はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

人生は小さな選択の連続

2024年01月09日 | 雑感
2024/01/09


『徹子の部屋』に
阿川佐和子さんが出ていました。




阿川さんは最近『話す力』という本を
出されたのです。

いろいろな面白い話がありましたが
阿川さんがこんなことを言いました。

タクシーで
そんなに親しくない人と同乗したときに
黙っているのも失礼だし
どんな話をすればいいのか気を使うと。

「黒柳さんなら、そういうときに
悩んだことはないですか?」
と訊かれたのです。

そうしたら黒柳さんは
「ないわねえ。話さなくてもいいような人と
車に乗らなければいいじゃない、初めから」
とおっしゃったのです。

阿川さんは少しビックリされたようで
「それはそうだけど
乗らざるを得ないときってありません?」
と訊くと

「私はないわねえ。
話したくない人と車には乗りませんもの」

阿川さんの考えは一般的だと思います。

私も意外な気がしましたが
(ああ、そうなんだ)と思いました。

気を使うような状況を
自分で選ばなければいいのだ、と。

徹子さんが昔からスターだったから
というより、若いときから
どうしたいか自分で選んできた人だったのだ
と思いました。

会食、会合などで帰る時に
さあ、どうぞと促されて
あまり知らない人とタクシーに同乗する
機会はないことではありません。

そのときに空気を読んで
さっと従うことがあります。

あるいは
どうしたいか全く考えていないことを
ふいに訊かれることもあります。

そういうときは
出された提案をまあ、いいか
と決めてしまうこともあります。


考えてみたら日常の
仕事でも家庭でも友人関係でも
小さな選択の連続なんですね。

その多くのことがらについて
自分はこうしたいとか
自分はこれが好きと
ハッキリした考えを持つのは
難しいかもしれません。

自分はどういう人間なのか
何がしたいのか、どんな人が好きなのか
自分のことを知っておくという作業は
とても大切だと思ったことです。


その知る作業の結果が
今の徹子さんのような
90歳近くまでずっと第一線にいる人を
作ったのだと私は解釈したのです。



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通常業務と緊急業務

2024年01月03日 | 雑感
2024/01/03


昨日は夕方に羽田空港で
飛行機事故がありました。

能登半島地震が起こったと思ったら
またすぐに衝撃的な事故があって
驚いてしまいました。




日航機は管制塔から着陸許可が出て
復唱をして、着陸を開始したとのこと。

一方、海保機は
離陸許可は出していないという
交信記録が公開されました。

新潟航空基地に支援物資を緊急に運ぼう
としていた海保機では
5人の乗員が亡くなっています。


殉職された乗員の方々の
ご冥福をお祈りいたします。


私はこの事故から緊急業務の困難さを
考えてしまいました。


日航機が新千歳空港から羽田に
飛ぶことは通常の業務です。

マニュアル通りの作業で
機長は平常心で行うことができたでしょう。

いっぽう海保機は急遽
新潟に向かって飛ぶことになり
不慣れな業務だったのではないでしょうか。

素人の私の考えですので
本当のところはわかりませんが。


手順をじっくり確認したり
平静な気持ちで仕事に向かう心の準備が
できてなかったのではと
思われてなりません。


突然に起こった災害や大事故で
救援に向かう人たちは
「待ってました」とばかり準備万端で
行くわけではないのです。


マニュアルがあったとしても
通常の業務形態をこえて
急遽行くわけですから
心身共に準備もそこそこに
出かけなければならないことも
あるのではないかと思ったのでした。

ほんとうに海保機にとっても
気の毒な事故だったと思いました。



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「深い川は静かに流れる」

2023年12月28日 | 雑感
2023/12/28


昨日、今日と2日続けて
おとなのリトミックを終えて
今年の予定は終了。

つい数日前にはクリスマスソングを
歌っていたのに、26日になると
クリスマスのことはさっと忘れて
『お正月』を歌うことになります。

もういくつ寝るとお正月~ の歌です。
(詞:東くめ 曲:滝廉太郎)

傾聴サロンも
参加者数がだんだん増えてきて
童心に返ったように皆さんが楽しそうで
笑ったり、興奮したりのリトミック。

やってよかったなと思える
今年最後のリトミックでした。
参加者の皆さんに感謝です。


さて、昨年の今頃は何をしていたかなと
振り返ったら
「角野×亀井2台ピアノ」のコンサートで
焼津に行っていました。

ああ、もう1年前だったかと
焼津のことを思い出しました。


さて
ホセ・ジェイムスさんと角野隼斗さんの
ライブをビルボードライブ東京で
見たのは先月のことでした。



このときのお二人の対談がネットに
掲載されていました。



これを読んで
ホセさんの角野さんに対する言葉が
たいへんに興味深かったのです。

引用させていただきます。

ーホセさんは、角野さんに対してどんな印象を持ちましたか?

