さて、めっちゃさかのぼって、4月9日(月)です。
昨日も書きましたが、センター北駅そばにできたJA横浜都筑中川支店内にあるクッキングサロンハマっ子にて、「論より実践!地産地消料理教室」を行いました。
「タウンニュース」には、「横浜市会の独身議員や地産地消を推進する議員が中心となり企画した料理教室」と書いてありますが、うんうん、そうでした。今日はその日のことを詳しく書きます。
元はといえば、横浜市議の草間さんと何度か食の話をしている中で、「自分の食生活をもっとなんとかしたい」という話になったことに始まります。
私も聞いていて「なんとかしてあげたい」と切に思いました。だって、まあいろいろありますが、なんといっても草間さんのブログを見るとトップの写真はハンバーガーにかぶりついてるとこですから(^^;)。
ワイルドでいいですけど、でもやっぱすべての基本は食と思っている私としたら、私たち横浜市民の暮らしをよくしてもらうためにもまず健康的な食生活を少しでも取り入れてもらいたいなあ・・・そんなふうに思って半年くらい経ったように思います。
都筑区のこの地に住んで早十数年。都会だけど農家さんの野菜が直接買える無人販売所があったりするこの地で、私なりの「地産地消」を楽しんできましたけど、「つづき・ひとの『わ』ランチ」の活動を通して、都筑の農家さんと直接つながってさらなる楽しみ方や広がりを感じているときに、この料理教室のお話をいただきました。
「横浜の地産地消を進めていきたいけど、実際に料理したこともないのでは心底語れない。横浜の野菜のことをもっと知りたい」そういう思いを聞き、私にできるかなって思ったけれど、お友だちの熱い思いに応えて(^^)・・・ということで、お受けすることになりました。
メニューは何にしようかなってずいぶん悩みましたけれど、「旬の野菜を使う。基本的な食事一食分を作ってもらう。これさえ作れれば応用もきくというものにする。だしをひいてもらい、簡単であることを体験してもらう。」・・・と決めました。
会場の「クッキングサロンハマっ子」は数日前にオープンしたばかり。明るく広くてピッカピカ。とても気持ちの良いスペースです。
早めに会場入りして、セッティング。「ごはんやひとみ」の看板もこのとおりぶら下げてます。
みなさんが揃われたところでご挨拶して、まずは1階の直売所「ハマっ子」へ、いざ出陣。
気を遣っていては料理を進めていけないので「〇〇さんってお呼びさせていただきます」とまず断ってから、3人組2グループで、メモを持って買出しに行ってもらいました。
みなさんの中にはなんとなく序列があるようでしたが、私にはそのあたりさっぱりわからずなので、これから書くお名前も順不同ということでご了承くださいませ(^^;)。
小松菜ひとつ選ぶにも何人もの生産者のがあります。どれにしようかな・・・と真剣なまなざし(^^)。
さて、調理開始。
佐藤さん、山下さん、敷田さんのグループ。こちらは落ち着いた雰囲気で、包丁握るようすも手馴れた感じでした。ゴミの始末もきちんとしながらテキパキと進んでいきます。笑顔で余裕の表情。
敷田さんは、りんごくらいしかむいたことがない・・・とのことでしたが、いえいえ、お上手、やさしい手つきでじゃがいもを。
藤代さん、藤崎さん、草間さんの若手(?)グループ。若干名、危なっかしい?感じも。切り方もある意味独創的。でも、それも意外とよかったりして。
真剣にそれぞれの作業に没頭中。
ここから数枚、取材にいらしてたタウンニュースの記者の方に携帯をおあずけして撮っていただきました。
おっと!! 上野先生、きびしい指導を(^^;)。
「人参の皮はむいちゃいけません」とか切り方とか、ね、いろいろ・・・。
洗いもんしながら、目を光らせて、いえ、配ってます。
ナイスガイチーム(って呼びましょう ^^)にもちょっと指導を。
いえ、ちがうんです、手際がよすぎてどんどん作業が進んでいたので、多めだった材料をお隣に分けてくださいね・・・って言ってるところ。
それを受けて、山下さんがテキパキと次の段取り。
