今日は、電車で都内におでかけ。
東横線、たまたま乗ったのが先頭車両の一番前。つまり、運転手さんのすぐ後ろのとこだったんです。
おおっ、ガラスごしに運転席と前方の景色がバッチリ見えます。
何だか久しぶりに見る感じ。うーん、なんだろう・・・と考えていて、思い出しました。
子どもが小さな頃よく行った「電車とバスの博物館」。
今は宮崎台に移転しちゃってそれからは行ってないけれど、昔は高津にありました。
友だちと子ども連れてお弁当持って、いったい何度行ったことでしょう。
東急線のいろんな電車、バス、それから飛行機の操縦もできて、これがまた時間帯が決まってたかなんかでなかなかレアな体験で。
その中にあった電車の運転のシミュレーターがとっても楽しくて、映像がわあっと出てきてほんとに自分が運転してる気持ちになれるんです。
子どもにさせながら自分も運転手さんになった気持ちになれる特別な体験。そういえば平日のお昼だってのに、一人で来ている男の人が絶対ちらほらいて、マニア感漂わせてました。
そうだ、あれだ!!
東横線を渋谷のほうに行くのって、いろいろ相互乗り入れとかしてるから、いろんな電車とすれ違ったり待ち合わせしたり、とっても楽しいんだな。
それを特等席で堪能。
でも、私みたいなのがじーっと見てるのはおかしいのでは・・・と、初めはチラチラ見。
ん。気がつくと同じような人が横に5人もいました。女性、男性、外国の人、そして小学生の男の子。
ふふ、みんな好きなんだなあ。ほんじゃまあいいか、じーっと見てても、と少し大胆に。
そこにすごい人の波が押し寄せてきました。自由が丘で大量の人が乗り込んできて、完全に押しつぶされて。
う。まさにむぎゅ。く、くるしい。
でも、これはちょっといい。仕方なしに前方を見てるという感じだもの。身動きできないから見るしかしゃあないもん。
あれれ、なんかおんなじ方向見てる人、増えてるやん。そっか、みんな実は好きなんだな。だから私と同じようにこの状態に乗じて堪能してはるんやわ。
ふと横を見ると、私のチラ見を冷たく見ていた息子もじーっと前を見ています。そうやん、あんた昔、電車の運転手さんになりたいって言ってたもんね、ほらほら、ワクワクするでしょ。
しかし、降りる頃にはおしくらまんじゅう状態がひどくなり、実は乗る前に足をくじいた私はそれをかばう右足がつってきて、ちょっちょっとつらいー。
うーん!!と、思わずおしりで横で体重をかけてきた殿方を押し返してしまいました。
ふぅ。少しスペース確保。
そうこうしているうちに、渋谷到着。
あー、楽しいプチトリップだった。
運転手さんの真後ろだと、川にかかった橋のところはスローにとか、今はスピード出してグーンとか、運転手さんの呼吸の感じみたいなものも伝わってきて、すっごく臨場感あるんです。
また、東横線は景色がいろいろに変わるのも楽しく、特に最後の渋谷隧道ってトンネルのあたりは一瞬「えっここ渋谷の近く?」って思うくらい、シンとした佇まいだったりして。
私は鉄子じゃないけど、ほんと心踊る時間だったなあ。え、鉄子になれる?いやなれないなれない。でも、やっぱり電車はだいすき。