ホセ:「深い川は静かに流れる(分別のある人や思慮深い人は、ゆったりとしていてやたらに騒がない)」という言葉通りの人だと思った。不思議なことに、本当に演奏が上手い人って楽器の前にいるだけでわかるんだ。隼斗は物静かだけど、ステージの上でいつも自分の世界を作り上げている。そういう雰囲気を持ったアーティストに僕は惹かれるんだよね。演奏に関しては、僕はどちらかというとミニマリストで、彼はむしろマキシマリストなところがあるから、まさにぴったりの相性だ。


・・・・・・・・・・・

ホセさんの
「深い川は静かに流れる」という言葉に
深く感じ入ってしまいました。

自分より若い角野さんに対して
なんと素敵な形容をするのでしょう。

アメリカにはそういう言い方が
あるのでしょうか。


実は一昨日
You Tubeのかてぃんラボ
(登録者限定公開)を見たときに
角野さんのピアニストではない、というか
ピアニストになる前の研究者の
一面がよくわかりました。

それは確かにピアニストの基礎に
なっていることが感じられて
言ってみれば
「深い川は静かに流れる」という表現が
よく合うのではないかと思ったのでした。




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傾聴を学ぶ講座で思い出した昔の自分

2023年11月17日 | 雑感
2023/11/17


傾聴を学ぶ講座の2回目がありました。

自分で自分の観察ができる機会だと感じます。


話す人、聴く人、それを観察する人の
3つの役割をロールプレイでやりました。

今でこそ、自分のことを話すのが好きで
人の話をあまり聞かない私、と
自分で思っていましたが
昔はそうでもなかったと思い出しました。


昔の私は内気でもあったし、無口でした。
自分のことが全然話せない子どもでした。

そんな私はどうやらいつも聞き役になっていました。

自分のことを話し続ける人がいても
それを遮って
自分のほうに話題を持っていくことが
できなかったのです。

また、私は何も知らないから人の話はためになる。
自分の知らない世界のことがわかるとも
感じていたのは事実です。





今の私を知っている人は
信じられない、というでしょうか。

それとも、その感じは残っているというでしょうか。





その自分がいつごろから出たがりに
なったんでしょうね(笑)

リトミックが確実に関係していますね。

リトミックは自己表現を学びます。
自分ならどう表現するか
自分の出し方、表現の仕方を
いつも考えるようになっていました。

ましてや講師として人前に立たねばなりませんから
恥ずかしがっているわけにもいきません。


今回、傾聴講座で話すことと
聴くことの両方をやってみて
聴き役は楽だな、性に合っているなと
感じたのです。


人が話しやすいように
話が盛り上がっていくように仕向けたい
自分がいました。
(傾聴ではこれがいいかどうかわかりません)


それを昔は自分を抑圧して人に合わせて
しまうのだと、思ったこともありました。

けれど今は話を聴いてあげたい自分が
今も昔も確かにいたんだと
感じる機会になりました。

人の本質はそう変わらないというから
それが本来の自分なのでしょう。


こう書きつつも
(家族は、ちっとも話を聴かないよ
と思っていることでしょう😓







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遅生まれ、早生まれとその後の人生の関係

2023年11月13日 | 雑感
2023/11/13


このニュース、とても興味深くて
へぇ~と思ってしまいました。


ちなみに私は3月生まれ。

早生まれが勉強でも運動でも不利だということは
聞いたことがありましたが
反対に4月生まれの子より1年近く早く
教育を受けられるので
かえって得だという話も聞きました。

実際はどうなのでしょう。

・・・・・・・・・・

新生児科・小児科今西洋介医師 は
〈母子手帳にも身長や体重の成長曲線が載っていますけど、
4歳0か月と4歳11か月だと、
体重も約3キロ、身長も約5センチ違う。
かなり体格的な差はあって、
体育の授業などで、差が出ると思います〉


〈アメリカのデータでは、
プロスポーツ選手で早生まれと遅生まれの選手を比べてみると、
遅生まれの人の方が年俸が良いというデータもあります。
大人になってからも差が出るということは、
やはり影響はあると思います」 〉


う~ん、こういわれてしまうと
ちょっとがっかりします。

さらに・・・・

〈東京大学大学院の山口教授によると
 小学4年生から中学3年生までの子どもたち
約100万人のデータを分析。

学力テストから「認知能力」を、
同時に行われたアンケートから「非認知能力」を調べました。

その結果、どの学年で比べてみても、
いわゆる「遅生まれ」の子どもほど成績が良い傾向が
見られたのだそうです。〉

〈高校入試結果についてみても、
早生まれの子が入る学校の平均的な偏差値というのは、
そうでない4月生まれの子どもの偏差値に比べて、
大体4.5も低いということが分かりました〉


これはちょっとショックでしたね。


〈先生やクラスメイトと良い人間関係を築けているか
というところを見ると、
早生まれの子どもたちが、あまり満足していない。
例えば、自己効力感に関しては、
調査したどの学年についても、
年長の子ほど高い傾向がみられたといいます。〉

 
〈大人になってからも、
30歳~34歳の年収で見てみても、
早生まれと遅生まれでは、
年収が4%違うということも分かっているので、
完全に成長しきってからも残る違いであるということが
明らかになっていると思います〉


早生まれと遅生まれには、身体的な差に加えて、
学力、自己効力感などの非認知能力、
さらには将来の年収にまで差があるということが
明らかになったのです。


こういうデータを並べられてしまうと
返す言葉もありません。

私は3月生まれで大変だったのだなあと
自分が憐れに思えてきたわ・・・😰 


学校時代の早生まれの子たちを
思い浮かべてみると
やっぱりおとなしかったというか
リーダー的な子はいませんでしたね。


山口教授は
〈こういった違いっていうのは、本人に全く責任がない、
いつ生まれたかというのは、ほぼ偶然の産物であるわけです。
そういった問題に対して、何もしないというのは、
やはり不公平だろうと考えています〉
と言っています。

「生まれ月に配慮した入試制度などを検討すべき」
だそうで
考えたこともなかったけれど
こういう発想も必要かもしれませんね。


これを読んでいる皆さんは
遅生まれですか、早生まれですか?




コメント (2)
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