ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

シンデレラ・エクスプレス

2014年10月05日 | 日々のこと

「シンデレラ・エクスプレス」。

ユーミンの曲とともに浮かぶ新幹線の映像、切ないワンシーン・・・。

それが実は「おっさんの香り」(わっ、ごめんなさいこんなこと言って^^;)が充満したなかなかつらい電車なんだな、これが。

でもしゃあない、乗らねばならぬ・・・と、ぎりぎりそれに飛び乗って、昨日横浜に帰ってきました。

まあ聞いてくださいな。

 

甘酸っぱい思い出はすべてユーミンとともに・・・そんな時代を過ごした私は、この曲が今でも大好き。当時、ユーミンのアルバムが発売されるとすぐカセットテープに取って、ずっとずっと聴いていた覚えがあります。

この曲の入ってたアルバムはものすごく好きだった。気になって今調べたら「DA・DI・DA」だった。そうそう、このアルバム、構成も好きだったなあ。おっと語ってしまうのでそれは置いといて。

好きだったこの曲がJR東海のCMに使われて、TVから流れる曲と映像にきゅんとしたのも懐かしい。

最終の新幹線は、いつの間にか切ない憧れのものになりました。

 

でも、念願叶って乗ってみたら、そんなロマンティックなもんじゃあなくて。

それはもうかれこれ数年前になる、入院していた母のお見舞いで横浜―京都間を通っていた時でした。

もうこれで会えるのは最後かもしれない、そんなつらい思いでいっぱいになりながらホームへ向かい、乗る新幹線。

別れを惜しんでる感じのカップルもいたような気がするけど、乗ってみると車内はビールとお弁当、おつまみのにおいでいっぱい。

加えて汗ばんだ背広のにおいも漂っている。

そう、ビジネスマンとおぼしき男性でほぼしめられてる車内。その中に女ひとりはフクザツ、ロマンティックな気分は吹き飛んで、うー疲れた、寝よ!!

と爆睡して、気がつけば小田原あたりで目が覚めて、あ~持ってきた本も全然読めなかった~。

・・・それが数回乗った私の東京行き最終新幹線の思い出でした。

 

昨日、京都での同窓会のあと、タクシーの運転手さんをせかしてぎりぎり間に合ったそれは、あ~やっぱりアノにおいでした。

隣りのふたり連れの男性はやっぱりビールとおつまみを置き、しばらくずっと話してたと思ったら、急に寝落ち。

寝息がスース―、でもなんだろな、昨日はその寝息が何故かいとおしくて、(知らんひとやのに)、気がついたら私も寝てしまってました。

うーん、年取ったんかな(^^;;)

 

それでも深夜の新幹線と言うだけで、やっぱりなんとなく切ない感じはして、それにしばし浸ってみました。

疲れの漂う車内は土曜日の夜でも同じ、でもなんだろ前ほどいやではありませんでした。

 

また今度乗ることがあったら、いっそ私も缶ビール片手に・・・。

いえいえ、そんなっ。

そっちにはいきたくないもんです(^^;)

 

もう一泊すればよかった・・・昨日はそう思いながら帰ってきたのだけど、今日は大雨、夜になって雨は激しくて。

台風の夜もまたなんとなく切ないような胸騒ぎがして、雨音を聞きながら眠りにさあ落ちよう。

 

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