ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

昨日は大島で。

2014年10月09日 | 着物

今月から着物も袷に変わります。

先日の京都での同窓会では茶道部OBとして呈茶のお手伝いをさせていただいたので、着物で出席。

同窓会だけなら何を着てもよいものの、お茶の席があるので無地紋付に川島の袋帯を合わせました。

薄桃色の着物はやさしい気持ちになれるお気に入り。

 

そして、昨日はお茶の稽古。

今度はガラッと気分を変えてみたかったから、大島を出してきました。

高価な着物だけど、もともとは仕事着。

この大島は母にもらったもの。

今となっては形見となり、大切にと思いながらもしまっておいてはいけないと、あとのお手入れはちゃんと出すと決めて、気軽に着ています。

もう一枚の上等の方は滅多に着ないのですが・・・。

 

大島特有の衣擦れのおとは、何となく気持ちをシャキッとさせてくれます。

帯は今月しかしめられない、秋草の帯。

本当を言うと秋草は今月ではないのだけれど、袷の帯だから夏にも9月の単衣の時期にもしめられなくて、やむなく10月にしめています。

もともと買ってもらったのは嫁入り前。

金茶色の着物と合わせて買って、冬でも使っていたのだけれど、菊の花とススキでは季節を選ぶのだと知ったのはお茶のお稽古のおかげです。

短い間しか使えないなんてもったいないような気がするけれど、逆に毎年この時期に出してしめればよいのだと自分に納得させて。

こうして今年もお目見えさせることができました。

 

実際お茶の稽古でどうかというと、実は私は動きづらいのです。

なんでしょう、やっぱり大島じゃない紬とかちりめんの着物の方がお茶の動きに合っていると思います。

そう思うと違うのにしようと思うのですが、つい手に取ってしまうこの一枚。

やはり身に纏うと母を思いだし、身近に感じることができるからでしょうか。

そうしてついつい切なくなるのに、それでも思い出したくて。

そうそう、昨日は帯揚げも母が遺してくれたもの。

大切にしてほとんど使っていなかったんだろうなあ、こんなに私が使っていいのかなあ…そう思いながらも、きっと私が使うことを喜んでくれているに違いないと都合の良いように解釈をして。

大切に使います、ありがとうと心の中でそっとつぶやくのでした。

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秋のそら。

2014年10月07日 | 日々のこと

 

これは今朝のそら。

今日は晴れだと聞いていたのに、こんなに雲が多くって。

なんだかちょっと怖いような、でも雲の切れ間から見える太陽の光は明るくて、きっとそのうち晴れてあたたかい光が降り注ぐだろうと、希望が見えるようなそんなそらでした。

 

秋のそらが好き。

それも漢字の「空」じゃなくって、「そら」。

ひらがなのそらは、どんなときでもまあるく広がっていて、明日につながっている、そんな気がする。

 

「おんなごころと秋のそら」って、変わりやすいっていうことらしいけど、どんなかたちにも変えていける、そう思えばいいんじゃない?

そんな歌がミスチルのにあったなあ・・・ってふと思い出す。

 

そのうち予報どおりに空は明るくなって、今日は秋晴れの気持ちのよい一日でした。

 

 

夕方あたりを歩いていたら、あらっ、秋を見つけました。

近所の幼稚園の園庭から顔をのぞかせていた柿の木。

毎年ここにおいしそうな実がなります。

 

実もいいけれど、柿の木は照葉が美しい。

しばし、葉っぱに見とれました。

 

日が落ちるとあたりはてきめん肌寒くなって、ちょっとさみしくて、日いちにちと秋が深まっていく気配がします。

朝と昼と夕方のそら、それぞれを楽しめる秋が好きです。

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シンデレラ・エクスプレス

2014年10月05日 | 日々のこと

「シンデレラ・エクスプレス」。

ユーミンの曲とともに浮かぶ新幹線の映像、切ないワンシーン・・・。

それが実は「おっさんの香り」(わっ、ごめんなさいこんなこと言って^^;)が充満したなかなかつらい電車なんだな、これが。

でもしゃあない、乗らねばならぬ・・・と、ぎりぎりそれに飛び乗って、昨日横浜に帰ってきました。

まあ聞いてくださいな。

 

