ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

長いものソテー

2012年06月13日 | ごはん

 

長芋が好きです。

海老芋とか大和芋とかはおいしいけど高いし、めったに手に入らないせいか高級感が漂ってきて、ちょっとツンとおすまししている気がします。芋だけど。

それに比べて長いもは庶民っぽい。すりおろしてとろろ、おつゆに落としてふわふわ団子、焼いてもよし、煮てもよし、つなぎにも使えるし、生食もできるから簡単酢の物もできる・・・と、オールマイティ。素晴らしいです。

前に長いもケーキを作ったことあるけど、あれは失敗やった。今ならおいしくできる気がする。作ってみようかな。

 

 

と、昨日はソテーにしてみたんですけど、その前に。

急に寒くなったせいか、昨日は一日家にいたけど動きが悪い。結局ほとんどぼおっとして過ごし、買い物にも行けなかった。でも、なんだかんだと冷蔵庫にあるから、それで晩ごはん作ろう・・・と、まず鶏肉を解凍。

まいたけごはん、キャベツと玉ねぎとあげの味噌汁、かぼちゃのたいたん(=煮物)、切干大根の酢の物、甲府で買った野沢菜の漬け物・・・。これに鶏もも肉のソテーを作ろう。

 

鶏肉は今はやりの塩麹で・・・といくといいんだろうけど、いえいえ、普通に塩こしょうで。

塩麹・・・私もやってみたけど、なんか好きになれないのです。これは流行に乗るのが好きじゃない、へそ曲がりのせいだと思うけど、味がね、おもしろくなくて。

誰でもどうやってもおいしく作れる・・・というのが気に食わないのか、どう説明していいのかわからないけど、とにかくあんまり好きじゃない。単に好みの問題です。だから、今までも書いてないのですが。

まあ、それはおいといて、ここにあるのは秋川牧園のおいしい鶏モモ肉。シンプルに塩こしょうで食べないともったいない、それくらいおいしい。

 

 

フライパンを火にかけ熱します。うちにはステンレスの中華鍋があるのですが、これがとても使いやすい。

あたたまったらごく弱火にし、鶏肉を皮目を下にして並べます。油はひかずにこうして少しじっくりと火を通すと、皮がカリッと焼きあがってくるので、塩こしょうを振って裏返し、少し火を強くして焼き上げます。

これにレモン汁をかけるだけで、めちゃウマッ。

 

 

で、ここからが今日の本番なんだけど、ほんとはこれでおしまいのつもりだったんです。

でも、中華鍋にはおいしい鶏皮の油がたっぷり残ってます。そう。油をひかずにヘルシーに仕上げたけど、出てきたこの油を捨てるのももったいない。

そこで目についたのが長いも。そうや、これを焼いちゃえ。

 

慌てて、1cmくらいの輪切りにし、皮をむいて、まだ熱い鍋に次々と入れていきます。

弱火から中火にして、焦げ目がつくまで焼きます。油には鶏皮のうまみと塩こしょうの味がしみてるので何もしなくていいの。

両面こんがりしたら、粗挽きこしょうをさっと振って、できあがり。

 

細めの長いもだったから、なんだかちっこくてかわいい。ルッコラを適当にちぎって添えてみました。

 

あつあつを口にほおばると・・・うーん、おいしい。じゃがいもとかよりもずっとおいしい。

菜種油とかバターとかオリーブオイルで焼いてもおいしいけど、この鶏皮の旨みがたっぷりしみた長いもくん。このために鶏肉を焼いても後悔しません的においしい。

そして、鍋にはもうほとんど鶏皮の油も残ってません。命は全部いただかんとね。洗い物もしやすい、といいことづくめ。

 

あー、おいしかった。ごちそうさまでした♪


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