はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

ファンタジーオンアイス2019幕張の感想

2019年05月28日 | フィギュアスケート
2019/05/28


幕張公演の感想といっても、BS朝日の放送を見た感想です。

時系列ではなく、まず、羽生さんの感想から。
放映前はマスカレードが素晴らしい、衝撃的という感想が多かったのですが、私は「クリスタルメモリー」のほうがよかったかな。

マスカレードは単純な感じ。
フィギュアスケートは音楽も演技と同じくらい大切です。
演技表現や衣装はとても素敵だと思いますが、歌詞や曲の構成が単純なので、頑張り過ぎずに少し軽めの演技のほうがかえってよいような気がします。

みんながマスカレード!と思ったのは、2か月ぶりに羽生さんを見たことや、あのオペラ座を知っているからこその反応じゃないかしら。確かに絵になる姿です。衣装かっこいいです。

IMG_5162

「クリスタル」のほうが羽生さんの透明感がよく出ていて、「奉げる人」=羽生さんの真骨頂という感じがします。曲もゆっくりとしたバラードでだんだん盛り上がって感情移入しやすく、滑っていてご本人も気持ちよかったのではないかしら。

Toshiさんも歌が乱暴にならず、音程が確かで、声がよく伸びていいですね。


宮原知子ちゃんは、手を抜かない知子ちゃんらしいプロ。でも、清純でまじめな印象の知子ちゃんなので、妖艶さのあるプログラムはその世界観を表すのが難しそう。頑張って。

カペラノは清潔感があってかわいいペアで好きです。
「瞳を閉じて」の雰囲気がよく合う演技。

ハビとナハーロさんのフラメンコオンアイスは、ギターとカンテにだんだん神経が研ぎ澄まされていくように感じて、引き込まれていきました。
素晴らしいと思いました。こういうものがアイスショーでも見られることがうれしくて得した気分、仙台が楽しみです。

私は2018年10月に、アントニオ・ナハーロさん芸術監督のスペイン国立バレエ団の公演を上野で見ました。こちらはバレエとフラメンコの融合で、トウシューズで舞うフラメンコもあって。
フラメンコの熱情と哀愁を帯びた世界観が好きだなあ。


紀平梨花ちゃん、「ブレックファスト イン バグダッド」。新シーズンのショートプロ。シェイリーン・ボーンの振り付け。細かい演技の要求されるプロですが、滑りこなしていましたね。

それにしても、さっとんがエジプト、梨花ちゃんがバグダッド。おなか見せのパンツスタイル。なんとなく雰囲気似ていますね。

ジョニーの白い衣装の「赤いスィートピー」。
ランビエールさんの尾崎豊「I love You」。

これはね、う~ん、辛口でいいかしら。

30代のリッチな大人感のある二人には、ミスマッチな感のある選曲。
聖子ちゃんの初々しい少女の揺れる心、尾崎豊の少年の貧しいがひたむきな恋の歌。
どうしてこの曲にしたのかな。

ランビさんは、去年のショパンのノクターン(ヴァシリエフス君とのコラボ)が素晴らしくて、忘れられません。ああいうのがランビさんらしくていいと思うけどな。

(追記:ランビエールさんは2プログラム滑ったのですね。教えていただきました。テレビ放映がなかったのでわかりませんでしたが、シューベルトの即興曲を滑ったそうです。そうとくれば、まったく違ったイメージの「I Love You」の選曲も理解できました)


ご参考までにランビさん You Tube動画 町田解説

好き勝手なことばかり書きました。

幕張公演お疲さまでした!
私は仙台公演に行きます。
皆さん体調に気をつけて、長い公演を乗り切ってもらいたいと思います。


コメント
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