雑談力
2019/09/29
先日の茂木健一郎さんが講演会で「雑談力」のことを話していらしたので読みました。
気になったところを要約して書いておきます。
仕事ができる人は雑談がうまい。
雑談にその人の本質が現れる。オーディションやプレセンの場で、できる人かできない人か、ポテンシャルが高いか低いがわかる。できる人の雑談がおもしろいのは視点のユニークさと利他性。
だから雑談に手を抜かない。相手に喜んでもらえる話をする。
雑談は聞き手が主役。
話し手の内容を面白くするのもつまらなくするのも、深めるのも浅くするのも、聞き手次第。聞き手が雑談をコントロールしているのです。
すべての人が話し上手というわけではない。まとまりのない話をする人、同じことを繰り返す人などいますね。
そんな場合にはどう応えるか。
つまりこういうことですよね?
ポイントは○○ですね?
なるほど○○が大事なわけですね?
○○についてもっと聞かせてくれませんか?
○○を具体的に言うとどうなりますか? ・・・・・などとこちらから質問するとよい。
「言いたいことは結局何?」などと言ってはいけない。このあたりの返し方は参考になります。
話題は、人生の一コマを聞く。
その仕事をして一番よかったことは何ですか?
一番の思い出は何ですか?
やっておいてよかったことを3つ挙げるとしたら何ですか?
こういう質問をすると、相手は自分の経験が人の役に立つと思い、話すことで自己肯定感を持つ。
3つと限定することは長々と話したがるのを避けることもできる。・・・なるほどね。羽生君が質問はひとつだけ、あるいは5分だけにしてくださいっていうのと似てます。
これを読んで私も雑談を真剣に考えなくては。雑談は即興の対応力、応答力が要求されるのです。就活の面接にもいかせます。
読んで損はないと思う本。興味のある方は読んでみてください。