撮影会が終わったその日の夕方。ピンポン・・・。
なんと、友だちがワラサを持ってきてくれました。
ワラサはブリのひと回り小さいもの。
ブリは大きさによって名前が変わる出世魚。
地方によって呼び名がちがいますが、なぜか私は関東風の呼び方をしています。
たぶんお料理の本で覚えたような気がします。
雨の中釣りの大会にいって14本も釣ったのだそうで、おすそわけしていただく。ブリも1本釣れたけど、サメが持っていったって(^^;)
こわっ。
とりあえずさばかなくては。
台所のカウンターに新聞を二日分重ねて起き、その上にまな板。準備完了。
見て。でかい。60cmはゆうにあります。
出刃包丁が小さく見えます。
次の写真、ちょっと怖いよ。睨まれるよ。勇気あるひとだけ見て。
ひえー。すみません。こわい。こわいよー。
よし。6月に研いでもらった出刃包丁の出番です。
つるつるすべるから、キッチンペーパーやいらないふきんで押さえながら、格闘しました。
でも、何しろほんまに大きい。
必死で三枚におろして、皮をひこうと思ったら、大きすぎてひきづらく、気がついたら身が皮についていってぼろぼろに。
やばい。
とりあえずお隣に半分あげよう・・・と皮をつけたまま、まずは進呈。
さて落ち着いて。
仕方なくまずは半分に切って、そして皮を一気にひくと・・・成功。
とりあえず美味しく食べられそう。
でできたのが冒頭の写真。
もちろん、お刺身はこれだけじゃなくて山ほどあります。
アラ。
骨も何とか切れて、食べやすい大きさに切りました。
これはブリ大根を作ろう。ワラサだけど。
新鮮も新鮮。ほんまにおいしい。
数時間前まで元気に泳いでたんだものね。
何だか悪いことをしているみたいな気がする・・・。
部位によっておいしさが違って、こりこりした食感のも。
その違いを楽しめるのもお刺身だこそ。
とにかくへとへとになった、解体作業。
でも、ほんとにおいしいお刺身ができてよかった。堪能しました。