ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

ゆず胡椒の逆襲 

2012年02月19日 | ごはんよもやま話

冷蔵庫を整理しようと思ったら、古いゆず胡椒の瓶が見つかってしまいました。

ありゃりゃ、どうしよう、捨てるのはもったいない・・・と試しに少し使ってみたら、塩っ辛くなってるし、舌触りも悪い、こりゃだめだ・・・。

賞味期限切れのものでも割りと平気で使う私ですが(ちゃんと期限内に使い切ればいいんだけど)、おいしくなければ仕方ない、捨てるしかない、ごめんなさい!!・・・と、瓶の回収とプラに分けるべく洗い始めました。

下の方に2cmばかし残っているゆず胡椒。

これがなかなかうまく浮き上がってきてくれません。

お湯を出していきおいよくジャーッとやってみたら、うんうん、いい感じ。もう少しだ・・・。

 

そのとき。

湯気ともに立ち上ってきたのは、柚子の香り高きにおい。

うーん、いい香り。

と、思ったのはわずかな時間。そのあとに鼻を刺してきたのは、唐辛子の強烈な香り。

そうだそうだ、ゆず胡椒は生の青唐辛子をすりおろして作るって、このあいだ教えてもらった。それが熟成してる。

お湯で温められ再生したかのように、湯気と共に立ち上ってきたゆず胡椒の香りは私の鼻を突き抜けていきました。

ぎゃあー(泣)。

 

 

ごめんなさい。もうしません。これから気を付けます。最後までだいじに使い切ります。たべものを粗末にしません。

ほんとにごめんなさい。

 

空になった瓶を握りしめ、姿かたちのなくなったゆず胡椒の残り香に、涙目のまま何度も頭を下げたのでした。

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