甘酸っぱい思い出はすべてユーミンとともに・・・そんな時代を過ごした私は、この曲が今でも大好き。当時、ユーミンのアルバムが発売されるとすぐカセットテープに取って、ずっとずっと聴いていた覚えがあります。

この曲の入ってたアルバムはものすごく好きだった。気になって今調べたら「DA・DI・DA」だった。そうそう、このアルバム、構成も好きだったなあ。おっと語ってしまうのでそれは置いといて。

好きだったこの曲がJR東海のCMに使われて、TVから流れる曲と映像にきゅんとしたのも懐かしい。

最終の新幹線は、いつの間にか切ない憧れのものになりました。

 

でも、念願叶って乗ってみたら、そんなロマンティックなもんじゃあなくて。

それはもうかれこれ数年前になる、入院していた母のお見舞いで横浜―京都間を通っていた時でした。

もうこれで会えるのは最後かもしれない、そんなつらい思いでいっぱいになりながらホームへ向かい、乗る新幹線。

別れを惜しんでる感じのカップルもいたような気がするけど、乗ってみると車内はビールとお弁当、おつまみのにおいでいっぱい。

加えて汗ばんだ背広のにおいも漂っている。

そう、ビジネスマンとおぼしき男性でほぼしめられてる車内。その中に女ひとりはフクザツ、ロマンティックな気分は吹き飛んで、うー疲れた、寝よ!!

と爆睡して、気がつけば小田原あたりで目が覚めて、あ~持ってきた本も全然読めなかった~。

・・・それが数回乗った私の東京行き最終新幹線の思い出でした。

 

昨日、京都での同窓会のあと、タクシーの運転手さんをせかしてぎりぎり間に合ったそれは、あ~やっぱりアノにおいでした。

隣りのふたり連れの男性はやっぱりビールとおつまみを置き、しばらくずっと話してたと思ったら、急に寝落ち。

寝息がスース―、でもなんだろな、昨日はその寝息が何故かいとおしくて、(知らんひとやのに)、気がついたら私も寝てしまってました。

うーん、年取ったんかな(^^;;)

 

それでも深夜の新幹線と言うだけで、やっぱりなんとなく切ない感じはして、それにしばし浸ってみました。

疲れの漂う車内は土曜日の夜でも同じ、でもなんだろ前ほどいやではありませんでした。

 

また今度乗ることがあったら、いっそ私も缶ビール片手に・・・。

いえいえ、そんなっ。

そっちにはいきたくないもんです(^^;)

 

もう一泊すればよかった・・・昨日はそう思いながら帰ってきたのだけど、今日は大雨、夜になって雨は激しくて。

台風の夜もまたなんとなく切ないような胸騒ぎがして、雨音を聞きながら眠りにさあ落ちよう。

 

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京都に来てます。

2014年10月04日 | 日々のこと

まずはお墓参りに行って。

リニューアルして、行きたかった国立博物館、キョーハクへ。

 

故郷のまちは地図も何も見なくてもある程度のところには行けるのがうれしい。

と言ってもいろいろ変っちゃってるから、時々失敗します。

しっかり街中で迷子にもなりました(^^;;)

 

2日目の朝は、「伊右衛門サロン」で朝ごはん。

「IYEMONの朝ごはん」。

 

一泊だけのささやかな京都旅行。

さあ、同窓会までちょっと楽しみます♪

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小物選びは楽しい。

2014年10月02日 | 日々のこと

週末着る、着物の小物を選んでいます。
と言っても大体決まっていて、あとは帯締めと帯揚げ、といったところ。
京都の「きねや」か、東京の「龍工房」か。
京都と江戸の着物はちがって、小物の合わせ方もちがうから、今回はどっちを選ぼうかって心は決まってるんだけど、それでも迷いたい女ごころ・・・とか言ってみたりして(*^^*)

さあ、着物と文庫本をスーツケースに詰めて、それだけで心が浮き立つのです(^-^)/

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