2023/01/09
昨年末から野宮真貴さんの
『おしゃれはほどほどでいい』を
読んでいました。
野宮真貴さんといえば
元ピチカート・ファイブのヴォーカルで
おしゃれカリスマと言われている方。
先日見た『マリー・クワント展』でも
野宮真貴さんのインタビュー動画が
公式サイトにありましたよ。
本を読んでみると
まあ、私とおしゃれカリスマでは
住む世界が違いすぎます(笑)
住む世界が違いすぎます(笑)
ですが
服はそんなに毎日変えなくてよい。
いつも同じ服でもよいというのは、いたく同意します。
出勤するときには
毎日服を変えていく人が多いと思います。
特に女性では。
しかし野宮真紀さんは、例えば
自分はいつもワンピースと決めたら
それを着ればいいと云います。
「トレードマークといえるものを持てばいい。
自分を貫き通すと、それが個性になる」 (p.60)
そのとおりですね。
いつも同じ服といえば
スティーブ・ジョブズを思い出します。
書いてありました。
「イッセイミヤケの黒タートルネックセーター
リーバイスのデニム、ニューバランスの靴」
私はジョブズの着ていた服の
ブランドを知りませんでしたが
イッセイミヤケの黒ニットだったのね。
ニューバランスは私も履いている。
さてさて
そんなことで自分を振り返ってみると
トレードマークといえるものが全然ないことに
気づきました。
ファッションのポリシーってものが
私にはなかったんですね。
野宮さんは「赤を使うとよい」。
「赤は魔法の色」と書いています。
そういえば
渋谷で『マリー・クワント展』を見終わって
東急本店の通路を歩いていると
前から70代と思われる女性がやってきました。
ベージュがかったグレー系のブルゾン。
同色のパンツで
それだけ見れば、地味な色合いでしたが
赤い革の手袋をして、赤い靴を履いていました。
それがすごく素敵に見えました。
中肉中背のグレイヘアの方でしたけど。
本を読んだばかりだったので
実際に赤を差し色として使っている人を
見かけて、内心「実例がいた」と(笑)
きっとおしゃれな方なんでしょうね。
それから、私も
赤い靴がちょっと欲しくなってしまいました。
赤い靴はひとつも持っていないのですよ。
赤い靴といえば
「あかいくつはいてた 女の子~」
の童謡を思い出すくらいですが…。
買ってみようかな、魔法の色。