だしは昆布と鰹節で基本に忠実にひいてもらいました。
・・・なのですが、若手チームは私が「いつもは昆布は小さく切って全部食べてしまうんです」というひとことを聞き逃さず、「それでやってみよう」と。
なんでも、藤代さんは昆布好きだとかで、わーうれしい♪昆布のおいしさを分かち合えるなんて、とうれしくなる私。
味見をしている草間さんと、昆布好き仲間の藤代さん。
小松菜は都筑の産直の代表のようなもの。これをごま和えにしたのですが、このクッキングサロンには大きくて立派なすり鉢があります。
すりごまを使って簡単にと思っていたけれど、ゴマすってもらって作ろ。いえ、深い意味はないです、そのほうがおいしいから(^^)v
佐藤さんのめっちゃくちゃいい手つきにびっくり。すり鉢の下にはちゃんとタオルを敷いてらっしゃいました。むむ、デキル・・・。
写真撮れなかったんですけど、若手チームのほうの藤崎さんもとってもお上手でした。なんでも小さい頃お父様のお手伝いでくるみをよくすっていたとのこと。幼少の体験は大事ですね。
さて、出来上がりました。テーブルのほうに配膳。どうでしょうか、おいしくできたでしょうか。ちと、ド派手なテーブルクロス(^^;)。
これ全部1時間で、みなさんで作っていただいたんですよ。すごいすごい。できたできた!!
ごま和えとソテー。お野菜もりもりです。
そして、お味の方は・・・それがね、とっても美味しかったんです。たくさんできたので、私や立ち会ってらしたJAの職員の方にもふるまっていただきました。もちろん、大好評。
ふたつのグループでは少しずつ仕上がりが違いました。肉じゃがも汁多めと(これは私がちょっとミスって多くなっちゃったんです。でも煮詰めてくださっていい感じに。)少なめ。
ソテーはベーコンの切り方や加熱具合が違ったり。
でも、それぞれ本当に美味しかったです。私は調味料も分量をお伝えしただけで味見など全部お任せしていました。お味噌汁は少しだしが薄かったよう、もう少し鰹節をつけておいたほうがよかったですね・・・というお声も。
それぞれ作ったものを味わいつつも、もっとおいしくするのはと考えられていました。
おっと、メニューは
肉じゃが。じゃがいもと玉ねぎとわかめの味噌汁。小松菜のおひたし、ほうれん草とまいたけ、ベーコンのソテー。岩手産雑穀ごはん。そして、三年番茶。
野菜とお米は全部都筑産もしくは横浜産、豚肉ははまポーク、ベーコンは湘南ポーク・・・と、はい、ちゃんと地産地消でした。
そして、調味料は全部我が家で使っているものと同じ、すべて無添加、本物。いつもママスハウスの「ひとみさんのおうちごはん」でご紹介しているものそのままです。味の母とか、ね。
三年番茶は「おいしい」と好評で、「アマゾンでも買えます」「太陽食品に売ってます」とお伝え。体の調子を整えてくれるので、激務の方々にはぜひ飲んでいただきたいなあと思って用意しましたが、気持ちが伝わったのかしら。
こうして気がついたら無事に終わってました。
調理に費やせる時間はたった1時間でこれだけのことは大変かなあと思ったけれど、みなさんチームワークと段取りが良くて、さすがでした。(ほんとです!!) そして、次の会合へとそれぞれ飛び出して行かれました。
ぜひ、この時限りにせず、また作ってみていただきたいなあと思いました。
貴重な勉強の機会を与えていただきまして、本当にありがとうございました。
と、ここで終わるつもりだったのですが、ちょうど昨日、草間さんが肉じゃがを作ったとご自身のブログに書いていらしゃったんです。びっくり。昨晩、私もタウンニュースのこと書きましたし、ありゃりゃ以心伝心?と思ったりして(^^;)。
でも、失敗だったようです。「料理はさっぱり。政治はしっかり」だって。たしかに・・・その肉じゃがの写真・・・えーん、ショック、なんでそうなるの。指導が悪かったのでしょうか(泣)。
私ももっと勉強しなくてはねえ・・・。がんばります!! でも、その場限りでなく作ってくださったの、うれしかったです。