそういう思い出のある魚なんですが、私も好きで、子どもも好きなので、春になってこの魚が出回るようになると必ず買います。

といってもどこにでも置いているというのではなく、近所には関西系のデパート(=阪急)があるので、手に入りやすいのかもです。

 

今年も4月の初めに見つけ、すぐ買ったらとってもおいしくて。

それから何回か買って味わっています。

一般的には、天ぷらやマリネなどでも食べられているようですが、私は母が作ってくれていた甘酢和えが好きなので、もっぱらそれを作っています。

 

 

作り方。

かますごはボイルして売られているので、そのまま生姜じょうゆでも食べられるくらいですが、それを甘酢に漬けるだけです。

三杯酢を作って漬ければいいのですが、私は砂糖は基本的に使わないので、「甘酢」と言う風に書きます。

米酢(私は千鳥酢)、醤油、みりん(私は味の母)をほぼ同量大匙2くらいずつボールに入れて混ぜます。塩も少々、これで味が締まります。

そこにおろししょうがをドバっと。これがおいしい!のコツ。

できればみょうがも細く斜めに切っておきます。

 

おろししょうが入りの甘酢にかますごを漬けてしばらく置きます。すぐ食べられるけど少し置いて上下を返し、味がまんべんなく回るようにした方がおいしいです。

それを器に盛り付け、上にみょうがを乗っけてできあがり♪

 

 う~ん。そうそう、この味。

一日置いてもおいしいので、残ると朝ごはんにも出します。するとごはんの進むこと。

みょうががまたさらにおいしくしてくれるんです。

あ~、朝からごちそう・・・♪

 

 

今年はまだ出回っていて、ホタルイカの近くに置いてあったりするので、食べたことないという方、今度お魚売り場に行ったらチェックしてみてください。

私のよく行くお店には「春告魚」と手書きで書いてあったりするのですが、「春告魚」って地方で何を指すか違うようです。

関東では多分違うんじゃないかと思うのですが、ひとこと添えてあると何となく気持ちが春めいてうれしいような。

 

ボイルしてあるしすぐ食べられるし、そして何より安い。1パック280円とかで売ってます。

さらに私は17時以降の半額セールで買ったこともあり、なんと140円!!ひとり数十円。これはにっこりです(^^)v

 

半額セールの日の晩ごはん。

この日は、白まいたけの炊き込みご飯、しじみのお味噌汁、かますごのしょうが甘酢漬け、かんぱちのお刺身、いんげんのごま和え、かぼちゃの炊いたん、白菜のどぼ漬け、三年番茶。

かますごだけじゃなくて、かんぱちもしじみも割引で購入(^^)v

簡単でおいしく安上がり、大満足の晩ごはんでした。

 

 

もうそろそろ見かけなくなる頃かと思います。

見かけは叔母が言ったように「ひげがあって変な魚」みたいに見えるかもしれませんが、とってもおいしいので、一度ぜひtry!!

春の旬の味覚、おすすめです♪

 

と、母の日に母を思いながら書きました(*^^*)


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